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2008年9月の記事

2008/09/28

Re: FMV-KB232とMacとVMwareFusionと超漢字とトリニティワークスのドライバ(@底抜けにセカンドウィンドな日々)他2件

親指シフトが使える環境はどこまで広がるのか。
http://blog.goo.ne.jp/ran_kawanishi2007/e/75cee8b4c17d8105cdce0025cea845a2

現在、私は、FMV-KB611とWindowsXPと「VMwarPlayerと超漢字」=超漢字Vの組み合わせをメインで使っております。
これで、超漢字のエディタ(基本文章編集)に親指シフトで入力をいたします。

(中略)

しかし、ここにきて、MacとVMwareFusionと超漢字の組み合わせが実現でき、しかも、なかなか快適なので、こっちに移行しようかな、と、そういう風に思っているのでございます。

(中略)

となると、次に買うのは、USB接続のFMV-KB232か……。
これ、Macで使えるのだろうか?

調べてみますと、使えるのでございます。
キーボード本体とほぼ同額のドライバーを入れると、Macで使えるそうです。
ドライバーを提供しているのは、トリニティワークスです。

この方が使っている環境は私にはどのようなものか見当がつかないほど複雑なものです。こうしたものは、もちろん必要に合わせてあるものを組み合わせながら使うということなのだと思います。とりあえず私は、パソコンを使って行う作業は、オフィスソフトとブラウザ、メールソフトその他いくつかのプログラム程度しかないので、ごくごく普通のウィンドウパソコンで用が足りています。リナックスが動くのもあるのですが、こちらは実用というよりは実験用といった感じです。

いずれにしても、パソコンやOSはいろいろなものを選んでも、文字入力に関しては親指シフトを維持したいという希望を持っている人は多いわけで、上で引用した方もそのような人の一人です。

これはもちろん、文字入力という技術がパソコンのハードやソフトに関係なく通用する技術だからで、それだからこそ使う人にとってもハードやソフトがどんな環境でも同一の使いやすいものを常に使い続けるという要求があるし、それを可能にするための技術にも需要があるのです。

週末(@ときどきもばいる)
http://d.hatena.ne.jp/indigomode/20080927

今はリュウドの青歯キーボードを接続し、em1keyによる親指シフト化をしてこの文章を入力中。

(中略)

親指シフトマンセーです。

この方は、携帯電話にワイヤレス接続のキーボードを使って親指シフトの入力をしています。親指シフトは使おうと思えば、いろんな環境で使えるようになっています。もちろん、その背後には、ハードウェアやソフトウェアを開発する人や会社の努力があります。親指シフトを使いたいという人がいれば、何とか使えるように工夫がされるというのが親指シフトのコミュニティーの力なのです。

キーボードに拘泥する(@三日画師のかすかだり)
http://mikkagashi.cocolog-nifty.com/kasukadari/2008/09/post-ca7c.html

某NIFTYの某会議室では,あの神田氏にMacintosh用の親指シフトキーボードを出すべきだと主張したりもしたが,あれは今でも間違っていなかったと思っている。

まさしくその通りです。実をいえば現実はすでにもっと進んでいるといえます。つまり、これまで見たように、マッキントッシュやリナックスで親指シフトが使えますし、携帯電話にキーボードをつないで親指シフトを使うこともできるわけです。これこそが親指シフトという技術の本質であり、それを生かすための努力もずっと続けられているのです。

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2008/09/16

Re: Justsystemは「絶対に」2親指シフト系配列を単独で採用したりはしない。(@雑記/えもじならべあそび(相沢かえでの無変換な水木土日記))

親指シフトとワープロソフト、日本語入力ソフトの関係。
http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20080916/1221493328

pp.68-69、「海外で現地のパソコンに、ソフトを突っ込むだけで使えるものじゃないとダメでしょ」という話。

日本語専用キーボードに対して、バッサリ斬ってる。

これは『パソコンは日本語をどう変えたか (ブルーバックス 1610)』で紹介されている、ジャストシステムの浮川氏の言葉です。これは、ATOKや一太郎でスペースキーを「変換」に、エンターキーを「確定」に割り当てている理由として、外国製のパソコンのキーボードでも使えるようにしたことを指しています。その前提として、ワープロ専用機がなくなることも述べています。

原典に当たって浮川氏の言葉を引用します。

「出張で海外を飛び回るビジネスマンは、大きなパソコンを持ち歩けないでしょう。でも、日本語が動くワープロソフトがあれば、ディスク(当時はソフト、データともフロッピィディスクで扱うのが普通だった)を持っていって、現地のパソコンに突っ込んで日本語で文章が作れる。そのときに、特別な日本語用のキーボードじゃないと動かないという状況ではまずいわけです」

これがどの程度、今実現されているかを今しばらく吟味してみます。その上で、それと日本語入力、とりわけ私の関心である親指シフトとの関係を考えてみます。

まず、ワープロ専用機がなくなったことは周知のごとく事実です。もちろん今でも使い続けている人もいますが、新しい機種が出なくなってもうかなりの年月が経っていることを考えると、製品ジャンルとしてワープロ専用機がなくなったことは確かです。そして、その理由の一つが、ある意味で世界中どこでも使えるインフラとしてのパソコンの広がりにあることも確かでしょう。

