親指シフトを最近始められた人が増えてきているようです。練習を始めて悩むことはやはりスピードなど効果がなかなか現れないことのようです。
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20070923
親指シフトによる速度低下が大きい。
ちょっとだけ早くなったのでイライラしにくくなってきたけれど、それでもローマ字入力の半分以下の速度では使い物にならない。
む~、どうしたものか。ここまで打てるようになってしまうと、もったいないから練習あるのみなんだけど。
世の中のものはだいたい、新しい方法にすると効果が出るまでにそれなりに時間がかかるものが多いようです。
親指シフトも例外ではありません。親指シフトに切り換えた人がその効果を実感できるようになるまでの期間は、その人のこれまでの文字入力の方法での馴れ、スピード、実際に使う頻度などに影響されます。同時に、親指シフトを使い始めてからの練習の密度や、それまでの入力方法との併用の有無、練習の環境(使うソフトやハードなど)といった要因にも影響を受けます。
これらについて、きちんと研究したものは無いようですが、私がこれまでネットなどで読んだ経験者の体験をまとめると次のようなことは言えるようです。
1. スピードに関して言えば、ある程度のレベルに達すると急に効果が感じられるようになる。だいたい、一分間に100字程度打てるようになると「楽になった」と感じられるというのが私の感触です。
2. それまで使っていた入力方法での習熟はプラスとマイナスの効果がある。プラスは「キーボードによる文字入力」に対する馴れで、マイナスは「これまででもそれなりに速くできたのに」という思いです。
3. ある程度集中して練習する(できればこれまでの入力方法は併用しない)と上達は速い。
いずれにしても、親指シフトという新しい方法の効果が感じられるようになるまでにはそれなりの時間がかかることは事実です。「すぐに分かる」というのは、かなり特別な場合で一般化することはできず、そのように言ったとすれば誇大広告のそしりをまぬがれないでしょう。
それならば、効果が出るまでの期間、練習を続けられるようなモチベーションが必要になります。それが何かは人によって違うわけですが親指シフトコミュニティーは、移行をスムーズにするようなサポートをする必要があると思います。
親指シフトの利点を論理的に説明する(潜在的な親指シフトユーザーに納得できるような形で)ことは、このための大事な要素なのです。
親指シフト2(@YOUとYOUの豊かな生活)
http://youyoulee.seesaa.net/article/56351577.html
いつの間にか親指シフトを導入してから2カ月が経った。1カ月めくらいの時に、一向に実用に耐える(仕事で使える程度)の入力スピードにならず、ちょっと悩んだが、会社のPCにもこっそり親指ひゅんQを入れて、思い切って仕事でも使い始めた。その途端にストレスなく打てるようになったから不思議。やはりローマ字入力と親指シフト入力の両方を併用していたのが親指シフト入力の習得を遅らせていたのだと思う。
でも、果たして、ローマ字入力と比べて入力スピードが速くなったかと言われるとよくわからない。打鍵のスピードは明らかにローマ字入力の方が速い。でも、文字入力スピード-考えた日本語を表示させるまでの時間-は、感覚的にはどちらも大して変わらない気がする。ローマ字入力の方が明らかに打鍵数が多いんだなぁ。
スピードはともかくとして、無駄に指が消耗する感じや、キータッチががちゃがちゃうるさい事がないのがいい。また、話している音や、自分で書く文字のとおりのリズムで打てるのがちょっと気持ちがいい。この気持ちよさは、やってみた人にしかわからない感覚だと思う。
この方も入力スピードについてはまだ満足できるレベルまで達してはいないようです。ただ、親指シフトではローマ字入力に比べて、打鍵数が少なくてすむことは感じています。
もう一つ重要なのは、スピードという量的に測れるものだけでなく、指の動きに無駄が少ないことや入力の時のリズムといった感覚的なものに関しての親指シフトの優位をはっきり感じていることです。
これらは個人的なものなので、他人を説得する際の材料としては使いにくいものです。でも、私が見る限り、こうした感覚的な優位を親指シフトに感じている人、そしてそのことをいろいろな場で表明している人が多いのは事実です。拙ブログの過去ログを見ていただければそれは分かるかと思います。
親指シフトの潜在的ユーザーを実際にユーザーに変えるには、さまざまな材料が必要です。使いやすさといった数量化しにくいものが親指シフトの得意分野であることはセールスマンにとっては(笑)面倒なのですが、実際に使った人の声は貴重な武器となります。
