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2011年9月の記事

2011/09/05

Re: 親指シフトは初期投資が大きいのが難点か (@中川岳志のブログ) 他1件

親指シフトのコストとは。
http://trefoglinefan.jugem.jp/?eid=1352

職人仕事もそうなのですが、いい仕事をしてもらうより、分からないように手を抜いて安く仕上げた方が喜ばれるのです。ある意味ローマ字入力にも、そうしたものが感じられてなりません。

(中略)

という訳で今の時代、日本語タイピングは一生の関わりになります。ですから、親指シフトに知力の初期投資するのもいいのではと思います。

どんなことでも現状を変えることにはコストがかかります。だから変えることには必ず抵抗があります。変えることが長期的にはコストを下げて仕事の質が高まるということが分かっていてもです。

親指シフトがローマ字入力やJISかな入力に比べて、使いやすさ、速度、覚えやすさなどで優位にあることは明らかです。それでも親指シフトに乗り換えるには大変です。金銭的なコストに加えて、新しいことを身につけるには時間的なコストもかかるからです。

ですからある人を親指シフトに乗り換えさせるには、短期的なコストは長期的には(といっても何年もかかるわけではないが)十分に回収可能であることを理解してもらう必要があります。このための理論武装ができているかが親指シフトを普及させるための鍵となります。

2011年9月4日(日曜日): 前向きとポジティブとは、違う。 (@徒然草むしり)
http://reviken.blog6.fc2.com/blog-entry-3502.html

某社だってどうせ全員ローマ字入力なんだから、危急存亡のおりに俺を頼るんだったら親指シフトで揃えときゃいいじゃん、と真剣に思う。親指シフトで叩けと は言わないが、どうせローマ字入力してるんだったら親指シフトキーボードを設置しておくデメリットは皆無だ。ここんとこ、日本人が全員間違えているんだよ ね、残念でならない。

一人の人間を親指シフトに乗り換えさせるのが大変ならば、大きな組織、例えば会社や国全体を変えることはもっと大変です。個人にとっても損得だけでなく、組織全体について考える必要があるからです。これは少し大げさな言い方をすれば政治的な問題なのです。だからアプローチも政治的なセンスが必要なのです。

日本人全員とまで言わなくても多くの人に親指シフトに乗り換えるコストを納得させられるような論理を用意できていたか、そして、その論理で説得する活動を続けてきたか、これが親指シフトのコミュニティーに突きつけられた課題なのです。

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