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2010/04/28

Re: いいのか悪いのか。(みーたの日記)他2件

親指シフトは実際どの位速くなるのだろうか。それまでどの位かかるのだろうか。
http://minminmita.jugem.jp/?eid=7

親指シフトもはや一週間くらい練習してきたと思う。長かったのか短いのか。勝間さん。自分みたいな平均以下の人間には、親指シフトの習得には3日は無理だ よ。

上達の秘訣(@perfumemeaのブログ)
http://blog.livedoor.jp/perfumemea/archives/371915.html

未だに親指シフトが上達しないですな。よく上達の秘訣は、続ける事とか言うけど確かにそうなのかもなと思う。それである日きづいたらできてるみたいな感じ なのかな。先は長いないつになったら、しっかりできるようになるのかな。

最速タイピングメソッド “親指シフト” こと NICOLA、ついに1,300文字/10minを突破! (@No Second Life)
http://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/1470

そして今日、無事というかやっとというか、ついに、親指シフトでの入力スピードが1,300文字/10minを超えた。やれやれ、このハードルは本当に高かった。5ヶ月もかかってしまったよ。

最初の方は親指シフトの練習を始めてから一週間程度で、なかなか習得に苦労されているようです。2番目の方は始めてどの位か分かりませんが、上達が遅いようです。それでも、これから先親指シフトの練習を引き続きされるようです。3番目の方は、5か月かかりましたが10分間で1300文字を打てるようになりました。

私の知る限り、親指シフトの習得にどの位かかるかを大規模に確かめた結果はあまり無いようです。ですから、結果についても練習をされた方の自己申告に頼らざるを得ません。また、そのような記録でも、どのような環境で、どの程度の密度で練習したかという情報は断片的にならざるを得ません。

習得する技術というものは何でもそうだと思うのですが、それなりに時間を掛けないと上達は難しいものです。たいてい、最初のうちは成果が出にくく、練習していてもいらいらするだけということも多いようです。それでも、あるレベルを超すと目の前が開けてくるような感じで進歩が目に見えるようになり、そのようになると練習する気も出てくるということなのかなと思います。

親指シフトは少数派であるだけに、このような練習の記録の蓄積はまだ少ないような気がします。親指シフトを始めた方は、ぜひその経験を他の人とも共有できるようにしてほしい気がします。また、その時はなるべく、練習環境や練習密度についての情報も明らかにしてほしいと思います。これから始めようとする人にとっては、そうした情報は役に立つものですし、究極的には親指シフトの普及にも資するものなのです。

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コメント

こんにちは。

私の場合は、配列をと指との対応をだいたい憶えること自体は、一カ月もかからなかった様な記憶です。はまってしまうと、バックグラウンドで常にプログラムを実行してしまうタイプ(?)(フランス語の動詞活用をREM睡眠中に復唱したりとかいう・・・)ですので、歩きながらポケットの中でシャドーしてたりとか(笑)、してましたね。

そんな感じで、ソフト面での習熟は、実際にキーボードに触ってない時間にも行われるものだと思うので、いわゆる習得時間に関して、一義的に判定できないのはそういうところにも一因があるのではないかな、とか思ったりします。

ある程度スムーズに打てるまでには、やっぱり自分の場合はハードウェアの問題が大きかったですね。ていうか、工夫に費やした時間はほとんどそっちです。

タイピング速度に関しては、一番の阻害要因は同指連打だと思いますが、親指シフトの場合、打鍵数は減らせるプラス要因は大きいけれど、動きの鈍い親指での同指連打が格段に増えてしまうというマイナス要素もある、というのが、今のところの私の分析です。
「1かなあたりの打鍵数x一打あたりにかかる時間」が短くなるほど、全体は速くなる、という理屈ですが、親指シフトの場合は、後者の値が増えがちである、という。
自分のミスタッチの原因としてもやはりその辺り、4指が勝手に先走ってしまう、シフト時とアンシフト時のテンポがずれてしまう、などが多いように感じています。

投稿: altocicada | 2010/04/28 11:15

あ。
「親指の同指連打」というのは、NICOLAの場合ですね。他の親指シフト系配列は私は試したことがない人間の感想、というのは、言っとかないとダメでした。

投稿: altocicada | 2010/04/28 11:19

 いままで、その話題については「NICOLAだからこそ」と一括りに考えていた……のですが、最近どうもこの点に違和感を感じ始めています。
 もしかすると、「NICOLAの規格表にある同時打鍵判定の仕組み」と「NICOLAの文字配列部分」とは、切り分けて考えるほうがいいのではないか……と。

 もしも、親指の同指連打がたびたび起こる言葉をよくお使いの場合には、エミュレータの「やまぶき」を使い、連続シフトOnの状態でお試しください。
 それで解決できる話でしたら、すくなくとも「NICOLAの配列そのもの」は原因ではないと考えられます。

 私が把握している範囲では、やまぶきの連続シフトモードについて、5人中4人が「NICOLAでも使える」と表明されていて、もうお一方が「シフトミスが増える」と表明されています。
 ゆえに「やまぶきが、使う方自身にとって、合うかどうか」は、テストいただかないと解らない……という状態ですが、問題を解決するためのヒントにはなるかと思われます。

