2012/05/19

Re: DVDオーディオ 負け規格の悲哀 (@Aliciaのブログ)

親指シフトは負け規格か。
http://blogs.yahoo.co.jp/skysensorsony/5483194.html

私は かつて8mmビデオを持っていた。
私は かつてセガサターンを持っていた。
私は かつてVHDを持っていた。
私は かつて親指シフト入力ワープロを持っていた。

デファクトスタンダードになれなかった悲哀。
きっと ビデオのベータマックス所持者も
その悲哀を味わったであろう。
多分 HD DVDオーナーも。
MDにDCCは規格争いをしたが、どちらも負けだな。
一瞬MDの勝ちかに見えたが 今 MDは消滅している。

親指シフトを使っている人が少ないという現状、そして、JISのような公的な規格になっていない(ただし、Nicola配列はJIS規格で参照されています)ことからすると、ここに出てくるような使われなくなった規格と比べたくなる気持ちは理解できないでもありません。
しかし、この比較は2つの点で違いがあります。
最初に、親指シフトは現在でもハードウェア(専用キーボードや専用キーボードを搭載したノートパソコン)が販売されています。つまり、現役で使えるものとして維持がされているのです。
もう一つは、親指シフトはキーボードを使った文字入力の方法という、コンピューターを使う上での最も基本的な部分に関する技術であることです。このため、技術の寿命は必然的に長くなるという特徴があります。実際、親指シフトは30年以上、その基本的なデザインを変えずにサバイバルに成功しています。この間に、例えばパソコンのOSがどんなに変わったかを考えれば、驚くべきことです。
もちろん、最初に述べた通り、親指シフトを使っている人が少なく、そしてさらに減少していくようだったら、究極的にはサバイブできません。存続のためのエコシステムをどのように作っていくかが親指シフトのコミュニティーの課題です。

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2012/04/12

Re: Japanist2003 (@ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ)

親指シフトはワープロ時代からパソコン時代になってどのように変わったか。
http://www.crazyfenrir.com/archives/3263

やはり親指シフトを使うためには専用の親指シフトキーボードが必要だというのが、よくなかったんだろね。
ワープロ専用機のときはそこそこのシェアがあったけど、それがすたれてPCでワープロを使うようになると、専用キーボードの普及がネックになってしまった。
富士通のPCにしか親指シフトキーボードは付いてなかったし、単体で買うにしても結構高かった。
つーか今でもばか高いけど・・・

親指シフトを使うのに専用キーボードが必要かどうかというのは、親指シフトユーザーのなかでも議論があります。私自身の立場は、親指シフトを使うには専用キーボードが最も簡単だし、問題が起こりにくく、特に初心者にとっては技術的には一番ハードルが低いと思われることなどから、専用キーボードを勧めるというものです。

一方で、これは現状ではコスト的にハードルを高くしていることは確かです。コストがいくらかかってもかまわないという太っ腹な人はそうそう多くないでしょう。どのようにすればこのコストを下げられるかは親指シフトにとり大きな課題です。

ただ、親指シフトの専用キーボード自体にコストアップ要因があるということでもないと私は思います。なぜかといえば、ワープロ専用機の時代には同じ機種なら親指シフトキーボードとJISかなキーボードのどちらを選んでも価格は同じだったからです。これは教訓として覚えておいて良いものです。

パソコン時代になり、親指シフト専用キーボードは確かにJISかなキーボードに比べて高価なものになっています。でも、私は一つの事実を強調したいと思います。それは、「専用キーボードを使いさえすれば事実上どのようなパソコンでも(つまり、ウィンドウズでもマッキントッシュでもリナックスでも)親指シフトを実用的に使える」ということです。つまり、パソコン本体の選択は基本的に自由なのです。

だから、コストパフォーマンスの良いパソコン本体は自由に選べます。技術的なライフサイクルが短い本体を買い替えるのも自由です。一方で、専用キーボードは買い替えずに引き続き使い続ければ良いのです。

そして、親指シフトを使うことによるメリット(楽に早く入力ができる)は長く享受できます。

物事の選択に当たってはメリット・デメリットを細かく分析する必要があります。親指シフトに関してもそれは同じことで、なるべく広い視点で見ることが必要なのだと私は思います。

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2012/03/30

Re: 【親指シフト】Japanist 2003 64bit対応出た!【富士通】 (@河童本舗のblog)

待ってました!
http://blog.livedoor.jp/kappahonpo/archives/3348507.html

修正内容     Windows 7(64ビット) に対応しました。

ウィンドウズで親指シフトを使う際、多くの人が頼りにしているのがJapanist2003。長らく64ビット版がなかったのですが、昨年半ばに「体験版」として登場しました。

体験版の使用期限が3月末だったために、多くの人が気を揉んでいましたが、本日(3月30日)にやっと正式のアップデートとして公開されました。

製品版のJapanist2003のほとんどの機能がこれで64ビットのウィンドウズでも使えるようになりました。これでほっとしている人も多いのではないかと思います。これでしばらくは安泰です。

もっと早く出してほしかった・・・というのはこの際言わずにおきましょう(あ、言っちゃったか)。

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2012/02/18

Re: 世界標準のキーボード (@風の探検隊)

