Re: 親指シフトの話(@エリオンの愛のカレイドスコープ)他3件
親指シフトを使い続けられるか。
http://elion.exblog.jp/12307357/
私自身は、25年にわたってこのOasysシリーズを使い続けていました。
のべ20台以上使ったと思います。新機種が出るたびに買い換えていましたから。
会社を経営していた時は社員全員が各1台、計8台使っていました。
(中略)
泣く泣く、私はWord派に転向。
親指シフトの話(2)(@エリオンの愛のカレイドスコープ)
http://elion.exblog.jp/12311607/
ということで、Word派に転向したのはいいのですが、なにしろ20年以上Oasysの親指日本語入力システムを使ってきたために、なかなか慣れることができません。
実はかれこれ6年ほど経つ今でも、まともには使いこなすには至っていないんです。
(中略)
でも、仕方がない、どうしようもないんだと諦めていました。
しかし、この間、ひょんなことから、専用のソフトとキーボードを買って、PCに繫ぐと、Wordでも親指日本語入力ができることを知りました。
本当に嬉しかったですね。
親指シフトの話(3)(@エリオンの愛のカレイドスコープ)
http://elion.exblog.jp/12317502/
昨日書いたようにWordでもソフトをインストールすれば、親指入力が可能です。
引用が長くなってしまいましたが、長い間親指シフトのOASYSを使っていた方が、仕事の都合でウィンドウズのPCに移行し、ワープロソフトもワードを使うようになり、親指シフトを使えなくなったという話です。
この方のように、ワープロ専用機からパソコンに移行した時に親指シフトをあきらめざるを得なかった方は結構多いようです。ブログでもそのような経験を書かれている方をよくみます。
オフィスの文章作成がワープロ専用機からパソコンに替わっていったときに、親指シフトを使える環境がどの程度用意されていたのか、きちんと調べたことは無いので分かりませんが、上記のような方が多いことからすると、少なくとも積極的にパソコンでも親指シフトを使うように勧めていたということはないようです。
振り返ってみるとこれは大変残念なことでした。もちろん、新製品の開発や販売というのは大きな経営判断ですから、親指シフトのことだけを考えていれば良いわけではないわけでしょう。
日本語入力コンソーシアムの設立など親指シフトの普及のための動きもあったわけですが、結果的には残念ながら多くの人がパソコンに移ったときに親指シフトを捨てざるを得ませんでした。
それでも、再び親指シフトに戻ってくる人もいるわけです。こうした人に対して「お帰りなさい」と言える環境をいつも用意しておくことが親指シフトのコミュニティーのやらなければならないことだと思います。
あと20年は親指シフトで戦える、、、はず(@顔のない旅行者の日記)
http://kaononairyokousha.blog95.fc2.com/blog-entry-275.html
全部で12個。
これだけあれば、PS/2とUSBの規格が存続する限り、親指シフトは使い続けられるだろう。
親指シフトは少数派ですので、キーボードの選択も限られます。それもいつ生産中止になるか分からない状況ですので、親指シフトを使えるようにするためにはいろいろな策が必要になります。
上記の方は入手できるうちに親指シフトキーボードをそれなりの数だけ用意しています。確かにこれだけあればあと20年は大丈夫かもしれません。
でも、その様にしていても、大きな技術的変更があれば役に立たなくなる可能性がないわけではありません。上記引用でも「PS/2とUSBの規格が存続する限り」という限定が付いていることに留意すべきでしょう。
ただ、親指シフトの歴史を見ればこれまでもこうした規格の変化などに何とか対応してきています。もちろん、そのためにはユーザーや開発者などの親指シフトコミュニティーの努力があったのだと思います。
だから、今後も親指シフトが使えるようであるためには、個人でできることはやっておくのとともに、社会として親指シフトを支えなければならないのだと私は考えます。
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コメント
ワープロからパソコンへのハードルは高いですからね、ワープロにこだわる、ワードになって、ローマ字入力という人もいるわけですね。
そういう意味では、パソコンはちっともパーソナルではないし、いつまで経っても「初心者パソコン講座」が必要なところは、自動車よりも扱いにくいのかもしれません。
まあ、「なんかもっと良い方法があるはずだ」とお持っていただくのが一番でしょうかね?
投稿: 酔うぞ | 2009/11/17 17:44
パソコンはワープロ専用機に比べたら覚えなければならない技術は多いのは確かでしょう。だからそれに加えてパソコンで親指シフトを使えるようにする手間をかけることを正当化できるかどうかという話なのだと思います。それでも、親指シフトにこだわる人がいることが親指シフトの魅力なんだと思います。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/11/18 20:58
「USBもPS/2も、あと10年は廃れないはず。」へのコメント、ありがとうございます。
トラックバックを送ったつもりだったのですが、送られていなかったようです。
これからも、気が向いたら、親指シフトについて書いていきます。
投稿: 顔のない旅行者 | 2009/12/04 21:22
顔のない旅行者様
コメントありがとうございます。トラックバックはうまくいかない場合も結構ありますね。
今後も親指シフトをよろしくお願いいたします。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/12/05 10:46