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2009年10月の記事

2009/10/30

Re: Ubuntu 9.10で親指シフトは!?(@おくまの部屋(新館))

えぇー、そんな。
http://okuma-shinkan.cocolog-nifty.com/newshinkan/2009/10/ubuntu-910-b55e.html

早速入れてみました、Ubuntu 9.10 (Sun VirtualBoxに)。

で、問題の親指シフトですが、入力メソッドがIBusに変わってしまっているため、

使えません!

私も早速Ubuntu9.10をインストールしました。これまで9.04が入っていたPCに新規インストール。インストール自体はするするとスムーズにでき、新しいデスクトップが現れます。日本語入力を試そうとOpenOfficeWriteを立ち上げ、半角/全角キーを押してIBus-Anthyを有効にして、さてツールバーの「R」の文字をクリックすると、「親指シフト」の選択肢が・・・現れない!

Fedora11に入っているIBus-Anthyでは選べたのにどうして?という感じです。

ぎっちょんさんのレポートでFedora 11 (IBus) でも使えるようになったということなので、おそらく、将来は使えるようになると思います。

そうなんです。おそらくそんなに時間をかけずに、アップデートされるのではないかと私も予想しています。これまでも親指シフトはそのようにして使えるようになってきたのですから。

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2009/10/29

Re: Windows 7 Home PremiumでVirtual Box!(@おくまの部屋(新館))他1件

親指シフトから見たOS。
http://okuma-shinkan.cocolog-nifty.com/newshinkan/2009/10/windows-7-home-.html

Linuxは初め実験的に使ってきたけど、ここ数年で、NASにしたり、こんな使い方したり、自分にとって結構実用性ができてきた。

それもこれも、Linuxで親指シフトがデフォルトでサポートされているからなんだよねぇ。モチベーションが違うよ。

親指シフトに優しいLinux環境のお陰なのですね。(@やまもと・たくのゼミ日記)
http://d.hatena.ne.jp/takuzemi/20091011

USBの親指シフトキーボード(FKB8579-661EV)を接続してみたのです。何の問題もなく接続されました。次に「ubuntu」の日本語入力メソッド「Anthy」を親指シフトモードに切り替えました。たちまちに「Netwalker」は親指シフトマシンに早変わりしてしまいました。親指シフトに優しいLinux環境のお陰なのですね。驚きです。

パソコンのOSは、その上でいろいろなアプリケーションソフトを使うための土台で、使いやすさや安定性などで評価されます。それだけでなく、ユーザーの個人的好みなども加わり、OS間の比較はパソコンユーザーの好きなテーマになっています。

ここに掲げたお二人はLinuxを使っています。そして親指シフトユーザーでもあります。ですから、親指シフトで使えるかどうかはOSの比較において重要なポイントになります。

ここに書かれているように、Linuxでは、少なくとも主要なディストリビューションでは親指シフトがデフォルトでサポートされています。このことは親指シフトユーザーにとっては大変な魅力です。

親指シフトユーザーは親指シフトを使えるようにするためいろいろな手間をかけることは、そういった作業が好きでないにしても、しょうがないと思っています。手間をかけても親指シフトを使えることは、使い勝手および生産性で大きなアドバンテージになるからです。

それでも、そうした手間はなるべく少ない方が良いに越したことはありません。LinuxというOSは、親指シフトをデフォルトでサポートしているということで親指シフトユーザーは評価を高くします。つまり、親指シフトに対するOSの姿勢もそのOSに対する評価の重要な要素となるのです。

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2009/10/28

Re: 復旧しましたぁ!(@農と島のありんくりん)他5件

親指シフトは昔のものか今のものか。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-175e.html

かてて加えて私のキーボードは、たぶんほとんどの日本国民が知らない「親指キーボードシフト」というとてつもないおかしなもんなんですな、これが。

まあ、確かに親指シフトという文字入力方法を知らない人は多いかもしれません。「とてつもないおかしなもん」かどうかは、レトリックを含めて議論の余地はあるかもしれませんが(笑)。

