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2010/01/13

Re: ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話 (Make the world a better place)

親指シフトを使えば勝ち組になれる?
http://lifemission.seesaa.net/article/138210042.html

・親指シフトを覚えて、

(中略)

・・・・・学んだところで、

ほとんどの人は成功などしないということ。

親指シフトを習得することで個人が成功するかどうかに関して納得のいく研究成果はありません(笑)。いや、本当は「親指シフトを使えばあなたも人生の勝ち組!」とでも言えたら、私のセールスマンとしての仕事も楽になるんですけど。

親指シフトを使っている人はそれが自分の成功につながるかどうかで親指シフトを選んでいるのでしょうか。おそらくそうではないでしょう。そんなにうまい話が世の中に転がっているはずがありません。

それでも親指シフトを使い続ける人は多くいます。現状では、親指シフトを使うためにはいろいろな意味でコストを負担しなければならなくてもです。そうしたコストを支払っても親指シフトを使いたいのは、ひとえに使いやすいものを使いたいからです。そうすることで知的な生産性を確実に上げられると考えているからです。

もちろん生産性が上がるだけで人生の成功が得られるというのは幻想に過ぎません。親指シフトユーザーは当然ながらそんなことは承知の上です。

個人が親指シフトを選ぶことによりご利益を得られるかどうかは確実ではありません。しかし、社会全体として使いやすい文字入力の方法を選ぶことには確実な利益があります。覚えやすく使いやすい方法を社会全体で選択することで大きなコスト削減ができます(GDPが増えるかどうかは分かりませんけどね)。

親指シフトはこのような利点を持つ社会のインフラの候補として充分な資格があるというのが私のセールスマンとしての売り文句なのです。

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