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2009年1月の記事

2009/01/29

Re: 勝間和代さんに物申す 親指シフト(@司法書士小林亮介の日々勉強)

親指シフトを使わない理由は何なのだろうか。
http://sihoukobayashi.blog95.fc2.com/blog-entry-415.html

親指シフト自体は、私も、10年以上前から知っていた。
しかし、今まで使ったことがなかったし、使おうとも思わなかった。
それはなぜか?
たしかに、日本語の入力方法としては、優れているかもしれない。
しかし、グローバルスタンダード(日本語の入力方法なので、ジャパニーズスタンダード?)
ではないところに問題があると思う。

親指シフトを極めてしまうと、自分のパソコンではないパソコンを使う際に、
逆に入力に不便を感じてしまうのではないだろうか?
もちろん、2つの言語を操るバイリンガルがいるのだから、
ローマ字入力またはかな入力と親指シフトの両方で素早く入力できるようになるのかもしれないが、
それには多大な努力が必要なのではないだろうか?

また、万一、親指シフトが絶滅した時のことも考えておかなければならない。
現在は、親指シフト専用キーボードや親指シフトを使用するためのエミュレーターが存在しているようであるが、
それらが存在しなくなった場合、親指シフトを使えなくなってしまう。
以前は、親指シフト専用のワープロやパソコンが存在していたようであるが、
現在は存在しない。
親指シフトは絶滅危惧種と言えるのではないか?

親指シフトを使わない理由を書かれています。これにはいくつかの論点があると思いますので、以下分けて論じます。なお、最初にお断りしておきますが、今日の私の書き込みは上記引用を書かれた方に対する批判ということではありません。むしろ、世間一般で考えられている親指シフトに対してのぼやっとした疑問に答えるのにちょうど良い材料になると思うので引用させてもらったと考えてください。

1. 親指シフトがグローバルスタンダードでない

グローバルスタンダードの定義をきちんとしないといけないとは思いますが、確かに世界的に使われているというものでないのは確かです。しかし、それを言えばいわゆるJISかなキーボードだってグローバルスタンダードではありません。五十歩百歩の議論をするつもりはないですが、日本語を使うという時点ですでに世界全体で通用するものでないのは同じといえましょう。

もっと言えば、英語キーボードだってグローバルスタンダードではないはずです。なぜなら、英語を使わないでコンピューターを使うことは、全世界で普通に行われていることだからです。

あえてグローバルスタンダードという言葉にこだわるとすれば、それはユーザーを取りまく環境(使っている言語はその中でも特に重要な要素でしょう)にコンピューターのハードやソフトを適応させるように使っているという現実なのではないでしょうか。

文字の入力方法はその一つの例で、さまざまな言語でいろいろな工夫がされています。多くはハードウェアとしてのキーボードはいわゆる英語キーボードを使っている(この事実を指してグローバルスタンダードと言いたいのだったら別に反論はしませんが、つまらないことだと私自身は思います)ようですが、私の知る限りでは「靴に足を合わせる」という形になっていることが多いように思われます。

2. 自分のものでないパソコンを使うときに困る

その通りです。私自身も、家で使うパソコン以外はローマ字入力を余儀なくさせられています。でも、多くの親指シフトユーザーはそれでも親指シフトがあった方が良いと考えて使っています。そのために、コストがかかったとしても、また、手間隙をかけなくてはならなくてもです。

もちろん、どこに行っても親指シフトが使えるようになれば親指シフトユーザーとしてこんなにうれしいことはないわけです。実際、親指シフトキーボードと必要なソフトをまとめて持ち歩いて出先のコンピューターにつないで親指シフトを使えるようにするといった工夫をする人もいます。

文字入力は人間とコンピューターの接点(インターフェース)の最前線です。いかに技術が進歩したとしても、人間から離れることはあり得ません。一方、コンピューターを使うときのデータやソフトウェアは、どこにあってもよく、実際にデータをネットワークの向こう側に置いてしまう(分かりやすい例ではGmailがそうでしょう)ことや、ネットワークの向こう側にあるソフトを使って作業をする(Googleドキュメントのように)のは普通になっています。いわゆるWeb2.0の考え方です。それでも、ヒューマンインターフェースとしてのキーボードは人間から離れられません。だから、自分の使いやすいものを選ぶ、さらには社会的にも良いものを選ぶことが大事なのです。

