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2007年3月の記事

2007/03/18

Re: 長電話したが無駄だった!(@遠藤征・おじじの日記)他10件

しばらく更新していなかった間に、また親指シフト関係の記事がたまってしまいました。以下、簡単な紹介となります。

http://networkq.seesaa.net/article/35857145.html

「PCはそんなに簡単に壊れませんよ!OSは何ですか?」
「富士通、………。」
「?????」
……そういえば、ワープロの時代に、親指シフトの富士通機器を愛用していたB氏である。PCも同社製品を愛用しているのだな!

ワープロ時代は、確かに各メーカーが独自の規格で作っていたので、現在のパソコンにおけるOSのようなものは、たとえそれがあったとしても後ろに隠れていました。だから、各メーカーもさまざまな工夫をしたのでしょう。

パソコンになって、ハードやOSの規格は全世界的に統一されるようになってきました。それでも、文字入力のようなヒューマンインターフェースは「使う人に合わせる」のが最も理に適っています。親指シフトを使いたい人はハードやソフトがどのような環境であれ、文字入力を必要とされる場面では、一貫して使いたいのです。実際、親指シフトは現在の主要なOSどれでも実用的に使えるし、外付けのキーボードを使って携帯電話にも使えます。

OSは情報社会のインフラとよく言われます。確かにそうかもしれません。でも、使いやすい文字入力の方法こそ、実は大切なインフラなのかもしれません。

実務修習は大丈夫なのか(@弁護士 Barl-Karhによる 花園に爆弾日記)
http://d.hatena.ne.jp/Barl-Karth/20070313

右陪席は裁判官室が全面的に凍り付くようなしゃれを飛ばしながら「親指シフト」で判決を起案していた(当時は,裁判官も親指シフトを使っていた。

親指シフトとしゃれが関係あるのかどうかわかりませんが、もしかしたら、タッチタイプがやりやすいから余裕もあったのかも・・・という問題ではないか(笑)。

司法関係者も文字入力の作業が多いのだと思います。現在、こうした職種で親指シフトがどの位使われているかも知りたいですね。

オアシスポケットに憧れた(@ITGadgets)
http://hypertech.weblogs.jp/blog/2007/03/post_0f66.html

オアシスポケットは、初代の無印から、OASYS Pocket2、OASYS Pocket3と2回モデルチェンジし、最終モデルであるOASYS Pocket3ではDOSに下りて色々なソフトを使うことができました。その中にはカード型データベースや表計算ソフトまであり、こうなるとワープロというよりまるでパソコンでした。

ワープロ専用機は、だんだん機能を増やしていき、ここに書かれているように、一部の機種はパソコンに匹敵するようなものになってきました。上述のOASYS Pocket3は、小さいながらも、ずいぶんいろいろなことができたようです。

そして、これらに一貫して親指シフトが使えました。つまり、親指シフトはそれがワープロであろうがパソコンであろうが、使いやすい文字入力が必要とされるところで役に立ってきたのです。これこそが親指シフトという技術の特徴なのです。

時代はキーボード(@日記を書こう)
http://www.digicafe.jp/diary/646250.html

あと今も気になるのは親指シフト。日本語には最高の対応らしい。笑い話ですが、小説家同士で「君が親指シフトで原稿を書かないと僕は解説を書かないよ」とかの会話があったそうです。

確かに親指シフトは、「最高」かどうかは分かりませんが、とても使いやすいものです。ぜひ、お使いになることをすすめます(笑)。小説家の方のおっしゃることは、親指シフトの良さを強調しているのかもしれませんが、少し誇張しすぎかなという気もします。作品の評価はできあがったものでするものです。そうは言っても、このように言いたくなるのも親指シフトがとても使いやすいからかもしれません。

狂の毒誤歓送 - ツ、イ、ラ、ク(@てんこの「誰が読むんだ?」そんな日々)
http://user.spblog.jp/tenkyouin/blog/archive/449.html


偉大なる親指シフター・姫野カオルコせんせーのツ、イ、ラ、ク。読み終えました。

(中略)

面白いです。

私はこの小説は読んでいないので、この評価が当たっているかどうか判断できません。親指シフトを使っているから面白いものが書けるかどうかは証明されない(笑)ですが、何となく親指シフトを使っている人だと知ると少しは親しさが湧く感じもします。