親指シフトは世界標準だ。
http://mach.air-nifty.com/kazetan/2012/02/post-e2a0.html

文字配列が一部違うし、ウムラウト付の文字キーもある。
おまけに親指シフトの「親指右/左キー」のようなものまである(笑)。 
同様のキー配列はスイスのドイツ語圏でも使われていたし
もちろんフランスにはフランス語の打ちやすいキーボードがある。
韓国のキーボードもハングルに対応している。
それぞれの国で自国語の打ちやすい配列として使うことが、
たとえば親指シフトのようなものを使うことこそが、
世界標準ではないかと思うんだけど。

言葉が違えば表記の考え方も違う。だからキーボードでの入力方法は言葉にあったものを選べばよいのは当然です。

そもそも「世界標準」とは何であるかについて深く考察をせずに、キーボードの場合でいえば英語配列のキーボードがそれであるとするのはまったく間違っています。

正しい考え方は上記の引用のように自国語の打ちやすいものを選ぶことこそが世界標準の考え方にかなうものです。

親指シフトに関しては http://twitter.com/#!/I_still_loveyou/status/170649710061813761 の様な見方をする方もいますが、私は上記の引用のように親指シフトこそが世界標準であるとの考え方に賛成します。

さらに具体的なことをいうと、私が http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub14.htm で論じている通り、親指シフトの本質である「親指と他の指の同時打鍵」という考え方を応用すれば、多くの言葉で使いやすいキーボード入力方法が考えられます。

親指シフトが世界標準であるというのは、理念だけでなく具体的な裏付けがあるのです。

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2011/12/21

Re: 受難 (@下手な考えの読書日記)

親指シフトユーザーと宣言する意味
http://d.hatena.ne.jp/yasumuni/20111219/1324310671

カバーの折り返しの著者紹介に「親指シフトユーザー」の文字を見つけた。奥付を見ると2002年第1刷。なぜ2000年代にいたってまだ親指シフトなのか。誰に向けたメッセージなのか。その無意味さ加減に「きっと素敵な人なのだろう」と思う。

自分が親指シフトユーザーであることを他人に向かって言うことの意味はそれぞれ違うと思います。その行為自体の効果は実のところ不明で、もしかしたらここに書かれているように無意味なのかもしれません。

それでもこういう宣言をする親指シフトユーザーがかなりいるというのは事実です。その根底にはやはり親指シフトを好ましく思う気持ちが共通にあるのです。

親指シフトは当初からそうしたユーザーを抱えてきました。今もそれは続いています。それだからこそ親指シフトを使う環境は維持されているのです。

親指シフトユーザーの皆さん、他の人にどう思われるかは別としても、自分が親指シフトユーザーであることをカミングアウトしてみませんか。

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2011/11/21

Re: おわりに&あとがき(親指シフト導入記27) (@京都のほんの片隅から)

親指シフトに興味ある人は必見です。
http://dohenkutsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/27-d440.html

さて、26回に渡って連載してきた「親指シフト導入記」であるが、今回の記事をもって、とりあえず一区切りをつけさせていただくことにしたい。このテーマについて筆者の言いたかったことは、前回までの記事でほぼ書き尽くした感があるからだ。

表題で分かる通り、27回の連載となった親指シフト導入記が一区切りとなりました。著者は入力方法を親指シフトにしようとして、いろいろな方法を試されました。それが時間の経過を追って述べられています。

親指シフトについてこれだけまとまって詳細に述べられているものはこれまで見たことがありません。ずっと読んできましたが、大変役に立つし、親指シフトの普及にためにも大きな貢献となっています。大きな感謝を差し上げたいと存じます。

すべての論点に関して私が詳しいコメントをする能力はありません。もっといえば、書かれていることはほぼ納得がいくものです。その意味で安心して読むことをすすめられます。

以下は全体を通しての私の感想です。

1. 実際に親指シフトを使ってみようと思ったときからの経過を、心の中まで含めて詳しく書いています。あとから振り返ると回り道だったと思えることまで、どのような考えでそのようなことをしてその結果がどうだったかが書かれています。もちろん、現在の達した時点から見ることによるバイアスがまざる可能性もありますが、それでも、親指シフトを常用している人が忘れがちな覚えるまでの途中経過が記されているのは貴重です。

2. 親指シフトに関してこれまで公表されている結果を、著者はできる限り広く調べてその上でとるべき選択の判断材料としていることが伺われます。学術論文ではないので、引用文献の索引といったものがあるわけではありませんが、豊富なリンクや引用がそれを示しています(ありがたいことに拙文をとりあげているところもあります)。これらのリンクをすべて見ることも親指シフトの理解に大きく役立ちます。

3. こうした著者の姿勢から、親指シフトに関する事実に関してはほぼ安心して読み進めることができます。また結論としてあげられている命題についても納得がいくものです。

4. その上で私が感じたかすかな違和感をあげるとすれば「入力方法の違いがどのように最終結果、すなわちできた文章に影響を及ぼすか」についてでしょう。 http://dohenkutsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/22-63d3.htmlhttp://dohenkutsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/23-8948.html に書かれていることは、確かにそのようなことがあってもおかしくはないとは思いますが、私はそこまでは思わず、むしろ入力方法のいかんにかかわらず、文章の質は著者の考え方が第一義的には大事であるとした方が良いと思っています。もちろん、著者は用心深く、

