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2011/07/21

Re: 特殊なキー入力方式の効率性と選択の自由のトレードオフ。親指シフトとT9入力ユーザーの視点から。 (@勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!)

親指シフトは選択の自由をせばめているか。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/07/t9-e5cf.html

親指シフトにしても、T9にしても、問題は、その入力方式が複雑すぎて、メジャーにならないことです。そのため、パソコンも、携帯も、選択肢が狭まる中で探すことになります。

親指シフトの場合、無変換と変換キーの位置が鍵になります。これが、なるべく近づいていて、スペースが小さい方がいい。その視点から、レッツノートやHHKBは最適です。

T9については知りませんが、親指シフトがメジャーでないのは確かです。ただし、それが複雑すぎるからなのか、あるいはそもそも親指シフト入力はそれほど複雑なものなのかは議論があると私は考えます。

親指シフトがローマ字入力やJISかな入力に比べて覚えるのも上達するのも速いということはこれまで何回かこのブログで指摘しました(詳しくは日本語入力コンソーシアムのウェブページをご覧ください)。

http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htm

使うのに面倒で複雑なものだったらこのような結果になるでしょうか。親指シフトが難しいというのは、本当のように思われていますが、事実として否定されているのです。親指シフトの普及という面からは、これを間違えてはならないと私は思います。

親指シフトが使える環境を選ぶというのも確かに一理あります。特にキーボードが固定されているノートパソコンのような場合は厳しい状況なのは確かです(ところで勝間さんはなぜ親指シフト専用キーボードを使わないのだろう)。

しかし、これも何回か指摘してきたことですが、親指シフトが使える環境はずっと広がり続けています。親指シフトを使うことが富士通のOASYSを使うこととほとんどイコールだったワープロ専用機の時代と比べれば、現在はウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスという主要なOSで実用的に親指シフトが使える環境があります。つまり、ほとんどすぺてのパソコンで親指シフトは実用的に使えるのです。この事実こそが親指シフトの健全さ、頑健さを示すもので、現状の困難(これがあることは否定しませんが)だけにとらわれていては普及の力にはならないのです。

メーカーや開発者のみなさま、ぜひ、どちらもなくさないでくださいね!!

まさしく私もそのように願っていますが、私は楽観的です。親指シフトという技術の性格、これまでの歴史は、親指シフトへのサポートはなくならないということを示しているのです。

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