料理人はどこに呼ばれて仕事をしに行くにしても包丁だけは持っていくものです。カウボーイは馬を乗り換えても鞍は変えないものだと言います。インターフェースとなる道具に対する接し方はこのようなものなのです。だから親指シフトの筋金入りのユーザーは、どこでも親指シフトが使えるように用意をするのです。例えば、作家の曽野綾子さんは国内外に仕事場があり、そのどこにも親指シフトが使える環境を用意しているそうです。そこまでできる人はそう多くはないでしょうが、そのようにしている人がいるのも事実なのです。

3. 親指シフトは絶滅危惧種か

親指シフトの専用キーボードはパソコン用では現役で販売されているものは、私の知る限り2種類です。親指シフト専用キーボードがついているノートパソコンも2~3種類のようです。こうした状況を見れば、親指シフトは絶滅に向かっていると判断されるのも間違いではないかもしれません。

しかし、このような表面的な現象だけを見てはいけないと私は考えます。親指シフトが使える環境は実は広がっているのです。なぜかといえば、ワープロ専用機の時代は親指シフトを使うということは事実上、富士通のワープロ専用機OASYSを使うということに等しいものでした。かりに東芝のルポの機能が優れているのでそれで親指シフトを使いたいと思っても不可能でした。

OASYSに限らずワープロ専用機という製品ジャンルは消えてなくなってしまいました。一方で、PCは特にハードウェアはデファクトスタンダードの下で、大きく成長しました。これこそグローバルスタンダードとよべるものでしょう。親指シフトはこの中で、ずっと使える環境を維持してきました。現在は、OSで言えば主要なウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスで実用的に使える環境があります。つまり、親指シフトは使おうとすれば事実上、ほとんどのパソコンで使えるのです(キーボードが固定されているノートパソコンについては話は別です)。

考えてみれば親指シフトは約30年にわたり、その基本構造を変えずに生き残っているのです。この間にOSがどんなに変化したかを考えれば、それは驚くべきことなのではないでしょうか。つまり、親指シフトこそがドッグイヤーと言われる変化の激しい環境の中でサバイバルに成功しているのです。もちろん、これが未来にわたって維持できるかは分からないわけですが、少なくとも絶滅危惧種だという見方は当たっていないと私は思っています。

もしかすると、勝間さんは、これらのことを考え、親指シフトがもっと普及するよう、
自らの著書などを利用し、積極的に紹介しているのかもしれない。

勝間さんがどのようなお考えなのかは私にも分かりません。ただ、親指シフトのコミュニティーとしては、親指シフトを使い続けられる環境を維持していくためには何らかの努力が必要だとみんなが感じているのだと思います。自分が使い続けられる環境を維持していくためには、それなりのエコシステムができないといけない、そのためにはユーザーの仲間を増やすことが最も大事な行動であると私は思っています。

なお、グローバルスタンダードということで言えば、親指シフトを日本語以外に使うということを考えられます。具体的な実装までは行っていませんが、少なくとも可能性を示すことはできたと思っています。これも親指シフトのポテンシャルを示すものだと考えています。

親指シフトを世界に
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub14.htm
をご覧ください。

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2009/01/26

Re: いつの間にかロータス1-2-3の販売が終了していた。 (@駅前不動産屋のお気楽日記)

違うんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ifacitc/36811226.html

ワープロも当時主流の東芝のルポを使わずに、親指シフトの富士通の製品を使っていた。まあ、FM-7ユーザーだったのかも知れない。まあ、ルポも消え、親指シフトも消えている。親指シフトには、寂しさを少し感じる。

表題にあるように、ロータス1-2-3も東芝のルポもなくなっています(もう販売されていないという意味で)。そして、富士通の親指シフトのワープロOASYSもなくなっています。しかし、「親指シフト」はなくなっていません。

日本語専用ワープロの時代には、事実上「親指シフトを使うこと=富士通のOASYSを使うこと」でした。しかし、その後パソコンの時代となり、使われているOSもMS-DOSからウィンドウズに、またマッキントッシュやリナックスも使われています。大事なことは、これらの主要なOSで親指シフトを使おうと思えば実用的に使えることです。キーボードが固定されているノートパソコンでは難しいのですが、外付けキーボードを使うのだったら専用キーボードと必要なソフトウェアを揃えれば親指シフトが使えるのです。

これは親指シフトが文字入力というコンピューターを使う際の基本的な技術に関するイノベーションだからです。使い続けられているのは、親指シフトの基本デザインが健全であり頑健である証拠なのです。

寂しさを感じるなら、親指シフトに戻ってはどうでしょうか?親指シフトは発明以来30年近く使われていて、その間、使いたい人をずっと待っているのです。

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2009/01/17

Re: 親指シフトキーボード搭載のビジネスノート(@ビジネスPCテストルーム)他1件

親指シフトへの関心が高まっている?
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=2
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=3
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=4
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=5
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=6
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090116/1011373/?P=7

スペック当たりの価格は高くなるが、ノートPCで親指シフトキーボードを使いたいなら、ほとんど唯一の選択肢。性能が高く、セキュリティもしっかりしており、長く使えるPCなので、親指シフトキーボード使いには一押しのモデルだ。

この記事はコンピューター、IT関係のオンラインマガジン「PC Online」に掲載された記事です。親指シフトは個人のサイトやブログに書かれることはそれなりにあるのですが、雑誌や新聞のようなマスコミに登場することはあまりありません。オンラインの雑誌でもそんなに多くないのが実情といってよいでしょう。

それだけに上記の記事は親指シフトユーザーや親指シフトに関心がある人たちにとって大変うれしいものだといえます。

この記事で良いなと思ったことが二つあります。一つは、全体の量がかなりあることで、かなり詳細なレビューとなっていることです。単なる仕様の説明などで終わらせず、きちんといろいろな面に気を配って書かれていることで、これを見ればこの親指シフトキーボード搭載のノートパソコンがどのようなものかがよく分かります。

もう一つは、それとも関係するのですが、親指シフト以外のことについてもかなり詳しく書かれていることです。実際7ページある記事のうち、3ページは親指シフトとは関係がないことが書かれています。また、親指シフトについて書いてあるところでも、親指シフトユーザーだったらついうれしくて筆が滑って書きそうになるのですが、そのような筆致にはなっていません(記事の著者が親指シフトユーザーかどうかは不明です)。

これらは、「親指シフトキーボードを持つノートパソコン」が「親指シフトである」ということだけでなく、他の面でも十分実用的な性能を持っているかをきちんと検証していることになります。つまり、「親指シフトであること」だけで満足しないようになっています。

親指シフトユーザーはともすれば、親指シフトが使えるというだけでとてもうれしく(実際、そのような環境を作るのに精一杯ということも往々にしてあります)、その他のことまで気が回らないことがあります。しかし、親指シフトが社会に受け入れられていくにはそれ以外のこともきちんと片づけないといけないのだと思います。上記の記事は、そのことを気づかせてくれたという意味でとてもうれしいものです。

親指シフトに戻れるキーボード - 富士通「FMV-KB232」(@マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/01/15/oyayubi/
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/01/15/oyayubi/001.html

筆者は今回、久しぶりに親指シフトキーボードを触った。20年以上前の感覚が戻るにはかなり時間を要したが、私の指先は「うしてけせ はときいん」のホームポジションを覚えていた。使い心地の良いFMV-KB232は、もう1度親指シフトに戻ってもいいかな、と思わせるキーボードであった。

この方はかつての親指シフトユーザーのようです。新しい親指シフトキーボードが20年以上前の感覚を取り戻させたという実感がよく分かります。

親指シフトを使い続けている人は、もちろんそれを維持するためにいろいろ工夫したりしています。それがある意味で当たり前になってしまっているところがあります。

ところが、これから親指シフトを使ってみようとする人や上記の記事の著者のように親指シフトに戻ってみようと思っている人にとっては、そうした手間がどの程度のものかについてなど知りたいことがたくさんあるはずです。親指シフトユーザーの層を広げるためにはそうした疑問に丁寧に答えていくしかないのだと思います。いろいろなところで親指シフトが取り上げられることはうれしいことですが、親指シフトに対する疑問に対してきちんと対応していることができなければ、かえって失望を生むことになってしまうのです。親指シフトのコミュニティーが気をつけなければならないのはこのことだと思います。

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2009/01/12

Re: Windows7βファーストインプレッション(@タイトル:未定)他3件

パソコンのOSが変わると親指シフトはどうなるか。
http://tome-programming.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/windows7-8310.html

という事で、Widnows7βを手に入れることになんとか成功しまして、早速インストールしてみました。
で、この記事は、Windows7β上のIE8βにて書いています。

(中略)

私が試したかったのは、Japanistです。で、インストールは無事に終了。一応動作しています。この文章も早速、快速親指シフトにて入力しています。親指シフトキーボードでは試せていません。新しい親指シフト、ほしいんですけど…
一番心配だった部分もなんとかクリアーしましたので、Windows7、もう少し使い込んでいきたいと思います。

ウィンドウズOSの次期バージョンのベータ版が利用可能になったそうです。いろいろな方が早速インストールして試しているようで、ブログにもファースト・インプレッションが書き込まれてきています。

このようにまだ製品版になっていないものも使って試してみようとする人の関心はさまざまで、自分の使っているコンピューターで不具合が起きないかとか、これまでの周辺機器が問題なく使えるようになっているかとかを試しています。こうした結果は開発元にフィードバックされて製品版になったときに問題がないように改善がされていくことが期待されます。

親指シフトユーザーの関心はもちろん、親指シフトが使える環境が維持できるかということです。上記によれば、大きな問題はないようです。これは多くの親指シフトユーザーにとって朗報です。

Windows 7 Beta(英語版)をインストールしてみました(@98のWeblog)
http://a96sj096.cocolog-nifty.com/weblog/2009/01/windows-7-beta-.html

周辺機器といえばおまけですが、何を思ったか親指シフトキーボードの富士通 FMV-KB611が、Windows 7 Betaで動作するかを試すという快挙(暴挙?)をやってみました。。結果、親指シフトによる入力が問題なく行えました。Windows 7になっても、親指シフターはFMV-KB611を継続して使うことができるみたいです。

この方は、どうやら親指シフトユーザーではないようですが、親指シフトキーボードをお持ちで、ありがたいことに早速親指シフト入力で動作するかを確認してくれました。まさしく「快挙」で、親指シフトユーザーはみんな感謝しています。

FMV-KB611は古いキーボードですが、今でも使っている人は多いようです。キータッチなどが好みの人もいるようです。こうした人たちにとってのうれしいニュースです。

このまま出荷してほしい>Windows7(@くすぴーのぼらぼらBlog2)
http://kusup.cocolog-nifty.com/pasores/2009/01/windows7-70f5.html

Japnist2003や秀丸をインストールしてちょっと入力してみているのですが,Vistaだと入力時にややもたついた感じがする(キーボードはコンパクト親指シフトキーボード)のが,Windows7だとサクサク入力できるのでびっくりしています。

この方は別の親指シフトキーボード(コンパクト型)で試されています。こちらも問題はないようです。

製品版までに変わるところは当然あるわけですが、これまでに見た試用レポートを見る限り、ウィンドウズOSの次期バージョンでも引き続き親指シフトが使えるようになることは期待が持てそうです。

親指シフトは文字入力というコンピューター利用に関する基本的な技術ですから、OSが変わったとしても、引き続き利用可能でないと困ります。これまでのところ、この約束は守られてきていますし、また、OSの違いを越えても使えるようになってきていることは、親指シフトの持つポテンシャルなのだと思います。もちろん、そのためにはいろいろな方の力が必要だったわけで、ここにあげたように、製品版になる前でも使ってみようという人も大きな貢献をしているのです。

FM-TOWNS &親指シフトキーボード(@ハマっち)
http://sns.yokohama150.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=30130&bbs_id=552