要は、NICOLA入力を「魔法の杖」であるかのように勘違いしないことである。

これは親指シフトに限らず、マインドマップやKJ法といった発想支援ツールにも当てはまることだが、その熱狂的な唱道者の中には、あたかもそのツールを使えばアイデアが湯水のように湧き出してくるかのような言説を垂れ流す人が少なくない。

とも述べていることは指摘しておきます。

5. いずれにしても、この連載は大変役立つもので、私は感謝をしてもしきれない気持ちです。大変なものが出ました。

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2011/11/16

Re: やったぜ! 新ポメラ  ワラジ形コンピュータへの愛と親指シフトについて (@ASCII.jp)

新ポメラと親指シフトの関係、あるいは親指シフトはガラパゴスか。
http://ascii.jp/elem/000/000/649/649538/
http://ascii.jp/elem/000/000/649/649538/index-2.html

しかし、これを正式にサポートしたコンピュータやキーボードは非常に限られている。いくら効率的といってもユーザー数も分からないので、メーカーもおいそれと製品化できないのだ(それでも専門的なユーザー向けに製品は出されてきたが)。

そんなところへ堂々と「親指シフト配列をサポート」と言ってきたのが、今回のポメラ(DM100)である。これを、快挙といわずどうせよというのだ! 奇跡といってもよい。ニュースを見て何かの見間違いではないかと思った人もいるに違いない。

このたびキングジムから発売になるデジタルメモ「ポメラ」の新型機種は親指シフトをサポートしているということで、あちこちで話題になっています。ツィッターやブログでも多くの人が言及しています。(どさくさに紛れて手前味噌の宣伝

ここに書かれているように、とにかく親指シフトをサポートしたものが出てきたということは喜ぶべきことです。私もうれしく思います。親指シフトの一番の弱点はユーザーが少ない(あるいは、ここにあるように、そもそもどのくらいユーザーがいるのか分からない)ことなので、製品として世に出たというのは大変なことだと思います。

日本人は、日本語を使っているという点で、そこは、すでに自分たち独自のガラパゴスな課題を抱えているということだ。それには、思いっきりガラパゴスな端末で解決するというのも悪いアイデアではないはずなのである。問題は、グローバルスタンダードが肩で風を切っているITの世界で、それをやる勇気があるかどうかともいえる。

確かに日本語を使っているのはほぼ日本人に限られますから、独自の世界であるともいえます。親指シフトはそのような独自の世界の問題点を解決するために作られ、見事に成功しています。ただ、それがガラパゴスな解決策なのかというのは少し吟味が必要な気がします。

親指シフトの本質的に重要なところは「親指と他の指の同時打鍵」という方法で、無理なく使いやすい範囲のキーにより多くの文字などを配置できたことだと思います。それと、コンピューターを使うということでソフトウェア的手法を組み合わせることができる(これは親指シフトに限ったことではありませんが)ので、使いやすい入力方法が作れました。

これは必ずしも日本語に限った話ではないのではないかというのが私の仮説です。詳しくは、私のサイトをご覧いただけたらと思いますが、まだ理論的検討の段階とはいえ、いろいろな言語に応用の可能性があると私は信じています。

親指シフトを日本語という枠に閉じ込めておく必要はないと私は思います。親指シフトの本質を考え、どのような応用の可能性があるか、そしてそれをどのように売り込んでいくか、そうした思考方法が親指シフトの普及には必要なのです。

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2011/10/25

Re: ホームポジション (@正義の見方)

親指シフトが広がらなかったのはどうしてか。
http://blog.goo.ne.jp/qwertyuiopqwertyuiop_1949/e/c55b994ec27d2f4486a866bd3e97f10c

親指シフトをデファクトスタンダードにしていれば
日本の生産性が数パーセントあがったのに。
富士通のキンタマが小さすぎたってことか
他メーカーが根性悪だったのだろうけど。

私は当事者ではないので、当時、親指シフトを開発しOASYSに搭載して販売した富士通と他社との間で親指シフトに関してどのような経緯があったかについて確かなことはいえません。

富士通の神田さんはhttp://www.ykanda.jp/oya2.jpgによれば「他社に使わせないといったことは、一度たりともない」と述べています。当事者のうち一方だけの発言ではありますが、反対の意見(富士通は親指シフトを他社に使わせなかった)は少なくとも私は見たことがありません。

ただ、いずれにせよ、親指シフトの使用が広がらなかったのは事実です。上記の引用が主張するように親指シフトが日本の生産性を上昇させるかについては確たる証拠はありませんが、親指シフトが少数派ながらユーザーに愛され使い続けられているという事実は大事です。

親指シフトはその誕生から長い間、基本的な構造を維持しています。だから、これからでもその利用を広げていくことは意味のあることだし可能だと私は信じています。

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2011/10/20

Re: UNIX/Linuxセミナーを受講中 (@副業スタート!副業のやり方を一部上場企業社員が教えます。)

