Re: 親指シフト配列とたわし その2(@香り立つテキストの間)
親指シフトへの敷居の高さはどの位か。
http://aromatext.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/2_8932.html
親指シフト入力の導入は関連ソフトが充実してきたおかげで、昔に比べずいぶんと敷居が低くなりました。
この方は、最初に親指シフトにトライしたのがウィンドウズ95の頃だったそうです。その時にNECのPC98シリーズに親指シフトを導入しようとして、エミュレーターソフトを使ったのですが、結局はあまり良い結果でなく、あきらめました。
その後、7年ほどローマ字入力をしていましたが、親指シフトをもう一度試そうということで、親指ひゅんQ(エミュレーションプログラム)を導入して、今度はうまくいったようです。ローマ字入力もされているようですが、親指シフトがフィーリングに合ったようです。
親指シフトを使おうとする場合、現在普通に売られているパソコンではそのままでは親指シフトを使うことはできません。ソフトを用意しなくてはいけませんし、専用キーボードを使いたければそれなりの費用も必要です。
それでも、少し前に比べれば、「ちょっと努力すれば親指シフトが使える」という良い環境になっているのかもしれません。
ウィンドウズでいえば、商用ではJapanistがありますし、フリーウェアやシェアウェアのエミュレーションプログラムもずいぶん多くなりました。
マッキントッシュでは、Teslaというエミュレーションプログラムを最新のOSに対応させられるようにユーザーが工夫をしていますし、最近ではトリニティーワークスという会社が最新OSに対応した商用エミュレーションプログラムを発表しています。
http://www.trinityworks.co.jp/software/NicolaK661EV/index.php
リナックスでは、多くのディストリビューションでデフォールの日本語入力となっているSCIM-Anthyというプログラムでは、親指シフトによる入力に簡単に変えられるようになっています。
もっと言うと、携帯電話やPDAでも外付けのキーボードで親指シフトを使えるようにできるようになっています。
こうして見ると、親指シフトはパソコンユーザー全体の中での割合はずっと小さいとは言っても、しっかりと使える状態は維持されていると言えます。
考えてみると、ワープロ専用機の時代は、親指シフトを使うことは富士通のOASYSを使うこととイコールだった訳で、他社のワープロで親指シフトを使うことはまったく不可能でした。それが今では、どのようなパソコンでも親指シフトを使おうと思えば使えるようになっています。「敷居が低く」なっているという意味にはこのことも含めておくことが良いと思います。
大事なことは、この敷居が再び高くならないようにすること、できればもっと低くすることなのでしょう。これが親指シフトのコミュニティーの課題なのです。
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コメント
前から思ってるんですが、テレビドラマなどで近年は会社内のシーンではOA機器が写らない方がおかしいぐらいの状況ですから、数あるうちの一つ(目立つ位置)にオヤユビーンのキーボードを置いておくとか、主人公や脇役が誰か一人オヤユビストだとか。
『世界の車窓から』をスポンサーしてるぐらいなら、他の番組にも入れないでしょうかね。
投稿: ごん | 2008/03/17 09:39
ごんさん
まあ、そんな具合に親指シフトがフィーチャーされるようになればうれしいんですけど・・・。
誰かお金持ちがスポンサーになりませんかね(笑)。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2008/03/17 22:30