思いおこせば、ワープロ専用機(←そんなものがあったんだよねぇ)の頃にOASYSという富士通の製品を買っちまったのが、私のパソコンの運命を決してしまったんですなぁ(遠いところを見る目)。

確かに親指シフトを始めたのがワープロ専用機のときだったという人(私もそうですが)が多いかもしれません。そのときの決定が今でも影響しているという言い方もあるのかもしれません。つまり、親指シフトは昔のもの(少なくとも昔から有ったもの)と言いたいのでしょう。

Neo Age Circuit/NACK 5(@出不精的DAライフ)
http://dog.ap.teacup.com/cosmicrun/23.html

「あったねーワープロ!
えーっと、文豪とか、オアシス…とかね~
親指シフトで打つ(笑)ワープロとかありましたけど…見なくなりましたね~!そういえば!ワープロ!(笑)…

これはワープロ専用機の頃の話です。確かに、もう新製品も発売されることもなくなった今はワープロ専用機を見ることは少なくなっていますが、もちろん今でも使い続けている人はいます。親指シフトで打つワープロは特にそのような人が多いようです(笑)。

絶滅危惧種:親指シフトと整体(@ぽけ丸ジャーナル)
http://pokemarukun.blog12.fc2.com/blog-entry-2.html

親指シフトが整体師も認める優秀な入力方法だということなんだと思います。

どうして他の人は使わないのかな。

この記事の題名と記事を見ると、親指シフトを使う人が大変少ないので絶滅が心配されるものだということを言いたいようです。親指シフトの将来は暗い?

ところで、この記事には親指シフトを使っていると普通、キーボードを使っている人が悩まされるような症状がないことが書かれています。体と健康にかかわることですから、こうしたことが一般に言えるかどうかについては少し慎重に見る方が良いと思いますが、自分の感じる症状だけでなく、整体師という他人による判断であるという点で、注目して良いことかと思います。

パソコンで親指シフトキーボードを使いたい(@SHOちゃん徒然日記)
http://shoichi-oosaki.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-f4bd.html

親指シフトキーボードなんて聞いたことがない?あなたは若い。中年なら知っている。

確かに親指シフトという言葉を知っているのは、昔のことを知っている人の方が多いのかもしれません。ただ、勝間和代さんの本の影響などもあって最近の若い人でも知っている人は増えているような気もします。

カツケン(@シンセカイブログ)
http://blog.livedoor.jp/shinsekaiblog/archives/547219.html

早速始めてみた

親指シフトは難しそうだが

キーボード入力スピードが1.7倍になるらしい

そんなに差がでるんだ

(知らなかった)

この通りです。親指シフトという考え方があるということを知ってもらえるようになったのはうれしいことで、これに対する勝間和代さんの貢献は大きいものがあります。

windows7導入(@すずめ特攻隊)
http://turugiuo.blog.so-net.ne.jp/2009-10-27

今使っている親指シフトキーボードまでも対応というか使えているのに!

この方はウィンドウズ7をインストールした際にこれまで使っていたマウスの機能が使えなくなっています。ところが親指シフトキーボードは引き続き使えています。いつ頃買ったものかは分かりませんが、いずれにしても新しいOSという環境の中でも親指シフトは引き続き使うことができるのです。

以上を見ると親指シフトに対する見方は、古いものであるとするのと新しいものであると言うのの両面があることが分かります。

親指シフトは確かに30年前に考えられ、実現されたものです。その主要なプラットフォームであった専用ワープロはすでに昔のものとなっています。でも、親指シフトの考え方は、大きな変更がないまま、新しい環境で使えるようになっていますし、新たに使おうとする人もいるのです。だから、親指シフトは決して古くなっていないし、現在および将来(未来のことはだれも予測できないですが)的にも意味のあるものなのです。

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2009/10/22

Re: 岩窟女王ー忘れないで。親指シフトという存在。 (@岩窟女王日記 ~美人が引きこもりで何が悪い!~)他1件

まあまあそんなに親指シフトは怖いもんじゃないんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nishiyamapink/30750477.html