親指シフトを持っていこう。
http://ameblo.jp/hamabusi/entry-11053302267.html

富士通ラーニングメディアだったかな?
なんで、研修用のパソコンは、親指シフトキーボードじゃないんだよ。
と、アンケートに書いておいた。

具体的な状況がよく分かりませんが、リナックスだったら親指シフトが使えます。親指シフトのキーボードを持っていったら完璧ですよ。

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2011/10/12

Re: こころのキー配列 (@佐々木 一郎の公開日記)

親指シフトうそつかない。
http://b-document.blogspot.com/2011/10/blog-post_08.html

ある種の文章は、親指シフト配列のキーボードでは書きづらい、と感じるのである。

それは、自分の思いや考えとは無関係な文章。

(中略)

親指シフトキーボードで、日記やら私的メールやら、20年以上も自分の思いや考えを表現し続けた結果、自分の内面と親指シフトキーボード配列が、直結したような状態になってしまっているらしい。

親指シフトキーボードで書くときは、「自分の内面を表出する」という感覚がある。

心の奥の思いに反する言葉を嘘と呼ぶならば、「親指シフトで嘘はつけない」と言っても大げさではないような感覚。

この方はデスクトップでは親指シフトの使い手、それも20年以上のベテランなのですが、2年ほど前から使い始めたノートパソコンではローマ字入力をされています。どちらでも使えるのですが、それぞれで得意分野があると感じています。

使う道具によってできあがるものが違うことはよくあります。また道具の選択は使い心地に影響を及ぼすこともあります。

上記の引用もそのような状況を示しているのかもしれません。ただし、それが親指シフトとローマ字入力の違いと本質的に結びついているものなのかは難しいところです。もしかしたら、20年間という使ってきた年月によるものだけなのかもしれません。入力の選択の順序が違えば結果は反対になっていたかもしれません。だから、上記のような感想がみんなに共通なものかは分かりません。

親指シフトの使い手は親指シフトの感覚的な良さをいろいろに表現することが多いようです。感覚は人それぞれですから、他人にそのまま当てはまるということは必ずしも期待できません。そういうことを承知の上で、やはり親指シフトは使って気持ちがいいということを言いたくなるのは理由のあることかもしれません。

感覚というのは簡単に定量化したり、比較分析したりすることは難しいものです。そのための方法論が未成熟だからです。だから、感覚だけをもって優劣を決めることには慎重であるべきです。その上で親指シフトを使っている人の実際の声に耳を傾けることは意味のあることなのです。親指シフトなら嘘はつけないからです(笑)。

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2011/09/05

Re: 親指シフトは初期投資が大きいのが難点か (@中川岳志のブログ) 他1件

親指シフトのコストとは。
http://trefoglinefan.jugem.jp/?eid=1352

職人仕事もそうなのですが、いい仕事をしてもらうより、分からないように手を抜いて安く仕上げた方が喜ばれるのです。ある意味ローマ字入力にも、そうしたものが感じられてなりません。

(中略)

という訳で今の時代、日本語タイピングは一生の関わりになります。ですから、親指シフトに知力の初期投資するのもいいのではと思います。

どんなことでも現状を変えることにはコストがかかります。だから変えることには必ず抵抗があります。変えることが長期的にはコストを下げて仕事の質が高まるということが分かっていてもです。

親指シフトがローマ字入力やJISかな入力に比べて、使いやすさ、速度、覚えやすさなどで優位にあることは明らかです。それでも親指シフトに乗り換えるには大変です。金銭的なコストに加えて、新しいことを身につけるには時間的なコストもかかるからです。

ですからある人を親指シフトに乗り換えさせるには、短期的なコストは長期的には(といっても何年もかかるわけではないが)十分に回収可能であることを理解してもらう必要があります。このための理論武装ができているかが親指シフトを普及させるための鍵となります。

2011年9月4日(日曜日): 前向きとポジティブとは、違う。 (@徒然草むしり)
http://reviken.blog6.fc2.com/blog-entry-3502.html

某社だってどうせ全員ローマ字入力なんだから、危急存亡のおりに俺を頼るんだったら親指シフトで揃えときゃいいじゃん、と真剣に思う。親指シフトで叩けと は言わないが、どうせローマ字入力してるんだったら親指シフトキーボードを設置しておくデメリットは皆無だ。ここんとこ、日本人が全員間違えているんだよ ね、残念でならない。

一人の人間を親指シフトに乗り換えさせるのが大変ならば、大きな組織、例えば会社や国全体を変えることはもっと大変です。個人にとっても損得だけでなく、組織全体について考える必要があるからです。これは少し大げさな言い方をすれば政治的な問題なのです。だからアプローチも政治的なセンスが必要なのです。

日本人全員とまで言わなくても多くの人に親指シフトに乗り換えるコストを納得させられるような論理を用意できていたか、そして、その論理で説得する活動を続けてきたか、これが親指シフトのコミュニティーに突きつけられた課題なのです。

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2011/08/14

Re: まだ継続使用中 (@総角)

親指シフトに抵抗がないのはどのような人か。
http://agemaki.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-35de.html

