Re: 親指シフトキーボードそしてGW(@弁理士の日々)他2件
親指シフトは世間に知られるようになってきている?
http://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/f640963f278264bf8b54f9b1ca487637
4月27日の朝日新聞beの1面「日曜ナントカ学」は、「ケガをしないパソコン追求」と題して、長時間パソコンを使い続ける人が、肩こりや頭痛などを起こさないようなパソコンを追求しています。
「それなら親指シフトキーボードだろう」と突っ込みを入れようと2面を開いたら、何とそこには親指シフトキーボードの話題が掲載されていました。ありがたいことです。
私もこの記事をみて、大変ありがたいと思いました。なんといっても親指シフトはその存在自体が知られていないのです。ましてや、その考え方や利点などについて、一般のマスコミに書かれることは大変少ないので、このような機会はたいへん貴重なものとなっています。
朝日新聞の記事を書いた記者が親指シフトを使っているのかどうかは分からないのですが、私が読んだ限りでは特に親指シフト自体への思い入れがあってという様子ではないようです。少し突っ込みが足りないなというところや、ローマ字入力と日本語のローマ字表記の問題を少し簡単に結びつけすぎているのではないかといった疑問もあるのですが、とはいえ、どんな形でも親指シフトが、一般の人が読むメディアに登場したことは良い機会です。これを機に、親指シフトに興味を持ってくれる人が少しでも出てくれたらと願っています。
じつは早いんです。(@JAZZを聴きながら)
http://blog.goo.ne.jp/h-babu0717/e/b78455014b80655ce33e96bf5ab64e41
「か」を「ka」と打つローマ字入力に比べ、仮名入力では打つキーが6割程度ですむ。素早い入力を競うワープロ競技会でほぼ無敵だった。それでも日本語入力の主流にはなれなかった。
これは富士通が昔出していた「親指シフト方式キーボード」を受けてのおはなしです。
(中略)
(「親指シフト方式キーボード」の)愛用者は今もいる。文筆業者、司法関係者など、長い文章を書くことの多い「プロ」が多いのが特徴だ。
とこの記事に書いてあるではありませんか。未だ「仮名入力」をしている人がいて、しかも「プロ」に多いなんて(なんか嬉しい)
「打つ文字と表示される文字が違うローマ字入力は、日本語を書く方法としては自然でない。定着したのは、ある意味不思議」
関西学院大教授、奥野卓司さん、よくぞ言って下さった。(笑)
これも同じ朝日新聞の記事についてです。この方は親指シフトではないようですが、ローマ字入力ではなく、仮名入力をされているようです。
親指シフトの優れたところは、ローマ字入力に比べた打鍵数の比較だけではありません。私が考える親指シフトの利点は簡単にまとめると以下の通りです。
第一に、親指と他の指の同時打鍵という方法により、人間の生理に合った方法で、自然な形で一つのキーを3通りに活用できた。そのため、キーボード上で使いやすい30のキーを90通りに活用させることができる。従来の小指によるシフトは、力も敏捷さも劣る小指を長い間押し続けなくてはならない上に、人間の手指の構造上、同じ側の手でシフトをすることができない。だから、一つのキーは2通りにしか活用できない。
第二に、文字の配列を日本語の文章を分析することにより合理的なものとすることができた。
第三に、ソフトウェア的制御を活用する(これは実は親指シフトに限ったことではないのですが)ことにより柔軟な入力方法ができた。親指シフトは、これに加えて「日本語の仮名の一文字が一打鍵に対応する」という日本語の使用者にとって使いやすいインターフェースができた。
これらをすべて兼ね備えているのが親指シフトです。残念ながらJIS仮名入力はこれらすべてを実現はできていないのです。
現場で大活躍(@そわそわブログ♪~(・∀)ノシ)
http://noporu.at.webry.info/200804/article_8.html
今日の「アッコにおまかせ」で、テレビにリアルタイムで字幕をつける仕事が紹介されていた。その字幕職人の人が使っていたのが親指シフトキーボードで感動した。こうやって現場で大活躍してるのを見ると、親指シフトが絶滅することはとりあえずないんじゃないかって気がする。
いいものだからいつまでも世に使われ続けるとは限らないが、いいものであればそれを何とか守ろうとする人たちも出てくるわけで、親指シフトはこれからも守られていくと思う。というか思いたい。
おお、これは知らなかった、というか私はほとんどテレビを見ないじゃないか。親指シフト自体についてとりあげられたのかどうか分からないのですが、そうでなくても、テレビを見た人が「あれ、あのキーボード、普通のと違う」と思い、それから親指シフトのことを知って実際に使うようになる、なんてことがないとも限らない(かもしれない)ので、とにかくマスメディアで取り上げられるのは良いことです。
親指シフトのことが、一般向けのメディアに出ることはほとんど無いし、ましてやそれがどんなものであるかなどと説明されることは皆無といって良いでしょう。それでも、親指シフトを使っている人がいるということを確認することは親指シフトのコミュニティーにとって重要なことなのです。
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