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2009/10/17

Re: 日本語入力 ローマ字~JISかな~親指シフト(@Zoo Side Story)

いろいろな日本語入力方法を試した人の親指シフトに対する感想です。
http://zooside.seesaa.net/article/128815660.html

親指シフトに関してはいろんな方がいろんなことを書いていらっしゃいますが、私が一番驚いたのは習得スピードの速さでした。一週間も経てばブラインドタッチで普通に打てるようになってしまいました。

この方はローマ字入力を15年くらい使ったあと、JISかな入力を数カ月かけて覚えて使っていましたが、親指シフトに転向しました。

親指シフトは一週間程度でタッチタイプができるようになったというのは結構速いのではないかと思います。親指シフトが他の入力方法に比べて習得が速かったは、さまざまな要因があるかもしれません。

例えば、これまでにキーボードを使って入力していたことで文字入力という技術に慣れていたことが影響しているかもしれません。その他にも使っているハードの性能などが違っていることが関係するかもしれません。

ですから、ここに引用した方の経験だけで、親指シフトが他の方法に比べて習得スピードの面でアトバンテージがあると結論づけることには慎重であるべきです。厳密な方法論をとるとすれば、それなりの人数で入力方法以外はなるべく同じにした条件で比較をしてみる必要があります。もちろん、そのためにはかなりのコストがかかることは容易に想像がつきます。

日本語入力コンソーシアムのサイトにある入力速度の比較http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htmの図3は、詳細な方法論までは分かりませんが、入力方法以外はなるべく同じような条件にしようとしたことが伺えます。これで親指シフトの上達が速いということが説明されていることは重要な事実です。

こうしたコストがかかる比較をワープロ登場間もなくの頃は結構やっていたのですね。使いやすい文字入力の方法を求めることへの関心が関係者だけでなく、一般にも高かったからこうした実験の実施も正当化されたのだと思います。

そうした関心の高まりがなくなってしまうと、親指シフトも急速に力を失ってきたのだと思います。だから、親指シフトの普及のためには文字入力という重要な技術に対する関心を高めることが必要なのです。

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コメント

トラックバックありがとうございます。

親指シフトに変えた当初は、練習ソフト(たしか富士通さんのもの)を使ってまじめに練習しました。個人的には、これがかなり有効だったと思っています。

これからもときどき覗かせていただきたいと思います。

投稿: 山内 | 2009/10/21 14:06

山内さん、いらっしゃいませ。

私も最初はワープロ専用機に付いていた練習ソフトを使いました。パソコンのも基本的にこれと同じだと思います。

外国語の修得なんかでもそうですが、こういうものは最初にある程度集中してやると効果が出るような気がします。特に最初は密度の薄い練習だとなかなか上達せず、そのためあまり練習の意欲もわかず、ますます上達が遅くなるという悪循環になるようです。

ものごとを学ぶとき、最初はペースがあまり上がらず少したつと加速していき、最後はまた伸びが少なくなるという、いわゆる学習曲線は親指シフトでも該当するのではないかと思います。それだから最初のペースが上がらない時期をなるべくはやく通り抜けるような方法が良いのだと思います。山内さんがされたことはまさしくそのようなことだったのでしょう。

こんごもよろしくお願いいたします。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/21 22:44

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