ちなみに、前わーくんにそのことを話したら、「オレも日商取った。親指シフトのキーボードは、探せばある」ということで、親指シフトのキーボードをヨドバシで聞いたら、ドン引きされた(笑)。

今の親指シフトの普及状況からすれば、確かに普通の量販店で扱うには販売量が少なすぎるんでしょう。でも「ドン引き」はしなくても良いと思うんですけど。親指シフトユーザーはそんなに怖くないですし(笑)、親指シフトに好意的な店は精一杯応援をしますから。

第14回アニメーション神戸授賞式・トークショー(@ひょうごっつ☆くーるβ版)
http://hyogotsucool.seesaa.net/article/130900668.html

(2) 作家の方の原稿執筆では, 
・今でも,ワープロ専用機を使用している方が多い。
・富士通OASYS,親指シフトでないと筆が進まない。ローマ字変換ではセリフを書けない。
・椎名誠氏,内田康夫氏,ジェームス三木氏,なかにし礼氏など,ワープロのヘビーユーザーは多い。

ほら、このように今は作られていないワープロ専用機を使ってでも親指シフトを使い続ける人がいるんです。まあ、もう新製品が出ない物を使い続けられたら新しい物は売れなくなるので売る側からすれば困った話かもしれませんが(笑)。

でも、ブランド品の商売ってこのようなものじゃないでしょうか。長く使うことを誇りにしているユーザーがいることでブランドイメージが上がり、神話さえ生まれれば大したものです。そうは言っても私は親指シフトは普通に工業製品として使ってその良さを感じてもらうということも大事だと思います。そのためには、それなりの需要の継続が必要です。このあたりは按配が難しいですね。

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2009/10/20

Re: 泡瀬干潟、干拓工事の現場から (@保坂展人のどこどこ日記)他4件

親指シフトを使い続けるとはどういうことか。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/877c380ef2aa17c4cd256a9be3c87c3e

長年、行動を共にしてきたモバイルPCだが、沖縄のホテルで電源を入れても無反応という悲しい状態となった。 7年間にわたって稼働し続けて、旅先からも『どこどこ日記』を書いてきた相棒だったが、長年の酷使に耐えたが、やっぱり寿命が来たようだ。このモバイルは 親指シフトなので、特別仕様。文章を入力するには、やはり1983年以来「親指シフト」を愛用している私は、今や絶滅危惧種的存在だが、「いいものは必ず 再評価される」と信じて、やはり親指シフトの特別仕様のPCを買う予定だ。

親指シフトという「考え方」は日本語入力の方法の一つなので抽象的なものですが、キーボードという物理的存在を通して実現されます。キーボードやコンピューター本体は物理的な物体ですから使っていれば壊れることもあるし、コンピューター本体は技術進歩による陳腐化で実用的な寿命がなくなってしまうこともあります。

こうしたときに親指シフトを使い続けるかどうか、常にユーザーは選択を迫られます。使われているシェアといった指標で少数派であることで情報が少なかったり、そもそも使える製品の選択の幅が狭いといった不便を被らなければならないとしても、使い続けたい、使い続けなければならないという理由で親指シフトの使用は継続されます。

もちろん、そうしたことを機会に親指シフトを使わなくなるという選択もあります。専用日本語ワープロからパソコンに移行していったときに親指シフトを使わなくなったという人が多いのもよく聞く話です。

でも、この方のように使い続けている人もいます。これが親指シフトです。

アニメーション神戸(@ODC コンピュータグラフィックス学科Webコースのブログ)
http://odcweb.blog90.fc2.com/blog-entry-87.html

特に雪室さんや辻さんは自分の親の世代でありながらまだまだ現役で仕事をされており、しかも対談では脚本を書くのに富士通の親指シフトのワープロを使っているという話を楽しそうにされていたのがとても印象的でした。

