Re: Android用親指シフトIMEの使い方 (@親指Pie )
新たなプラットフォームでの親指シフトの意味すること。
http://oyapie.blogspot.com/2011/03/androidime.html
Androidマーケットにて「OKeyPie」もしくは「親指シフト」で検索すると見つかります。
衝撃の報告から一週間、作者の方がアプリケーションをアップしてくれたので使い始めた人もいるかもしれません。私自身は、Android機を持っていないし、現在のところ購入の予定もないので、実際に試すことはできませんが、使った方はぜひ感想を書いてほしいところです。リナックスのibus-anthyでの親指シフト実装を少しお手伝いした(開発者の方に使った感想を伝えるだけですが)経験からすると、実際に使用した人からのフィードバックは開発のプロセスの大事な部分であるということが分かりました。開発者の方も喜ぶと思います。
今回、Androidという新しいプラットフォームで親指シフトが使えるようになったということで、私が思ったことが二つあります。これは今まで折に触れ言ってきたことの確認、繰り返しになりますが以下述べます。
第一に、親指シフトは文字入力という作業においては、OSというプラットフォームに関係なく有効な手段であり、それだからこそどのプラットフォームにおいても親指シフトを実現しようという願いは出てくるということです。これはワープロ専用機時代に親指シフトを使うことが富士通のOASYSを使うこととイコールだったこととは大きく異なります。現在はパソコンのプラットフォームではウィンドウズでもマッキントッシュでもリナックスでも親指シフトを実用的に使える環境が作れます。これこそが親指シフトのもつ基本的な健全さ、頑健さなのです。
第二に、親指シフトはキーボードというハードウェアで実現されるものだということです。今回のアプリケーションも、TK-FBP017というキーボードを対象にしています。このキーボードは、携帯用の小さいものですが、キー配列など、親指シフト向きの感じがします。こうした点も親指シフトにとっては大事なことです。
Androidで親指シフトを使うことを可能にしてくれた作者の方には大変感謝です。先に述べた通り、現在の私は直接その恩恵を受けてはいませんが、これにより親指シフトを使える環境が広がったのは大変うれしいことです。それに加えて、親指シフトの「強さ」を再確認させる「証拠」になったのも私にとって大きな収穫でした。
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