初めて買ったパソコンがFM-TOWNSです。

それまで使っていたワープロが富士通の親指シフトだったこと、当時としては唯一マルチメディア志向だったこと、当時の小学校にはTOWNSが多かったことによります。

その後、時代の流れとともにwindows機を使うようになりました。

しかし、親指シフトだけ忘れられず、今でも昔の親指シフトキーボードKB211を流用して使い続けています。

FM-TOWNSが発売開始になったのは1989年だそうですから、この方がTOWNSを使ったのは1990年代の前半ぐらいでしょうか。そうだとすると、もう20年近く前のことになります。

その頃からOSは変化していきましたが、親指シフトの利用はずっとされていたようです。

OSの変化とともに親指シフトの継続ができるのか、親指シフトユーザーはいつも不安をかかえていたのだと思います。でも、実際には親指シフトは使い続けられたのです。これはOSなどに関係なく使えるはずである親指シフトという技術の特性とともに、それを支えてきた人たちがいたことによるものです。

親指シフトなどなくなってしまうということを聞くこともあるかもしれません。しかし、親指シフトはずっと実用的に使い続けられてきたという「実績」があるのです。これは親指シフトの未来を語る上で重要なポイントなのです。

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2009/01/09

Re: 嬉しい賀状(@ひとひら)

親指シフトはどこで使えるか。
http://plasticity.jp/hitohira/2009/01/post-135.html

父はいつも愛用の親指シフトのキーボードで入力するワープロで作った文章のみの賀状をくれますが
今回は絵入りです!
(父はパソコンも使っていますが、パソコンは新しい入力方法を覚えるのが面倒でインターネットサイトの閲覧が主のようです)

ご存じかもしれませんが、パソコンでも親指シフトは使えます。少しの手間と、場合によってはコストもかかりますが、間違いなく実用的に使えます。ですから、新しい入力方法を覚える必要もないのです。

文字の入力方法は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの使い方より基本的な技術です。逆に言えば、ハードやソフトがどんなに変わっても、慣れたもの、使いやすいものを続けて使うことが個人にとっては利益です。

あまり知られていないかもしれませんが、親指シフトは発明されて以来、使える環境がなくなったことはありません。現在、個人が使うパソコンの主要なOSであるウィンドウズ、マッキントッシュ、リナックスで実用的に使える環境があります。

この父、今年3月のお誕生日で87才になります。
パパいつまでもこの調子でね!

昔使えた技術で今でもその良さが失われていないものが、使えるようになっていることは大事なことです。親指シフトはその約束を(細々かもしれないですが)守り続けているのです。

これからも親指シフトでお元気に!

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2009/01/03

Re: Linuxの世界は素晴らしい人々に支えられています。(@やまもと・たくのゼミ日記)

リナックスでの親指シフトはどのように支えられているのだろう。
http://d.hatena.ne.jp/takuzemi/20081231

おもにUbuntu上で日本語入力システムのscim-anthyをどう利用するかを研究しました。私がやりたいことは「親指シフトキーボード」の自分流のカスタマイズです。

(中略)

気がつけば、Linuxの世界は素晴らしい人々に支えられています。私が受けている恩恵に関しても、いくら感謝しても足りないという思いがあります。

後半の文章は必ずしも親指シフトに限ったことだけではないのですが、いずれにしてもリナックスで親指シフトが使える、しかもそれがソフトの設定だけで(もちろん、専用キーボードを使えばもっと良い)ということは、考えてみれば大変なことです。私もときどきリナックスの入ったパソコンで親指シフトを使うのですが、このように使いやすいものがフリーで使えるということにまさしく「いくら感謝しても足りないという思い」です。

リナックスを開発するコミュニティーをモティベートしているものが何なのかは部外者である私は想像するしかありません。面白さとか、世界に貢献しているという実感とかいうものかもしれません。それが分からなくても作ってくれた人々はすばらしい人々だということには私も同感です。

そこで、すばらしい人々にもう一つお願いということで、正月の妄想(笑)を書いてみました。
親指シフト世界普及のための構想(妄想) その4 親指シフトキーボードによる中国語入力の実装(Linux)
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub145-4.html

どなたか関係者にお知り合いがいましたら宣伝のほどよろしくお願いいたします(笑)。

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