私の場合、配偶者様はコンピューター関係は苦手でいままでほとんど使っていなかったくらいということで、キーボードが何であろうと使いこなしが最低限というレベル。
素人ゆえに親指シフト入力に抵抗もなく、親指キーとの組み合わせだけ教えたら、かなモードでなんとか使っているようです。
ある程度使いこなせている人よりも素直に受け入れるから都合がいいみたいですね。

コンピューターによる文字入力を最初に習う時に親指シフトを使うというのは、おそらく現状ではほとんどないと思われます。特に子供のときからパソコンを使うということが常態化している現在、その場に親指シフトキーボードがなかったり、親指シフトを教えることができる人がいなければ、親指シフトという方法があることさえも知らずに過ごしてしまうでしょう。

上記は、大人になってからほぼ初めてのパソコンでの入力が親指シフトという、まれな例なのでしょう。教える方が親指シフトのユーザーであるというバイアスを差し引いても、初めてでも親指シフトはスムーズに覚えられるという観察は興味深いところです。これは、いつも私が言っていて日本語入力コンソーシアムも強調している「親指シフトは覚えるもの上達するのも速い」ということと整合的です。

現状では難しいのは承知でいえば、文字入力を学ぶという場で親指シフトも他の方法と同じスタートラインに立たせてもらえるようになってほしいものです。

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2011/07/25

Re: JISカナ・キーボードの存続が危うい (@賀茂街道から2)

親指シフトが死んだというのは誇張されている。
http://genjiito.blog.eonet.jp/default/2011/07/post-7e6c.html

JISカナ・キーボードによるカナ漢字変換方式は、日本人が開発した、すばらしい日本文化の逸品だと思います。あの入力スピードを誇っていた富士通の親指シフト方式が姿を消した今、JISカナ入力だけでも世界技術遺産(?)に登録すべきです。

親指シフトはもちろん生きていますし、活躍できる場は増えています。「日本人が開発した、すばらしい日本文化の逸品」とはまさに親指シフトにこそふさわしい呼称です。世界技術遺産にならなくても(OASYS100と親指シフトキーボード試作機は情報技術遺産になっていますが)、人々に愛され使い続けられています。

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2011/07/22

Re: きみはてんし (@【ロック・洋楽・歌詞・訳詩・英語・英会話】 ROCK'N'ROLL ENGLISH@ブログ)

親指シフトとジミ・ヘンドリクスとの関係は。
http://rock-english.blogspot.com/2011/07/blog-post.html

「とりあえず、文字の打ち方覚えてよ。『親指シフトキーボード』だって」

(中略)

   ”は  と  き  い  ん”

(中略)

    ”せ  け  て  し  う”

(中略)

    ”きみは てんし”

(……)

ちょっとだけ、感動した。
…やるなあ、キーボード。

はるか、昔のお話でした。
それではここで、ジミ・ヘンドリックスの「天使」を。

親指シフトを練習したことがある人でこのような経験をした人もいるかもしれませんね。親指シフトは中段の使いやすいところによく使われる文字をおいているために、練習の割合最初から意味のある文章を作りやすくなっています。これは練習する人にとっては、つまらなさを軽減する効果があると思います。

こんなところにも親指シフトの良さがあるのですね。

ところで親指シフトとジミ・ヘンドリクスとの関係については以下もご覧ください(笑)。
http://www.amazon.co.jp/review/R2V5MAYMNGDIEP/ref=cm_cr_dp_perm?ie=UTF8&ASIN=4048677306&nodeID=465392&tag=&linkCode=

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2011/07/21

Re: 特殊なキー入力方式の効率性と選択の自由のトレードオフ。親指シフトとT9入力ユーザーの視点から。 (@勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!)

親指シフトは選択の自由をせばめているか。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/07/t9-e5cf.html

親指シフトにしても、T9にしても、問題は、その入力方式が複雑すぎて、メジャーにならないことです。そのため、パソコンも、携帯も、選択肢が狭まる中で探すことになります。

親指シフトの場合、無変換と変換キーの位置が鍵になります。これが、なるべく近づいていて、スペースが小さい方がいい。その視点から、レッツノートやHHKBは最適です。

T9については知りませんが、親指シフトがメジャーでないのは確かです。ただし、それが複雑すぎるからなのか、あるいはそもそも親指シフト入力はそれほど複雑なものなのかは議論があると私は考えます。

親指シフトがローマ字入力やJISかな入力に比べて覚えるのも上達するのも速いということはこれまで何回かこのブログで指摘しました(詳しくは日本語入力コンソーシアムのウェブページをご覧ください)。

http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htm

使うのに面倒で複雑なものだったらこのような結果になるでしょうか。親指シフトが難しいというのは、本当のように思われていますが、事実として否定されているのです。親指シフトの普及という面からは、これを間違えてはならないと私は思います。

親指シフトが使える環境を選ぶというのも確かに一理あります。特にキーボードが固定されているノートパソコンのような場合は厳しい状況なのは確かです(ところで勝間さんはなぜ親指シフト専用キーボードを使わないのだろう)。

しかし、これも何回か指摘してきたことですが、親指シフトが使える環境はずっと広がり続けています。親指シフトを使うことが富士通のOASYSを使うこととほとんどイコールだったワープロ専用機の時代と比べれば、現在はウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスという主要なOSで実用的に親指シフトが使える環境があります。つまり、ほとんどすぺてのパソコンで親指シフトは実用的に使えるのです。この事実こそが親指シフトの健全さ、頑健さを示すもので、現状の困難(これがあることは否定しませんが)だけにとらわれていては普及の力にはならないのです。

メーカーや開発者のみなさま、ぜひ、どちらもなくさないでくださいね!!

まさしく私もそのように願っていますが、私は楽観的です。親指シフトという技術の性格、これまでの歴史は、親指シフトへのサポートはなくならないということを示しているのです。

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2011/07/07

Re: 親指シフト3ヶ月 (@shiology) 他1件

親指シフトを始める人がいる。親指シフトをやめる人がいる。
http://shiology.com/shiology/2011/07/2423-110630-3-4.html

4月1日に親指シフトを始めて3ヶ月。
ローマ字入力より、はるかに楽で速い。
ステキな入力方法です。

実際に入力速度を計測していませんし、調子に乗って打っていると間違えるので、トータルで本当にローマ字入力より速いかはわかりませんが、体感的には明らかに速いです。

最近、親指シフトのことをshiologyに書いていませんでしたが、それほどまでに「当たり前」になったということ。
親指シフトよりほぼ2倍の打鍵数を必要とするローマ字入力にはもう戻れません。
キーボードで、ホームポジションのある中央の段(左端に「A」のある段)だけで日本語の5割以上、その段と1つ上の段(左端が「Q」の段)を合わせると日本語の9割以上を入力できます。なので効率的だし、親指シフトを始めてから指が位置を覚えるのも速いです。

ローマ字入力から親指シフトに変えて3ヶ月での感想です。親指シフトユーザーだったらその通りと感じるところが多いのではないでしょうか。

入力速度に関しては公平な条件の下で客観的な数字を出すための実験はあまりされていないので、いきおい、断片的な情報やユーザーの感覚に頼らざるを得ないところがあります。私の個人的な感覚ではローマ字入力に比べると親指シフトは入力速度(打鍵速度ではなく文章の仕上がりまでの速度で)3~4割早いのではないかと思います。もちろん、これは人により違いがあるはずですが、両方を経験した方はたいていの場合、親指シフトの方が速いと感じています。

それと同時に、ここにあるように実際の入力速度が分からなくても「体感的に明らかに速い」と感じるのはどうしてでしょう。私の仮説は、入力方法としての親指シフトの「自然さ」によるのではないかというものです。これは例えば、文字の出現頻度などを考慮した合理的な配列や、1打鍵が1かな文字に対応するという規則性が貢献しているのではないかということです。このあたりは、理論的に解明されているとは思えないのでさらに研究が必要かと思います。

なお、細かなことですが、「親指シフトよりほぼ2倍の打鍵数を必要とするローマ字入力」というのは少し数値が大きすぎます。文字部分だけを比べたら平均すれば1.7倍くらいでしょう。また漢字変換のためのキー操作(両方の入力方式で同じ回数が必要だとして)を考慮すればこの差はさらに縮まります。

ご報告 (@舟歌が聞こえる)
http://tozan28.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/07/post_9b74.html

最近、始動スイッチオンから、画面展開の動作が非常にニブクなる。原因が、標準キイボードの打鍵を書くより早いワープロ時代からの親指シフトに変換した十年以上も古い年式のOASYSソフトのインストールファイルの荷重負担・・・

今は、寄稿の仕事も少ないし、膨大な不要なファイルも機内に溜まっているはず。

日夜よく働いてくれたパソコンを楽にしてやろうと、ソフトウエアをすべて初期化をして機内機構を原点へ戻し  キイボードの打鍵をローマ字変換で再スタート・・・

打鍵が不馴れで、もう少々お待ちを・・・・・・

パソコンの機種変更や、この方のように初期化をするときは、いろいろなものを整理するチャンスです。使わなくなったソフトやファイルも整理の対象となります。ここにあるように古いソフトが仕事の能率を下げているのだったらそれもしょうがないところはあります。

でも、でも、「親指シフト」は捨てなくても良かったのでは。親指シフトはワードなどのソフトでももちろん使えます。親指シフトのためのソフトは例えばJapanist2003を使えば良いだけです。OASYS全部をインストールする必要はありません。

このような時に、親指シフトから離れて行ってしまう方がいるのは大変残念なことです。きちんとした情報が伝わっていたら結果は変わっていたのではないかと思うとなおさらです。これが親指シフトの課題なのです。

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2011/06/05

Re: 親指シフト (@ねこのーとのブログ) 他3件

親指シフトへのさまざまな思い。
http://neconote5210.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-9256.html

親指シフトに変えてから、五年くらいたつ。
たくさんの文章をうつには最高に楽だからかな入力から親指シフトに替えたといういきさつがある。

(中略)

そのうち長編の小説を書くつもりだ。
そのときこそ親指シフトの真価が発揮されるのではないかと思っている。

前のポストから結構経ってしまいました。忘れないうちに、親指シフトのことを書いたいくつかのブログ記事をご紹介します。私のコメントはなるべく簡単にします。

親指シフトが一番偉力を発揮するのはここにあるように多くの文章を考えながら作成する場合です。自然で使いやすい、だから大量の文章を速く書いても疲れないという特長が一番生かされる場面です。もちろん、その他の場面だって親指シフトが活躍できるところはたくさんあります。

アロマ(2回目) (@そわそわブログ♪~(・∀)ノシ)
http://noporu.at.webry.info/201106/article_1.html

ついでだけど親指シフトにはアロマとはまた別の種類の安らぎがあります。親指シフトを身につけるとリラックスして長い文章が打てるようになりますからね。仕事にもプライベートにも最適です。

私はアロマがどのようなものか、どんな安らぎの気分になるのか知らないのですが、親指シフトだとリラックスして長い文章が打てるというのは同感です。親指シフトキーボードはコンピューター製品売り場ではなくて健康グッズの売り場で販売したら良いかもしれませんね(笑)。

新しい好奇心、新しい学びへ クリスタルの子供 Learner (@そんな私のカードな日々(ボイジャータロットから見るスピリチュアル))
http://laetitiat.exblog.jp/16080719/

パソコンに出遅れたのは、ワープロで親指シフトを使っていたから。

時代がワープロ専用機からパソコンに移ろうとしていたときに親指シフトユーザーの移行がうまくできなかったのは返す返すも残念なことです。でも、今からでも親指シフトに戻ることはできます。親指シフトはずっと待ち構えていたのです。

親指ユーザー (@a moonlight night...)
http://moonseven.blog110.fc2.com/blog-entry-664.html

親指シフトとか活用してる人とかいるんでしょうか?

はい、たくさんいます!

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2011/05/19

Re: 2011年05月18日のツイート (@@InoueYumehito の Twitter)

親指シフトを人にすすめられるか。
http://d.hatena.ne.jp/inoue_yumehito/20110519/1305752574

親指シフトにしていると、マシンの選択の自由がなくなるというのが切り替えた最大の理由でした。たくさんの人に親指シフトを奨めてしまったので、かなり後ろめたかったですが。

この方が親指シフトからローマ字入力に替えたのがいつ頃なのか、どのような親指シフトの機種を使っていたのか不明ですが、もし人に親指シフトをすすめたことの後悔の理由が親指シフトが富士通のOASYSでしか使えないことだったとしたら、その条件は現在は大きく変わっています。

私はこれまでにも、現在、親指シフトは主要なOSで実用的に使える環境があることを強調してきました。キーボードが固定されているノートパソコンを除けば、事実上すべてのパソコンで親指シフトを使おうと思えば使えるのです。

親指シフトはコンピューターを使った文字入力というOSの違いによらない基礎的な技術なのです。だから、現在のように機種を選ばず使えるようになることは自然であり必然なのです。もちろん、そのような環境を作るためには関係者の意識的な努力が必要なのですが、親指シフトが機種を選ぶというのは少なくとも当たっていないと私は考えます。

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2011/05/06

Re: 「作法と機種の橋渡し」 (@ルックバック・デザイン)

親指シフトの過去、そして未来。
http://transphase-d.jugem.jp/?eid=1

御覧のように、このキーボードは出版社のアスキーから1991年に発売されたものでして、
そのため、
・ DOS系のAX-PC と、
・ NECのPC-98系と、
・アップルの マッキントッシュなど
どれにでも接続可能でした。

その上、富士通オアシスの「親指シフトモード」も標準で搭載していて、
当時流通していた各種のフロントエンドプロセッサにも対応していましたから
たとえば、
「マッキントッシュで、VJEβを使いながら、親指シフトモードで入力する」
なんてことも可能でした。

1990年頃といえば、日本語ワープロの全盛期を通り越して、徐々にパソコンに人々の興味が移りだしていった時期です。パソコンのプラットフォームもばらばらだったわけですが、日本語ワープロのような規格の乱立よりはましだったような気がします。それでも違った規格の間ではソフトウェアだけでなくハードウェアも互換性が低いのが実情でした。

この時期は親指シフトにとっては「日本語入力コンソーシアム」の設立という節目でもありました。パソコンの普及に伴い、これまで日本語ワープロで使ってきて慣れている親指シフトが使い続けられるかどうかが親指シフトユーザーの関心事でした。コンソーシアムはまさしくそれに対応して、多くの企業の参加を得て、どのようなプラットフォームでも親指シフトが使えるような環境を作ろうという理念を持っていました。上記の引用のように実際にさまざまな環境で使える製品も作られたことは、この理想の具現化とも言えます。

その後の親指シフトを取り巻く環境は正直に言って、必ずしも満足のいくものではなかったでしょう。もちろん、それでも各種のプラットフォームで親指シフトを使えるようにする工夫や努力がされていて、曲がりなりにも親指シフトの伝統は維持されてきました。

そして現在の親指シフトを見ると、USB接続の専用キーボードをウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスといった主要なOSで実用的に使える環境があります。ある意味では1990年頃に理想としていた環境が実現しているのです。