平凡舎ウクレレ部(@徒然草むしり)
http://reviken.blog6.fc2.com/blog-entry-1393.html
原稿が門外不出だというのでローマ字で叩いてきたのだけれども、他人の辞書で他人のキーボードでしかもローマ字って最悪だな、やっぱし(言ってくれれば自分のノートPCを持参するのによ)。3,000字ぽっち、自宅の親指シフトでやりゃあ15分がところなのに1時間くらいもかけちまったよ。
文字入力の技術は「使う本人にとって使いやすいか」が優劣を決めます。また、何を使ったかが最終結果からは判断できないというものでもあります。だから、人によってどれが良いかという評価が大きく異なるという、セールスマンにとっては(笑)大変売りにくいものです。
しかも、たくさんの人が使っているメジャーなものは、分からなくなったら相談する相手がすぐ近くにいるという利点があります。これはある意味でのネットワーク効果ともいえるでしょう。
数において劣勢である親指シフトを売り込もうとすれば、納得されるような利益をきちんと説明できなければなりません。そして、それを訴え続けることが必要です。そのための努力が親指シフトコミュニティーとして必要とされているのです。メジャーなものはメジャーであるというだけでアドバンテージを持つものなので、挑戦者の戦略はより洗練されていなければなりません。
部長も知っていた(@個人的な勉強日記)
http://isshy.seesaa.net/article/55190049.html
自分の拙い親指シフト入力が恥ずかしかったけど,イラついているような人はいないみたいだった。
入力の速さがリアルタイムで問題になる場面はそれほど多くないと思います。こうした場面では、やはり一番使いやすいものを使う必要があります。親指シフトを覚えるにはそれなりの練習が必要ですが、きちんと覚えれば結果もついてくるのです。
効率悪すぎ?(@マイルームへようこそ♪
http://blog.kocchi.net/?eid=708907
せっかく親指シフトで入力速度アップしたのに
・・・なんかエエ方法ないかなぁ(=_=)
親指シフトで入力が速くなったなら、いろいろなことを考える時間ができます。仕事を効率的にする方法だって考えられるかもしれません。使いやすい道具を持つということはそういうことなのだと思います。
積み重なる本(@f-acetoace→チエベの要呑庵)
http://ti-e-be.at.webry.info/200709/article_10.html
久しぶりにデスクトップのキーボードをさわってみたら、
打てない!
手が動かない!!
・・・なぜぇ・・・
この分だと親指シフトもダメだろうなぁ~
なぜぇ、親指シフトがダメなのですかぁ~(笑)。
親指シフトも指を使ったキーボード入力の一つの方法ですから、手が動かないといくら親指シフトが効率的だといってもお手上げです。
まずは、指が回復するまで待って、そうすれば親指シフトも使えるように必ずなります。
NICOLA入力を練習中(@little writing weblog)
http://little-writing.blogspot.com/2007/09/nicola.html
ここ最近、NICOLA入力を練習中です。いわゆる「親指シフト」ですね。
(中略)
おなじくらいの時間で習得できるといいのですが、ローマ字入力がすっかり身についてしまっているからなあ。意外と時間がかかるかも。
(中略)
新しい運指は、さあ、どのくらいで、ローマ字入力の記憶を乗り越えることができるのでしょうか。
すでに書いた通り、親指シフトという新しい入力方法がどの程度で身につくか、また、これまでのローマ字入力を超えるのにどの位かかるかは、いろいろな条件によります。
時間がかかるということを承知の上で、親指シフトにトライされているのは親指シフトユーザーとしてはありがたいものです。ぜひ、親指シフトの利点が感じられるまで続けてください。そうなれば親指シフトコミュニティーの一員です(笑)。
肩こりしまくり。。。(@親指シフトは便利なのかを体をはって試すブログ)
http://oyayubishift.blog102.fc2.com/blog-entry-7.html
最近は会社でも親指シフトを使っています。
(中略)
まだローマ字打ちのスピードには遠く及びません。
それに、なれない親指の筋肉を使うせいなのか、肩が凝って仕方ありません。気分が落ち込みます。。。
いつかしゃべるくらいの速度で打鍵できる日を目指して、精進していきます!!!