「富士通の親指シフトのワープロ」はワープロ専用機でしょうか。文章を書くためだけだったらワープロ専用機は今でも現役でしょう。たとえ、製品ジャンルとしてもう新製品が出ず、また修理などのサービスが受けられる期間をすでに終了し、消耗品も手に入らないということになってでもです。

こうした形で親指シフトのワープロ専用機を使い続ける理由は親指シフトだけではないかもしれませんが、OASYSの場合は特にそれが強いということなのでしょう。

REUDOの折り畳み式キーボードが届いたのです。(@やまもと・たくのゼミ日記)
http://d.hatena.ne.jp/takuzemi/20091018

NetWalkerはOSにubuntuを採用しています。Linux系のOSは「親指シフト」を標準で装備しているのですね。日本語入力メソッドの「Anthy」で選択するだけです。REUDOのキーボードで「親指シフト」モードにしてみたら実に快適です。

これは新発売の小型インターネットデバイスに、外付けのキーボードを取り付けて親指シフトを実現する方法です。OSがリナックスで、その日本語入力は標準で親指シフト入力にすることができるためこのように比較的簡単にできるようです。

外付けのキーボードを調達するという個人の努力に加えて、この場合はリナックス(あるいはそれの日本語入力システム)を開発した人が親指シフトを実装してくれたという、まことにうれしい事実があります。親指シフトが社会的に認められているということなのだと思います。

Intel Macで親指シフト。(@Photo News & Gallery, Anthropology)
http://okphex.exblog.jp/9117509

ところがMacユーザーの努力は素晴らしいもので、なんとIntel Mac登場以前に親指シフト入力機能を提供していた「Tesla」というソフトを、Intel Macでも動作するように改良してくれた方が現れました。

マッキントッシュの場合は、特別のプログラムを使って親指シフトを実現しています。Teslaというのはその一例です。このプログラムは、最初に作った人のプログラムを変更して、新しいマッキントッシュのOSに対応させる人が現れました。

親指シフトをマッキントッシュで使いたい人がいて、それをサポートする人もいる。こうした形で親指シフトが社会で受け入れられているということは私もすばらしいことだと思います。

あーっ、びっくりした(@Les Freresとつるちゃんの歌バカ気紛れ日誌)
http://ameblo.jp/studioleira/entry-10367867122.html

リウドの親指シフトのソフト、Rボードアシスタント、XPまでだったんだよなあ
使いやすかったんだよなあ
インストールできるなら、インストールして使いたいな……

親指シフトキーボードに付属していたソフトが新しいOSで使えなくなったのに対して何とかならないかと考えているようです。

リウド社の親指シフトキーボードは私も使っていましたが、ソフトも含めて大変使いやすくすばらしいものでした。私のは残念ながら故障してしまい、それがサービス期間後だったため修理もできなくなってしまい、今では使うことができません。これを直してくれる人がいたらうれしいんだけど・・・。

こうした親指シフトユーザーの願いはさまざまです。上で述べたリナックスやマッキントッシュの場合のように、親指シフトユーザーの願いが叶う場合もあります。

いずれにしても親指シフトを使い続けるためには個人による努力、例えば昔のものを使い続けるとか新しいものに買い換えるとかだけでなく、何らかの形で親指シフトを支えてくれる人やコミュニティーが存在し続けることが必要です。これが親指シフトに対する社会的な認知です。

そうだとすれば親指シフトユーザーが親指シフトを使い続けたい、使い続けられる環境があってほしいと願うのだったら、社会的な認知を維持し高めていくことが必要です。自分が使い続けていけるだけでなく親指シフトコミュニティー全体が続けていけるように考えて行動しなければならないのです。

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2009/10/19

Re: 読んだ(@fkm-穴の主)他1件

親指シフトを使って利益があるのはどのような人か。
http://d.hatena.ne.jp/fkm/20091018/p2

勝間さんってどの本でも「親指シフト」を推奨してるけど, ここの読者の皆様のようにコードを書く人にとって, 親指シフトってあまり有効じゃないと思うのはfkmだけでしょうか?