そうした意味で、世界のどこへ行っても現地のパソコンを使って仕事ができるということは大変な進歩です。いや、それ以上に今はネットにつながっていれば、ソフトやデータだって自分で持っていく必要はなくネット経由でワープロや表計算を使うこともできるわけです。Google ドキュメントはその良い例です。

昔から、王様は手ぶらで旅行するものと決まっています。必要なものは家来が持っていくか、行く先々ですでに用意がされているからです。持ち物をたくさん下げて旅行することを「乞食の引っ越し」と言うこともあります。その点からすれば、ノートパソコンを持って旅行するビジネスマンより手ぶらで行って現地のパソコンを使える人の方がリッチだということなのかもしれません。

みんながリッチになれるためには、それなりのインフラが必要で、この場合にはパソコンというものの規格(デファクトにしろデジュリにしろ)がほぼ統一されていることが大事です。その上に、すでに述べたネットの普及というのも重要なインフラになります。それが実現されつつあるのが現在の科学技術が進んだ世界と考えて良いでしょう。

では、文字を入力するために使うキーボードはどうでしょう。これも現地にあるものを使うべきなのでしょうか。一つ考えなければいけないと私が思うのが、キーボードは人間とパソコンのインターフェースの最前線にあるということです。つまり、使う場合には必ず人間と物理的な接触がある必要があることです。これと正反対に、人間から見てどこにあっても良いのが、例えばコンピューターのハードそのものだったりソフトウェアやデータなのです。後者については、規格が統一されていさえすれば、どんなものでも良いし、どこにあっても(ネット経由だって)良いわけです。

ところがインタフェースについては使う人間から離れることはできません。そして、そのことは使う人の好みやニーズにぴったり合ったものを使うことの重要性を意味します。ですから、パソコンのハードやソフト、データは規格さえあっていれば現地にあるものやネット経由のものを使っても問題はないのですが、キーボードはあくまでも使う人が一番使いやすいものを使わなければならないし、それが現地で用意されなければ自分で持っていくことだって十分に正当化できるのです。

昔から、プロは自分の体の一部として使う道具は自分で用意し自分で持っていくものでした。料理人は包丁をサラシに巻いて料理場を渡り歩き、カウボーイは馬は乗り換えても鞍は同じものを使い続けるのでした。これがインターフェースとしての道具を使いこなす心得なのです。

ですからキーボードについては「現地にこれしかないから」ということで妥協することはプロとしてはやってはいけないことなのではないでしょうか。浮川氏の言葉にはそうした点での配慮が欠けていると私は考えます。もちろん、これは程度問題でもあるので、そうしたユーザーのわがまま(王様でもない限りわがままがそのまま通りほど世の中は甘くない)を全部メーカーが請け負う必要がないのも確かです。

さらに具体的なことを言うとすると、ATOKや一太郎が親指シフトをサポートしない理由が私は分かりません。なぜなら、インターフェースとしての親指シフトの問題とATOKが扱う漢字変換の機能(一番主要な機能だけを挙げます)や一太郎が扱う文書作成の機能が矛盾するとは思えないからです。実際、多くの人が親指ひゅんのようなエミュレーターとATOKを使って日本語入力をしています。つまり、ATOKを使うことは親指シフトを使うことの障害にならないし、その逆も真なのです。だから私からすれば、ATOKや一太郎は親指シフトを敢えて無視することで多くのユーザーを取り逃しているのではないかと思うのです。これは両者にとって不幸なことだし、もっとも不幸なのはユーザーなのではないでしょうか。

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2008/09/15

Re: So-net blogに楽天市場リンクが?!そして親指シフト。 (@加藤の今日)

文章のプロが使う親指シフト。
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2008-09-14-2

僕の本にも書いた、脳直結超高速日本語入力が可能になる、親指シフトキーボードが、楽天市場で購入することができるのです。
もう入手できないと思って諦めてローマ字入力に転向していった方も多いようですが、ちゃーーんとあるんです。
そしてなんとっ!!
「OyayubiDriver」というフリーウェアを利用すると、MacOSXでも使えるんですっ!!

