親指シフトウォッチ

親指シフトをあきらめるのは少し待ってはどうでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/soukoku/20071018

現在、XP環境で親指シフトを用い『かな変換』で、日本語を入力している。

(中略)

仮にMacを購入したとして、その環境下で親指シフトとなるとTELSAというものを入れる必要があるらしい。しかし、このソフト、対応がPantharとのことなので、Tigerやもうすぐ発売のものでは動かない。

ないものねだりをしていても仕方ないので、日本語入力を親指式のかな入力からローマ字変換に戻す方向で考える。

この方はマッキントッシュの購入を考えておられるようです。その際の日本語入力をどのようにするか、現在ウィンドウズでは親指シフトを使っているのにマックでは問題があることを心配されています。

マッキントッシュで親指シフトを使うことについて私は知見がないのですが、OSが新しくなってもいろいろな方法で親指シフトを使い続けられるように工夫をしている人がいるようです。

http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2007/09/re_miscellanium_ace7.html
http://kk.cocolog-nifty.com/misc/2007/09/post_f574.html

また、mixiでもマッキントッシュで親指シフトを使うことについて議論があります。詳細は説明する能力がありませんが、基本的にプログラムのソースからコンパイルをする方法だそうです。

確かに、OS等が変わるごとに親指シフトが使い続けられるかどうか心配しなくてはならないのは面倒なことです。でも、これまでの経験からすると、こう言う場合には必ずといって良いほど誰かが何かを考え出して、親指シフトが実用的に使い続けられる環境が維持されています。

この事実、親指シフトが考え出されてから四半世紀経った今でも実用的に使えるということの意味は大きいのです。これが親指シフトのコミュニティーの力であり伝統なのです。

で、親指シフトをあきらめるのは少し待ってはいかがでしょう。

親指シフトを始めたい人のために何をしたら良いのか。
http://pub.ne.jp/okeydoke/?entry_id=951569

NICOLAの掲示板に親指シフトの講習会のご要望がありましたのでこの話題に乗っかってみました。

私自身はパソコンの初心者講習会に期待を抱いておりませんので便乗しただけです。すいません。Windowsパソコンの知識のすそ野は広すぎて初心者講習会では日本語入力にまで手を広げることに消極的です。"練習.txt"というファイルは"Rensyu.txt"で良いのではないかという考え方です。

しかしパソコン初心者に親指シフトという選択肢もあるということをアナウンスできたらすばらしいことなんですが。

これは日本語入力コンソーシアムの掲示板に出ていた話題についてです。
http://nicola.sunicom.co.jp/cgi/wf_begin/wf_b_forum.plx?mode=allread&no=1353&page=0
親指シフトに興味を持った方が講習会のようなものがないかと質問したのに対して、何人かから答がありました。私もコメントをしています。

パソコンの初心者講習の中で、日本語入力として親指シフトを教えることは、いくら私が親指シフトのセールスマンだとしても(笑)、非現実的だというのは分かります。ただ、日本語入力の方法にはいろいろなバリエーションがあるということだけでも知ってもらえれば、何かのきっかけで親指シフトのことも思い出してくれるかもしれません。

一方、パソコンを使っている人が親指シフトに興味を持った時に、講習会のようなものがあれば、実際に触ってみたりすることもできて良いのかもしれません。

ネット上で親指シフトのプロモーションをすることは大事ですし、やる気さえあれば、そのために乗り越えなければならない壁はそう高くはありません。でも、リアル世界での活動となると話が違ってきます。物理的にモノや人を動かすことは大変な労力だし、責任も格段に重くなります。そう軽々と手を出せるものでもありません。

ただ、そんなことばかり言っていてはいけないのかもしれません。新しいものに挑戦しようとする人がいる時に、尻込みばかりしていては何も動かすことはできないでしょう。・・・そうは言っても難しいんですけどね。う～。