コードを書く人(プログラマー?)の仕事の実際がどのようなものか私は知らないので、親指シフトがこのような人たちにとって有効かどうか判断することはできません。しかし、私が想像するに、このような人たちでもマニュアルを作ったりして日本語の文章を書いたりすることは結構あるのではないのでしょうか。

そうだとすれば使いやすい日本語入力の方法としての親指シフトは有効に使えるはずです。なお、英文を書く場合は親指シフトは他の入力方法での場合と基本的に変わりません。だから、親指シフトを使ったからといってコードを書く仕事に影響が出ることもないはずです。

さくらの境 1巻(@めせ太日記さくらのブログ版)
http://meseta.sblo.jp/article/33016561.html

ゲームサイド誌のインタビューで竹本泉は「金持ちになったらMac用の親指シフトキーボードを作る会社を興す」と言い放ったのが「わかっているな!」という気になり痛快でした。

竹本泉さんという方を私は知らないので、Wikipediaで調べると漫画家のようです。ですから、基本的には漫画を描くことが仕事で、文章をパソコンで入力することはそんなに多くないのかもしれません。

それでも、このインタビューで言っているように親指シフトのことが気に入っている(実際にユーザーかどうかは書いてありませんが、このようなことを言うのは親指シフトユーザーだけでしょう。)のです。

漫画を書く仕事やその他の場面で日本語入力を使うことがどの位あるのか、実際に聞いてみないと分かりませんが、そんなに使わないだろうと思われる人でも親指シフトを実際に使っているのです。

文字入力というのはコンピューターを使う上での基本的な技術です。コンピューターの操作ではその他に覚えて使いこなせるようになるための技術があります。OSの操作だったり、アプリケーションの操作です。しかし、文字入力はどのような場合でも使わないということはおそらく少ないのだと思います。

そうだとすれば、技術としてアドバンテージがある親指シフトを使うことはコンピューターを使う多くのユーザーにとって利益があるものだと私は考えています。

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2009/10/17

Re: 日本語入力 ローマ字~JISかな~親指シフト(@Zoo Side Story)

いろいろな日本語入力方法を試した人の親指シフトに対する感想です。
http://zooside.seesaa.net/article/128815660.html

親指シフトに関してはいろんな方がいろんなことを書いていらっしゃいますが、私が一番驚いたのは習得スピードの速さでした。一週間も経てばブラインドタッチで普通に打てるようになってしまいました。

この方はローマ字入力を15年くらい使ったあと、JISかな入力を数カ月かけて覚えて使っていましたが、親指シフトに転向しました。

親指シフトは一週間程度でタッチタイプができるようになったというのは結構速いのではないかと思います。親指シフトが他の入力方法に比べて習得が速かったは、さまざまな要因があるかもしれません。

例えば、これまでにキーボードを使って入力していたことで文字入力という技術に慣れていたことが影響しているかもしれません。その他にも使っているハードの性能などが違っていることが関係するかもしれません。

ですから、ここに引用した方の経験だけで、親指シフトが他の方法に比べて習得スピードの面でアトバンテージがあると結論づけることには慎重であるべきです。厳密な方法論をとるとすれば、それなりの人数で入力方法以外はなるべく同じにした条件で比較をしてみる必要があります。もちろん、そのためにはかなりのコストがかかることは容易に想像がつきます。

日本語入力コンソーシアムのサイトにある入力速度の比較http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htmの図3は、詳細な方法論までは分かりませんが、入力方法以外はなるべく同じような条件にしようとしたことが伺えます。これで親指シフトの上達が速いということが説明されていることは重要な事実です。

こうしたコストがかかる比較をワープロ登場間もなくの頃は結構やっていたのですね。使いやすい文字入力の方法を求めることへの関心が関係者だけでなく、一般にも高かったからこうした実験の実施も正当化されたのだと思います。

そうした関心の高まりがなくなってしまうと、親指シフトも急速に力を失ってきたのだと思います。だから、親指シフトの普及のためには文字入力という重要な技術に対する関心を高めることが必要なのです。

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