Re: B割れ(@Linux Diary)
親指シフト専用キーボードは高いのか。
http://maru89.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/b_7c6e.html
ヨドバシカメラでB割れキーボード発見!即買いしました。2880円也。
ノートPCは最初から親指シフトキーボードなのですが、デスクトップのほうは多少無理な指遣いでやってきてました。
富士通純正の親指シフトキーボードは高いし、左右シフトキーと変換・無変換キーが別々になっているのは個人的にあまり好きじゃなかったので(手が小さいせい?)、こういう製品はありがたいです。
この方は親指シフトに適したキーの配置をしたキーボードを見つけ、それがリーズナブルな値段だったので買いました。ただし、これは親指シフト専用キーボードではありません。
確かに親指シフト専用キーボードは、普通のキーボードがモデルによっては1000円もしないで買えることを考えたら、1万円程度はしますから、素朴に考えて大変高価であると言えるでしょう。ただ、普通のJISかな配列のキーボードでもモデルによってはこの位、あるいはそれ以上の値段のものもあることは知っていて良いと思います。
短期的には親指シフト専用キーボードを買うことはコストがかかります。ただ、私は親指シフトで快適に作業ができるのだったら、そのためのコストはそれほど長くかからずに十分取り戻せるものだと信じています。だから、親指シフトを使うことを人に勧めているし、できれば専用キーボードを購入することも選択肢に入れてほしいと思っています。こうした意味で、「親指シフトキーボードは安い」と言っても間違いではないと思っています。
むしろ親指シフトのコストとして問題なのは、将来に向かってなのかもしれません。つまり、親指シフトのキーボードが入手できなくなってしまう、その他の理由で親指シフトが使えなくなってしまうという事態が生じたとすれば、その時点で親指シフトのコストは無限大となります。
親指シフトを使おうという人に実際に使うことをためらわせている理由がコストだとすれば、実はそれは短期的に見て親指シフトキーボードの値段が高いという理由(それはそれで大事な理由ではありますが)よりは、長期的に見て、親指シフトが使えなくなる可能性を考慮した親指シフトのコストの高さなのかもしれません。
だから、親指シフトのコミュニティーの最大の課題は将来に向かって親指シフトが実用的に使える環境が維持されるかどうかなのです。将来のことは誰も予測できないというのは事実ですが、少なくとも潜在的な親指シフトユーザーに対して、親指シフトの将来はどうなのかということを説明できないといけないのでしょう。
幸いなことに、これまでの親指シフトの歴史を見れば、発明されて四半世紀経っても、基本的に当初の考え方は維持されていますし、実用的に使える環境も維持されています。主要なOSで親指シフトは使えるのです(LinuxでMS Wordは使えますか?)。この間のコンピューターのハード、ソフトの変動の大きさを考えたら、この「事実」の持つ意味は大きいのです。潜在的な親指シフトユーザーに対しても十分な説得力を持つ「証拠」なのです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント