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2011年7月の記事

2011/07/25

Re: JISカナ・キーボードの存続が危うい (@賀茂街道から2)

親指シフトが死んだというのは誇張されている。
http://genjiito.blog.eonet.jp/default/2011/07/post-7e6c.html

JISカナ・キーボードによるカナ漢字変換方式は、日本人が開発した、すばらしい日本文化の逸品だと思います。あの入力スピードを誇っていた富士通の親指シフト方式が姿を消した今、JISカナ入力だけでも世界技術遺産(?)に登録すべきです。

親指シフトはもちろん生きていますし、活躍できる場は増えています。「日本人が開発した、すばらしい日本文化の逸品」とはまさに親指シフトにこそふさわしい呼称です。世界技術遺産にならなくても(OASYS100と親指シフトキーボード試作機は情報技術遺産になっていますが)、人々に愛され使い続けられています。

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2011/07/22

Re: きみはてんし (@【ロック・洋楽・歌詞・訳詩・英語・英会話】 ROCK'N'ROLL ENGLISH@ブログ)

親指シフトとジミ・ヘンドリクスとの関係は。
http://rock-english.blogspot.com/2011/07/blog-post.html

「とりあえず、文字の打ち方覚えてよ。『親指シフトキーボード』だって」

(中略)

   ”は  と  き  い  ん”

(中略)

    ”せ  け  て  し  う”

(中略)

    ”きみは てんし”

(……)

ちょっとだけ、感動した。
…やるなあ、キーボード。

はるか、昔のお話でした。
それではここで、ジミ・ヘンドリックスの「天使」を。

親指シフトを練習したことがある人でこのような経験をした人もいるかもしれませんね。親指シフトは中段の使いやすいところによく使われる文字をおいているために、練習の割合最初から意味のある文章を作りやすくなっています。これは練習する人にとっては、つまらなさを軽減する効果があると思います。

こんなところにも親指シフトの良さがあるのですね。

ところで親指シフトとジミ・ヘンドリクスとの関係については以下もご覧ください(笑)。
http://www.amazon.co.jp/review/R2V5MAYMNGDIEP/ref=cm_cr_dp_perm?ie=UTF8&ASIN=4048677306&nodeID=465392&tag=&linkCode=

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2011/07/21

Re: 特殊なキー入力方式の効率性と選択の自由のトレードオフ。親指シフトとT9入力ユーザーの視点から。 (@勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!)

親指シフトは選択の自由をせばめているか。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/07/t9-e5cf.html

親指シフトにしても、T9にしても、問題は、その入力方式が複雑すぎて、メジャーにならないことです。そのため、パソコンも、携帯も、選択肢が狭まる中で探すことになります。

親指シフトの場合、無変換と変換キーの位置が鍵になります。これが、なるべく近づいていて、スペースが小さい方がいい。その視点から、レッツノートやHHKBは最適です。

T9については知りませんが、親指シフトがメジャーでないのは確かです。ただし、それが複雑すぎるからなのか、あるいはそもそも親指シフト入力はそれほど複雑なものなのかは議論があると私は考えます。

親指シフトがローマ字入力やJISかな入力に比べて覚えるのも上達するのも速いということはこれまで何回かこのブログで指摘しました(詳しくは日本語入力コンソーシアムのウェブページをご覧ください)。

http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htm

使うのに面倒で複雑なものだったらこのような結果になるでしょうか。親指シフトが難しいというのは、本当のように思われていますが、事実として否定されているのです。親指シフトの普及という面からは、これを間違えてはならないと私は思います。

親指シフトが使える環境を選ぶというのも確かに一理あります。特にキーボードが固定されているノートパソコンのような場合は厳しい状況なのは確かです(ところで勝間さんはなぜ親指シフト専用キーボードを使わないのだろう)。

しかし、これも何回か指摘してきたことですが、親指シフトが使える環境はずっと広がり続けています。親指シフトを使うことが富士通のOASYSを使うこととほとんどイコールだったワープロ専用機の時代と比べれば、現在はウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスという主要なOSで実用的に親指シフトが使える環境があります。つまり、ほとんどすぺてのパソコンで親指シフトは実用的に使えるのです。この事実こそが親指シフトの健全さ、頑健さを示すもので、現状の困難(これがあることは否定しませんが)だけにとらわれていては普及の力にはならないのです。

メーカーや開発者のみなさま、ぜひ、どちらもなくさないでくださいね!!

まさしく私もそのように願っていますが、私は楽観的です。親指シフトという技術の性格、これまでの歴史は、親指シフトへのサポートはなくならないということを示しているのです。

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2011/07/07

Re: 親指シフト3ヶ月 (@shiology) 他1件

親指シフトを始める人がいる。親指シフトをやめる人がいる。
http://shiology.com/shiology/2011/07/2423-110630-3-4.html

4月1日に親指シフトを始めて3ヶ月。
ローマ字入力より、はるかに楽で速い。
ステキな入力方法です。

実際に入力速度を計測していませんし、調子に乗って打っていると間違えるので、トータルで本当にローマ字入力より速いかはわかりませんが、体感的には明らかに速いです。

最近、親指シフトのことをshiologyに書いていませんでしたが、それほどまでに「当たり前」になったということ。
親指シフトよりほぼ2倍の打鍵数を必要とするローマ字入力にはもう戻れません。
キーボードで、ホームポジションのある中央の段(左端に「A」のある段)だけで日本語の5割以上、その段と1つ上の段(左端が「Q」の段)を合わせると日本語の9割以上を入力できます。なので効率的だし、親指シフトを始めてから指が位置を覚えるのも速いです。

ローマ字入力から親指シフトに変えて3ヶ月での感想です。親指シフトユーザーだったらその通りと感じるところが多いのではないでしょうか。

入力速度に関しては公平な条件の下で客観的な数字を出すための実験はあまりされていないので、いきおい、断片的な情報やユーザーの感覚に頼らざるを得ないところがあります。私の個人的な感覚ではローマ字入力に比べると親指シフトは入力速度(打鍵速度ではなく文章の仕上がりまでの速度で)3~4割早いのではないかと思います。もちろん、これは人により違いがあるはずですが、両方を経験した方はたいていの場合、親指シフトの方が速いと感じています。

それと同時に、ここにあるように実際の入力速度が分からなくても「体感的に明らかに速い」と感じるのはどうしてでしょう。私の仮説は、入力方法としての親指シフトの「自然さ」によるのではないかというものです。これは例えば、文字の出現頻度などを考慮した合理的な配列や、1打鍵が1かな文字に対応するという規則性が貢献しているのではないかということです。このあたりは、理論的に解明されているとは思えないのでさらに研究が必要かと思います。

なお、細かなことですが、「親指シフトよりほぼ2倍の打鍵数を必要とするローマ字入力」というのは少し数値が大きすぎます。文字部分だけを比べたら平均すれば1.7倍くらいでしょう。また漢字変換のためのキー操作(両方の入力方式で同じ回数が必要だとして)を考慮すればこの差はさらに縮まります。

ご報告 (@舟歌が聞こえる)
http://tozan28.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/07/post_9b74.html

最近、始動スイッチオンから、画面展開の動作が非常にニブクなる。原因が、標準キイボードの打鍵を書くより早いワープロ時代からの親指シフトに変換した十年以上も古い年式のOASYSソフトのインストールファイルの荷重負担・・・

今は、寄稿の仕事も少ないし、膨大な不要なファイルも機内に溜まっているはず。

日夜よく働いてくれたパソコンを楽にしてやろうと、ソフトウエアをすべて初期化をして機内機構を原点へ戻し  キイボードの打鍵をローマ字変換で再スタート・・・

打鍵が不馴れで、もう少々お待ちを・・・・・・

パソコンの機種変更や、この方のように初期化をするときは、いろいろなものを整理するチャンスです。使わなくなったソフトやファイルも整理の対象となります。ここにあるように古いソフトが仕事の能率を下げているのだったらそれもしょうがないところはあります。

でも、でも、「親指シフト」は捨てなくても良かったのでは。親指シフトはワードなどのソフトでももちろん使えます。親指シフトのためのソフトは例えばJapanist2003を使えば良いだけです。OASYS全部をインストールする必要はありません。

このような時に、親指シフトから離れて行ってしまう方がいるのは大変残念なことです。きちんとした情報が伝わっていたら結果は変わっていたのではないかと思うとなおさらです。これが親指シフトの課題なのです。

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