親指シフトで肩こりですか・・・。これは困りましたね。セールスマンとしては、「もう少しご寛恕を」と言うしかありません。幸い、「しゃべるくらいの速度で打鍵できる日」という目標がはっきりしていますので、このまま練習を続けてみてください。
入力を必要とする場面のなるべく多くで親指シフトを使うことはプラスです。職場でも親指シフトにされていることは良いことだと思います。ただ、極端に遅くなって仕事が進まなくなってしまっては困るのも事実で、ある程度フレキシブルに考えても良いかと思います。いずれにせよ、ある程度の速度で入力できるようになれば、突然、親指シフトの良さが感じられるようになることを信じています。
キーパンチャー(@梶本洋子のつぶやき)
http://kajimotoyoko.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_c7ee.html
あの頃のキーボードはキーの一つ一つに存在感があった。
いかにも小さいあたしの手には、都合の悪いことばかり。
OASYSの親指シフトキーボードなんざぁ、「これって人間工学的観点からすると、悪くない?」と思わせたのだけれども、文字を入力する速度は向上した。
キーボードの物理的な特性(大きさもその一つです)は、おそらく標準的なユーザーを想定して決められているのでしょうから、万人にとって最適ではないというのも事実です。
親指シフトキーボードだって、本当はいろいろな大きさやキーの形があっても良いのだと思います。現在は親指シフトキーボードの種類は極端に少ないので、こうした面で選択の余地が少ないのは残念なことです。
でも、それを差し引いても上記の通り、親指シフトを使えば、文字入力が速くできるという結果を生み出すことができます。この事実は大事なことなのだと思います。
親指シフト(@福まね)
http://fukumane.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_10.html
親指シフトは、富士通のオアシスで10年以上お世話になった。日本語入力にこだわった傑作である。しかし、パソコンが一般化すると共に衰退してしまった。(そういえば一太郎も)
(中略)
しかし、10年前にはブラインド・タッチできた親指シフトも、普段ローマ字入力をしているから、こんがらかってしまい、間違いタッチが多くなる。
それでもイライラしないところは、年齢のせいかもしれない。
パソコンの普及とともに親指シフトが衰退したのは事実です。これはとても残念なことですが、その理由を今さら言ってもしょうがないことかもしれません。
それよりは、今の時点で、親指シフトを使い続けたい(あるいは、新たに始めたい)と思っている人がまだいること、さらに、多くのハードウェアやOSで親指シフトを実用的に使える環境がまだあるという「事実」が大事なのだと思います。
親指シフトは、コンピューターを使った文字入力に関する基本的な技術です。コンピューターのハードウェアやOSといったものの多くが、時代とともに使えなくなったという歴史を見れば、親指シフトとの違いは明らかです。
だから、10年前に使っていたものは今でもまだ使えるのです。他のもので10年間使わずにいて、改めて使おうとした時にそんなに迷わないというものはあまりないのではないでしょうか。これは、親指シフトというデザインの良さを示す証拠であるとともに、親指シフトという技術の特性をも示しているのです。
どうかな(@なべまさ日記)
http://blog.livedoor.jp/nabemasakun/archives/50761925.html
思うところがあって、親指シフトキーボードを買ってみました。
ラクに入力できるらしいですが。
慣れるのに、結構時間がかかりそうです・・・
確かに親指シフトになれるまでにはそれなりの時間がかかります。この時期を越えなければ親指シフトの良さも分からないし、入力の速さといった効果も現れません。
これを越えるために必要なのは、どの程度までいけば実用的に使えるレベルなのか、そのためにやらなければならないのは何なのか、どのようにすれば効率的にできるのか、といった情報が重要です。親指シフトのコミュニティーにはこのような情報が集まっているはずです。それをどのように広げていくかが大事な課題です。
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