加藤昌史さんは演劇集団キャラメルボックスの製作総指揮をされていて、作品も多く書かれています。そして、長い間マッキントッシュで親指シフトを使っています。ホームページで、マッキントッシュで親指シフトを使うことのすばらしさも書かれています。

親指シフトを使う人に文章のプロの方が多いことはこれまでも私は何回も述べています。前回の記事に書いた姫野カオルコさんも作家です。また、親指シフトの普及活動をしている「親指シフトキーボードを普及させる会」http://www.oyayubi-user.gr.jp/のメンバーの多くも作家などのプロです。

私は文章を書くのが得意ではないので、親指シフトの良さを他人に伝えようとしてもうまく表現ができず、自分のことながらもどかしい思いをしています。それでも、これまでこのブログなどで親指シフトのことを書き続けてきたことは少しながら誇って良いことかと思っています。

親指シフトを使っている文章のプロの方は、ぜひ親指シフトの良さをいろいろな機会を使って訴えてほしいと思っています。他人の心をつかむような文章の書き方は、ぜひ私も勉強させてもらいたいといつも思っているからです。

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2008/09/13

Re: 親指シフト(@『ガラスのバレーシューズ』と『花の館』と『東京シンデレラ』、 『星よりも花よりも』や『空からこんにちは』や『山びこサンチ』を おぼえている人が、今、自分の前に座っていると想定したブログ)

親指シフトを使う有名人。
http://only5.himenoshiki.com/?eid=798688

このブログは親指シフトキーボードで書いています。
「親指シフト」は、決して、足踏みミシンかなにかのように、今はもうなくなった(みたいな)ものではありません。

引用したのは親指シフトを使って執筆している作家の姫野カオルコさんのブログです。彼女はこれまでにも親指シフトのことをいろいろなところに書いて宣伝をしてくれています。

ここで言っておられる「今はもうなくなった(みたいな)もの」というのは、世間一般の親指シフトに対するイメージかもしれません。でも、姫野さんが書かれているように、事実はそうでないのはこれまでもいろんな人が言っているし、私が本ブログでずっと訴え続けていることです。

私のようにしがない者が言っても(いや、これでも努力はしているんですけど)その影響力は大したことはありません。やはり姫野さんのような文章のプロの方が言ってもらえると、違ってくるのではないでしょうか。今後もぜひ、親指シフトの宣伝をよろしくお願いいたします。

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2008/09/09

Re: 親指シフトキーボード(@PhotoPierre)

親指シフトとマッキントッシュ。
http://blog.photopierre.com/archives/2008/09/09-0754.html

まさかとは思いますが、仮にMac用の親指シフトキーボードが販売されることになったら、激しく悩むことになります。あれ、すごーく使いやすかった記憶があるんです。

マッキントッシュ専用というわけではないですが、ウィンドウズパソコン用の親指シフトをマッキントッシュに使って親指シフトを実現しようとする試みはいくつかあります。

例えば、トリニティーワークスという会社はWindows用として販売されている親指シフトキーボード(FKB8579-661EV)をマッキントッシュで使うためのソフトウェアを開発して販売しています。
http://www.trinityworks.co.jp/software/NicolaK661EV/index.php

その他にもフリーウェアを開発している人たちもいます。

ですから、激しく悩んでください(笑)。親指シフトはマッキントッシュも見逃しているわけではないのです。

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2008/09/08

Re: 新しい親指シフトキーボードが来ました。「FMV-KB232」(@藤野幸嗣のブログ)他2件

新しい親指シフトキーボードがついに発売されました。早速使っている人がブログに記事を書いています。
http://www.fujino.com/mt/blog/2008/09/fmvkb232.html

それで、やっと届きました、新しい親指シフトキーボード「FMV-KB232」、まだ7月のWebMartで注文ができる頃にオーダーをかけておきました。

さっそくAtok+親指ひゅんQで試していますがほとんど問題ありません。

速攻の注文で、手に入れられたようですね。早速試して使っていて、うまく使えるか、キーボードが快適かなどをレポートされています。このあとも楽しみに待っていますので、よろしくお願いいたします。

FMV-KB232(@小乗的日常)
http://d.hatena.ne.jp/Biokovo/20080907#p1

発売と同時にアクセスさんに注文していた新型親指シフトキーボードが到着。富士通のFMVシリーズ以外には動作保証しないということで少々不安だったが、つないだらあっさり動いた。事前にIMEのJapanist2003のアップデートはしたが、キーボードドライバは古いのしか見つからないのでそのまま。これで問題なさそう。

この方も早速動いたようです。ここに書かれているように、確かに動作保証はされていないのですがこれまでも、親指シフトキーボードをつないで動かなかったという例は聞いたことがないので、おそらく大丈夫なのでしょう(私が保証するわけじゃないですが)。

このようなレポートがあるだけで、安心して親指シフトを使おうとする人が出てくることを期待しています。

FMV-KB232到着(@小泉優ブログ)
http://koizumiyu.blog5.fc2.com/blog-entry-132.html

本日、親指シフトキーボードFMV-KB232が到着。
早速、使ってみた。
パソコンに接続する前に、まずJapanist2003をアップデート。
キーボードを箱から出して見てみると……あれ、OASYS風の配列だったんだ。

この方も早速使っています。実際のものがくると、いろいろなことが分かってきます。

実際に使えば、使い心地も分かるでしょうし、考えていたことと違うことも分かってきます。これから買おうと思っている人は、こうした報告を見て、判断するのに役にたてることでしょう。

私は今のところ必要がないので購入の予定はないのですが、買うとなったらこうした報告はとても参考になるでしょう。他に買った人がいたらレポートをよろしくお願いいたします。もちろん、実物を見に行ける人はそれが一番です。

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