Re: 読んだ(@fkm-穴の主)他1件
親指シフトを使って利益があるのはどのような人か。
http://d.hatena.ne.jp/fkm/20091018/p2
勝間さんってどの本でも「親指シフト」を推奨してるけど, ここの読者の皆様のようにコードを書く人にとって, 親指シフトってあまり有効じゃないと思うのはfkmだけでしょうか?
コードを書く人(プログラマー?)の仕事の実際がどのようなものか私は知らないので、親指シフトがこのような人たちにとって有効かどうか判断することはできません。しかし、私が想像するに、このような人たちでもマニュアルを作ったりして日本語の文章を書いたりすることは結構あるのではないのでしょうか。
そうだとすれば使いやすい日本語入力の方法としての親指シフトは有効に使えるはずです。なお、英文を書く場合は親指シフトは他の入力方法での場合と基本的に変わりません。だから、親指シフトを使ったからといってコードを書く仕事に影響が出ることもないはずです。
さくらの境 1巻(@めせ太日記さくらのブログ版)
http://meseta.sblo.jp/article/33016561.html
ゲームサイド誌のインタビューで竹本泉は「金持ちになったらMac用の親指シフトキーボードを作る会社を興す」と言い放ったのが「わかっているな!」という気になり痛快でした。
竹本泉さんという方を私は知らないので、Wikipediaで調べると漫画家のようです。ですから、基本的には漫画を描くことが仕事で、文章をパソコンで入力することはそんなに多くないのかもしれません。
それでも、このインタビューで言っているように親指シフトのことが気に入っている(実際にユーザーかどうかは書いてありませんが、このようなことを言うのは親指シフトユーザーだけでしょう。)のです。
漫画を書く仕事やその他の場面で日本語入力を使うことがどの位あるのか、実際に聞いてみないと分かりませんが、そんなに使わないだろうと思われる人でも親指シフトを実際に使っているのです。
文字入力というのはコンピューターを使う上での基本的な技術です。コンピューターの操作ではその他に覚えて使いこなせるようになるための技術があります。OSの操作だったり、アプリケーションの操作です。しかし、文字入力はどのような場合でも使わないということはおそらく少ないのだと思います。
そうだとすれば、技術としてアドバンテージがある親指シフトを使うことはコンピューターを使う多くのユーザーにとって利益があるものだと私は考えています。
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コメント
>勝間さんってどの本でも「親指シフト」を推奨してるけど,
>ここの読者の皆様のようにコードを書く人にとって,
>親指シフトってあまり有効じゃないと思うのは
>fkmだけでしょうか?
>
>コードを書く人(プログラマー?)の仕事の実際がどのようなものか
>私は知らないので、親指シフトがこのような人たちにとって有効かどうか
>判断することはできません。
>しかし、私が想像するに、このような人たちでもマニュアルを作ったりして
>日本語の文章を書いたりすることは結構あるのではないのでしょうか。
元プログラマとしては、fkm氏に同意するところがあります。
と言うか、日本語キーボードではコードは作りにくい。
明らかに、英語(106)キーボードの方が生産性が良かったです。
ただ、わたしが現役だった頃は「コードを何万行も打ち込むことが仕事」であったのですが、
今では、組み立て作業や日本語入力も多いですから、同じコード打ち込みでも仕事に依るのかもしれません。
親指シフト派としては「キーボードを用途ごとに取り替える方が良い」と主張する方が合理的だと思います。
投稿: 酔うぞ | 2009/10/20 20:31
>と言うか、日本語キーボードではコードは作りにくい。
明らかに、英語(106)キーボードの方が生産性が良かったです。
具体的にはどのようなところだったのでしょうか。狭義の文字配列部分の違いではないということでしょうか。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/20 21:36
>狭義の文字配列部分の違いではないということでしょうか。
いえ、文字配列の部分です。
単純に言えば、記号を含めて英語を売っているわけですから、そりゃ英語仕様の方が楽ですよ。
わたしが現役だった頃は、日本語(OASYS)とプログラムでのキーボードに向かう時間は日本語の数倍から10倍ぐらいはプログラムを売っているのですから、ちょっとでも良い方が圧倒的にリードを付けるのは当然です。
投稿: 酔うぞ | 2009/10/21 17:09
「狭義の文字配列」で考えていたのはアルファベットとカンマ、ピリオドぐらいでした。これらはどのキーボードでも同じだからどうして違いが出てくるのかなというのが私の疑問でした。
その他の記号やスペースバーの大きさなどの違いが大きいのでしょうかね。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/21 22:48
記号とBS,DELが非常に重要ですね。
というか、日本語が標準じゃ都合が悪かったですよ。
親指シフトでは、英字入力で全角か半角かを一々考えますが、プログラム作成ではその逆で、標準を英語と記号にした方が便利で、その意味では、109ではダメで106が必要、といった違いでした。
今でも、日本語でのコード記述は実用になっていません。
この事から、コードを入力するだけなら、日本語入力の有意さ自体は邪魔なんですよね。
いわば、オマケが大きくなりすぎる、といった感じですね。
操作性を重視するためには日本語が入力できなくても一向に問題にはならない、といったところでしたね。
投稿: 酔うぞ | 2009/10/22 00:24
Macで英語(104)まれに日本語(109)、sunとWindows機で日本語のキーボードを使っていますが、私は109の方が打ち易いです。記号。
英語では:*+]¥@の記号が打ちにくく感じます。特に*+がキツいですね。
これは、日本語キーボードで配列を覚えてから数年後に英語キーボードを使うようになったのが原因な気がします。
なので単純に慣れの問題じゃないでしょうか?
投稿: なすこじ | 2009/10/22 13:22
記号類の配列の話は出ているのでその他の話を。(私はハード屋ですけど)
会社でソフト屋さんに親指シフト機(MC240S)を使わせて後ろから観察してみたところ、【BS】のかわりに【]】を打ってしまうとかの配列違いは別として面白いと思ったのは、「左親指でスペースじゃないのはおかしい」と言ってることでした。普段はスペースキーというか「スペースバー」を使っているんでしょうがMC240Sでは【無変換/親指左】キーですので「かなモード」に移行してしまうという。IMEOFFにしても無反応ですしかなりイライラしたのではと思います。隣で見ている同僚も同意していましたが、まあどちらの親指でスペースを打つかの統計なんてないんでしょうけれど。
あと、こだわりでUSキーボードを持ち込んでいる人がいて、私の持ち込んでる親指シフトキーボード(FMV-KB211)を見て「それどんなの?」と興味を持ってくれたまではよかったんですが、かな入力方式だと聞いたとたんに「あーもういいや」。古くからのPC使いでUSキーボードも使っているような人は「かな入力」そのものが問題外と思っている人も多そうです。ソフトウェア系の掲示板で「日本語キーボードを使っている人間は信用しない」なんて人も見たことあります。
もっとも、少し前にスラドJでキーボードがお題になったときには、USキーボードと親指シフトキーボードと2台つないでプログラミング時と日本語ドキュメント作成時で使い分けているという人もいました。どちらも大量に打つなら確かに合理的ではありますが、まあこれをやれる人は少数でしょう。
投稿: 親指歴20年 | 2009/10/23 00:18
酔うぞさん
なるほど、余計なことができないようにしておくことも大切というわけですね。
なすこじさん
慣れの問題だとすると何でもこい!ということでしょうか。それでも使いやすいもの使いにくいものはあるんでしょうけど。
親指歴20年さん
出刃包丁と菜切り包丁を使い分けるのと同じでしょうか。立体駐車場のような仕掛けがあるといいのかもしれませんね(笑)。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/24 00:37
文章は日本語なのにプログラムコードになると米国語ベースになっているのがおかしい。
プログラムコードも日本語ベースにして、日本語の文章作成と同じようにしてしまえばプログラミングの世界でも究極の日本語入力環境が実現できる。
OASYSのMS-DOSには日本語プログラミング言語Mindをバンドルしてプログラミングでさえも親指シフトを活用しようという試みはありました。
今日ではこちらも普及していませんが。
現在のプログラミングエディタはオートコンプリート機能付きですから、英字入力の効率が上がっていますが、昔は単語登録による定型コード一括入力とかのメリットもあったのでしょう。
何よりソースコードを読むときに英文スタイルを脳内翻訳よりは日本語文法のほうが効率いいのですから。
投稿: 宇治大君 | 2009/10/24 07:40
宇治大君さん
プログラムまで日本語でやろうとなると大きな変更になりますね。まあ、プログラムを作ったりするのも今やグローバルな活動になっているから日本語でと言われてもというところがあると思います。
もちろんそれだからといって日本語を書く場合の親指シフトの優位性がなくなるわけではないので、私は安心して普及活動ができるわけですが(笑)。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/24 20:20
ニコニコ動画なのですが
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8517855
で最近のプログラムの作り方の実況解説というのがあります。
(この方は、プログラム作成の実況解説を何本も挙げています)
これの11分ぐらいから、コードのキーボード入力が始まります。
この方は、かなり入力速度が速く、かつ間違えも非常に少ないのですが、ベテランのプログラマとしては、飛び抜けて速くは無いです、ワープロチャンピオンのように同じ仕事で入力速度が段違いということは無かったと思います。
かなり高速で操作するためには、余分な機能が無い方が良い、ということが分かる動画です。
Windows の操作などでGUI操作ができてますが、プログラムのコード入力は操作の数としては圧倒的にキーボード入力が必要であり、高速で操作できるとプログラム作成の時間が短くなる、という直結した関係なのです。
投稿: 酔うぞ | 2009/10/25 14:42
動画を見ました。
確かにこの方はキーボード入力は慣れているし、それなりに速いようです。おっしゃられるように、余分な機能が無い方が良い、というのは分かりますね。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2009/10/27 23:01