投稿: 相沢かえで | 2010/04/29 01:04

>相沢かえでさん

>もしかすると、「NICOLAの規格表にある同時打鍵判定の仕組み」と「NICOLAの文字配列部分」とは、切り分けて考えるほうがいいのではないか

なるほど、確かにその通りですね。それをNICOLAという配列の個性であるかのように言ってしまうのは、確かに問題がありそうです。

重要なご指摘、ありがとうございます。

やまぶき、よさそうに思ってはいましたが、自分の環境が安定してきてからは、いろいろと試すのが億劫になっていて・・・。いけませんね。

投稿: altocicada | 2010/04/29 05:07

連続シフトに関する議論は私は分からないのでパスします。

習得時間という概念自体もきちんと定義しようとするとなかなか困難があるとの指摘はその通りですね。そういうことも含めて、学習過程に関する情報がまだまだ圧倒的に少ないという状況なのは確かで、それは新たに学ぼうという人にとっては不安材料になり得るものですね。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2010/04/29 09:54

 ただいま、今まで使っていたものを「左右反転」した入力法について、評価打鍵中です。
 当たり前のように「指は覚えている」けど「その反対の動作が必要」なので、かなりもたつく……のですが、それでも「使ったことのない方法」よりは、初日からだいぶましな速度で入力できています。
 そこで得た感触からすると、たぶん初心者の方には「とにかく増田式+シャドータイピングを使ってくれ!それ以外はやらないでくれ!」と言うのが、一番近道なのではないかと……個人的には、そう感じ始めています。

 習得速度が速くない、というときの理由には、配列自体の癖や、個人差を始めとしていろいろな原因がありそう……なのですが、いま実験しているところから思うに、ほとんどすべての原因が「練習方法」にあって、他の要素はほとんど絡まないと考えています(これは、実際に左右反転配列をお試しいただければ、ピンと来るのではないかと思います)。
 従来から続いてきた「みんながそういう道をたどってきたから、みんながやってきた練習法を勧めておけばいいのだ」という考え方は、もしかすると大きな間違いなのかもしれません。

 私自身は、大雑把型の人向けに「50音順+シャドータイピング」を勧める身なのですが、これも「指は覚えている」けど「検索する時間はかかる」状態にまず持っていって、そこから普通のタイピングに移行してもらおう……という意図で作りました。
 恣意的に練習方法を選ぶことにより、「厳密な手順を踏んで行う論文上の世界ですら、親指シフト・JISかな・QWERTYローマ字の習熟速度を、容易にひっくり返すことができてしまう」ような状況なのですから、練習時間についての議論を始める前には、まず【人によるばらつきが少ない、最も運指記憶に密着した練習法とは何か】を見出す必要があると、私はそう考えます。
 このあたりは「アタマで考えた通り」でも「カラダで感じた通り」でもなく、「指が主張する通り」を基準に決めないと、上手くいかないと思う……ので、実際に練習法を決めるのは難しいかもしれませんが、それができなければ、議論の土台は整わないと感じています。

投稿: 相沢かえで | 2010/05/03 01:15

返事が遅くなりました。必ずしもおっしゃられることを全部理解できるわけではないのですが、それでもとりあえず。

何でも練習により身につけるものの習得速度はさまざまなファクターにより変化するのはご指摘の通りです。しかし、それだからといって、比較について何も言えないということもなく、適切な実験デザインにより、ある程度のことは言えるようになると思います。親指シフト、JISかな、ローマ字入力に関して言えば、その優劣はほぼ間違いないレベルだと私は思っています。

なお、練習方法で具体的に何が良いかはそれこそ人によるわけですが、私が感じているのは、最初にそれなりに集中的に良く使うものを練習する方法が良いのかなということです。いわゆる学習曲線によれば、最初は進歩が遅く、それは学習のモチベーションに悪影響を及ぼします。だから、この時期は早く乗り切ることが良いと思っています。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2010/05/10 00:06

私の場合はローマ字からの転向ですが、20時間から30時間でローマ字の最低速度(漢字仮名混じり文章で50文字程度)を超えたと記憶しています。

習得は、中段ホームポジションから覚えることが「コツ」だと思います。

投稿: oyaoya | 2010/06/19 23:18

私が思うに、親指シフトとローマ字入力を比べれば前者の方が究極的に速く入力できるのはほぼ間違いないので、ローマ字入力から転向する場合は、どの辺りで「親指シフトにして良かった」と感じられるかということなのでしょう。

それは人により違いますが、「漢字仮名混じり文章で50文字程度」というのは、良い目安に思います。あと、打鍵数だと1分あたり100打鍵あたりでしょうか。

「中段ホームポジションから覚える」のは私も重要と思います。最初の易しいところで同時打鍵の感触をつかんだり、ホームポジションの重要性に気づくことが大事で、そのためには中段ホームポジションから覚えるのは理に適っています。

その場合でも親指シフトは頻出文字が置かれていますから、意味のある文章を作りやすく、練習していても飽きがこないという利点があると思います。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2010/06/21 21:29

時間換算と校正に関して

「見て打つ」場合は
時間に換算すると、平均で「3日で職業として使える状態」になります。
遅くとも一週間(5日)あれば十分です。

【方法】
《内容》30分を1回として12セット
《時間》10分入力・10分校正・修正10分

多くの場合、入力だけに注目していますが、NGです。
仕上げなければ商品になりません。

この場合、「仕事」ですので、時間も労力も集中していますので
趣味レベルとしては考えにくいですが、
平均で3日で、使える状態になり、一週間(5日)あれば十分です。
(社内20名をリサーチ)

しかし、多くの場合、親指シフトを使うのは仕事ではありません。
自宅で使う場合には、「考えながら打つ」ことになりますからね。
これは、個人の技量よりも、時間と労力に関わることが多いです。
同時に、校正もしてしまいますから。
よって平均は求めにくいでしょう。

投稿: 門松一里 | 2010/12/25 20:34

門松一里さま
これはずいぶん集中的にやる場合ですね。仕事で必要だから覚えるというインセンティブや圧力があれば、確かにこの位できるかもしれませんね。
仕上がりまでにどのような作業が必要かという視点は重要ですね。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2010/12/25 20:54

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