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2009/01/17

Re: 親指シフトキーボード搭載のビジネスノート(@ビジネスPCテストルーム)他1件

親指シフトへの関心が高まっている?
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=2
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=3
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=4
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=5
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=6
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=7

スペック当たりの価格は高くなるが、ノートPCで親指シフトキーボードを使いたいなら、ほとんど唯一の選択肢。性能が高く、セキュリティもしっかりしており、長く使えるPCなので、親指シフトキーボード使いには一押しのモデルだ。

この記事はコンピューター、IT関係のオンラインマガジン「PC Online」に掲載された記事です。親指シフトは個人のサイトやブログに書かれることはそれなりにあるのですが、雑誌や新聞のようなマスコミに登場することはあまりありません。オンラインの雑誌でもそんなに多くないのが実情といってよいでしょう。

それだけに上記の記事は親指シフトユーザーや親指シフトに関心がある人たちにとって大変うれしいものだといえます。

この記事で良いなと思ったことが二つあります。一つは、全体の量がかなりあることで、かなり詳細なレビューとなっていることです。単なる仕様の説明などで終わらせず、きちんといろいろな面に気を配って書かれていることで、これを見ればこの親指シフトキーボード搭載のノートパソコンがどのようなものかがよく分かります。

もう一つは、それとも関係するのですが、親指シフト以外のことについてもかなり詳しく書かれていることです。実際7ページある記事のうち、3ページは親指シフトとは関係がないことが書かれています。また、親指シフトについて書いてあるところでも、親指シフトユーザーだったらついうれしくて筆が滑って書きそうになるのですが、そのような筆致にはなっていません(記事の著者が親指シフトユーザーかどうかは不明です)。

これらは、「親指シフトキーボードを持つノートパソコン」が「親指シフトである」ということだけでなく、他の面でも十分実用的な性能を持っているかをきちんと検証していることになります。つまり、「親指シフトであること」だけで満足しないようになっています。

親指シフトユーザーはともすれば、親指シフトが使えるというだけでとてもうれしく(実際、そのような環境を作るのに精一杯ということも往々にしてあります)、その他のことまで気が回らないことがあります。しかし、親指シフトが社会に受け入れられていくにはそれ以外のこともきちんと片づけないといけないのだと思います。上記の記事は、そのことを気づかせてくれたという意味でとてもうれしいものです。

親指シフトに戻れるキーボード - 富士通「FMV-KB232」(@マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/01/15/oyayubi/
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/01/15/oyayubi/001.html

筆者は今回、久しぶりに親指シフトキーボードを触った。20年以上前の感覚が戻るにはかなり時間を要したが、私の指先は「うしてけせ はときいん」のホームポジションを覚えていた。使い心地の良いFMV-KB232は、もう1度親指シフトに戻ってもいいかな、と思わせるキーボードであった。

この方はかつての親指シフトユーザーのようです。新しい親指シフトキーボードが20年以上前の感覚を取り戻させたという実感がよく分かります。

親指シフトを使い続けている人は、もちろんそれを維持するためにいろいろ工夫したりしています。それがある意味で当たり前になってしまっているところがあります。

ところが、これから親指シフトを使ってみようとする人や上記の記事の著者のように親指シフトに戻ってみようと思っている人にとっては、そうした手間がどの程度のものかについてなど知りたいことがたくさんあるはずです。親指シフトユーザーの層を広げるためにはそうした疑問に丁寧に答えていくしかないのだと思います。いろいろなところで親指シフトが取り上げられることはうれしいことですが、親指シフトに対する疑問に対してきちんと対応していることができなければ、かえって失望を生むことになってしまうのです。親指シフトのコミュニティーが気をつけなければならないのはこのことだと思います。

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