親指シフトの社会での受け入れ度合いはまだまだ低いと言わざるを得ません。しかし、歩みは止めていないし、ましてや絶滅に向かっているというのは間違っているのです。

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2011/05/05

Re: 【パソコン歴史浪漫】29 ●ワープロV字進化論 ~OASYS 100 (@サンロフトの本とテレビの部屋)

親指シフトという奇跡。
http://ameblo.jp/kagra/entry-10881180591.html

東芝JW-10の名と630万円という値段はずっと以前から知っていたが、「プロジェクトX」等で開発の経緯が紹介され、その先進性に驚かされた。
パソコン用ワープロソフトの歴史では、単漢字変換、熟語変換、文節変換、連文節変換と進んだので、ワープロ専用機もそうだろうと思い込んでいた。しかし、東芝は日本語文法の研究にまで踏み込んでいたのだ。表示や印字も24ドットであり、PC-9801でいえば「松」ないし「一太郎」に相当するのではないか?

(中略)

富士通OASYSシリーズは、誕生時から「親指シフト」という独自のキーボードを使ったかな漢字変換方式だった。キーボードが一般化した後に効率的なキー配列が研究されたのではない。日本語(かな漢字混じり文)の入力方法が模索されていた時期だからこそ、独自キーボードが生まれ得たのである。
NECのM式キーボード、TRONキーボードを彷彿させる手の形に合わせたキーボードが、研究当初から試作されていたのも驚きだ。
「親指シフト」は、手前中央のシフトキーとかなキーを同時に打って入力する。シフトキーを押しながらかなキーを押しても、何も入力されない。まさに同時に打つのだ。この方式のキーボードを他に知らない。恐らく、存在しないだろう。

親指シフトは1980年頃、日本語ワープロの黎明期に富士通のワープロOASYSのために開発されました。それは日本語の入力という難しい問題を解決するために行われたさまざまな技術革新の一つでした。

この時期は日本語ワープロという製品ジャンルが確立されようとした時期なので、各メーカーは競って新技術を開発して製品として投入していきました。日本語入力に関する技術はその中でも中心的な課題でした。だから各社とも工夫をこらして製品化していました。そうした技術の中には、すぐに日本語ワープロ用としては使われなくなってしまったものもありますが、その後の携帯電話などのポータブル端末のための技術として使われているものもあるようです。

親指シフトはそうしたものと比べると驚くほど当初の考え方やデザインを維持して今日まで使い続けられています。親指シフトはキーボードによる日本語入力という基本的な技術に関するものなので、当初のデザインの健全さや頑健さがその後のサバイバルのために大きく役立ったと言えるでしょう。それはある意味で奇跡的なことなのかもしれません。

親指シフトに関してはもう一つ奇跡といってよいものがあると私は思っています。それは、そもそも親指シフトが生み出され実際に製品として世に出たということです。考えられた技術が実際に使われる頻度はそれほど多くありません。それではなぜ親指シフトは製品として世に出ることができたのか私の仮説で考えてみたいと思います。

コンピューターが個人的に使えるようになったのは米国などの英語圏が最初です。ですからコンピューターで文章の処理をする、特に文字を入力するという技術に関しては英語での利用を考えれば良かったのです。人間とのインターフェースに関していえば、基本的にはタイプライター時代の技術を少し改良すれば良かっただけです。

ところが日本語の場合はそうではありません。文字セットのサイズなどが英語とは大きく異なるので、タイプライター時代の技術では小型のキーボードで入力することは不可能でした。それを解決するのがかな漢字変換やローマ字入力だったわけです。しかし、親指シフトはそれをもう一捻りして、根本に立ち返って検討した結果だったのです。その背景には製品ジャンルの黎明期に業界をあげて解決策を模索していた日本語入力の問題への深い洞察があったのだと思います。

文字の入力が難しいということでいえば、英語などのアルファベットを使う言語以外の言語も同じ問題を抱えています。日本の近隣でいえば韓国語や中国語も同じ悩みを持っていたと思います。こうした言葉が使われる地域でのワープロの普及期(特に当初の時期)の状況について詳しく知っているわけではないですが、日本のように業界あげての努力といったものはあまりなかったのではないかと私は思います。

この原因としては、経済発展の度合い(個人がコンピューターを買えるようになるレベルに達した時期)と、技術開発のスピードや力点の違いがあったのだと思います。日本のようなワープロ専用機というジャンルが発達する時期を経ずに、パソコン時代に直接行ってしまったので、文字入力のようなマイナー(と誤解されている)な技術よりアプリケーション開発などの方により多くのリソースが割かれるようになってしまったのです。だから、文字入力に関しては、ありていに言えば、間に合わせの技術ですませてしまい、日本語入力における親指シフトのような根本まで考えたものは生まれなかったのです。

親指シフトが生まれ実際に製品として世に出たことは、もちろん開発者や富士通の努力によるものです。しかしその背景には、これまで述べたようなコンピューターという技術をめぐる大きな時代の流れもあったのだと思います。その意味で親指シフトは "in the right place at the right time" という時の運に乗れたという奇跡の賜物だったのかもしれません。もちろん、その後のサバイバルにはそれだけでは足りないのは当然で、それは前述の基本的デザインの健全さや頑健さによるものなのです。

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