OASYS(@大学教員のトホホな日常?)
http://d.hatena.ne.jp/faculty-member/20070315/1173963755


そう、ワープロ専用機のOASYSだ。20世紀のお終いに買ったワープロ専用機で、せっせと原稿を書いている。

 「親指シフトが打ちやすい」と言うことだし、「原稿を書くならワープロ専用機で十分」だとも思うが、ファイルをメールに添付して送りたいのなら、やはりワードか一太郎を使えるようにしなければいけない・・・。

親指シフトはもちろんパソコンでも使えますし、ワードや一太郎でも使えます。確かにワープロ専用機の時代は親指シフトといえば事実上OASYSしか選択肢がありませんでした。パソコン時代になって、親指シフトは退潮したように見えます。事実、親指シフトを使っている人のシェアは非常に小さいでしょう。

でも、パソコン時代になっても親指シフトは使い続けられています。しかも、主要なOSで実用的にです。つまり、パソコン時代になって親指シフトが使えるベースは広がっているのです。これは大事なことです。

ワードや一太郎といったアプリケーションの使い方は仕事で必要だったら覚えるしかありません。なぜなら、メールで送るような作業の結果(文書ファイル)はアプリケーション毎に違っているからです。だから、共同作業をするのだったらアプリケーションは統一する必要があります。

文字入力の方法はそうではありません。どんな入力方法を使っていても、できた結果が交換可能だったら、使う人が使いやすいものを選べば良いのです。親指シフトを選ぶ人はこういう理屈で親指シフトを選んでいるのです。

休日の戯れ言(@ゼミ通信伝言版)
http://blog.livedoor.jp/n8821/archives/53122624.html

富士通のオアシスだった。その内の1台が薦められ長井めが購入したのだ。だから文書作成は40年余りお手の物だったんだが。
ワープロとパソコンでは勝手が違うが(キーボードの配列と親指シフト)

パソコンでも親指シフトを使えば、とても作業は楽になります。現実の世界では、コストや手間、あるいは組織のシステム部門が管理しているパソコンだったら管理の規則などの問題で、親指シフトを使おうとするとさまざまな困難にぶつかります。

現実を変えていくのはいつでも大変です。でも、親指シフトを使いたい人はいろいろな工夫でそれを乗り越えようといつも努力しているのです。

ワープロ歴20年に(@さかぽよすの記 with To LOVEる)
http://sakapoyosu.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/20_bd6f.html


当然こちらもキーボードは親指シフト、もうスラスラと様々な文章を入力するようになり、中学校のプリントの入力代理も行ったぐらいです。

(中略)

しかし、親指シフトキーボードが普及しなかったのが残念で仕方がありません。

(中略)

現在この文章も親指シフトで入力しています。キーボード本体も予備も持っているぐらいです。ただ、現在入手出来るPC用の親指シフトキーボードは 12000円ぐらいと高価だし、今後どんなインターフェースになるか分からず、親指シフトを継続させてくれるかどうかが分からないのが困ったものです。

この方は小学生の頃から親指シフトのワープロを使い始め、今でも使い続けておられます。この間に、ワープロからウィンドウズの各バージョンを経て、現在まで至っています。今後については、キーボードの価格やパソコンの環境がどのように変わるか分からないのが不安だと感じています。

確かに、ウィンドウズやマックOSのバージョンが変わるたびに親指シフトユーザーは不安な思いをさせられています。でも、一方で何とか新しい環境でも親指シフトが使い続けられるように考える人も出てきています。こうしたことで、四半世紀を越える期間、親指シフトは使い続けられてきたのです。この事実の重みは無視できないのです。

ひさびさに(@不惑の戸惑い)
http://plaza.rakuten.co.jp/huwaku/diary/200703170001/

私はこう見えても、ぷち資格ホルダーで(お金かけて資格取るのが趣味みたいなもんで、ちっとも訳にたたない)いくつか資格をもっています。

(中略)

ワープロ検定2級(それも親指シフト)

これはほとんど生きた化石。

ワープロ自体、今となってはあまり使われない(パソコンのワープロソフトにとって代わられた)以上、ワープロの資格は確かにあまり意味がないものになってしまったかもしれません。

資格になるかどうかは別にしても、親指シフトは今でも使えますし、今でも役に立つ技術です。私が親指シフトをすすめるのも、化石を生き返らせようということではないのです(笑)。

IntelMacで親指シフト(@現実2.0)
http://d.hatena.ne.jp/free-bee/20070318/1174191529

一番の問題は、IntelMacで親指シフトができるか(具体的にはTeslaが動作するか)という点であった。

結論から言うと、あっさりと動いた。

万歳!

私自身は、マッキントッシュの新しい機種は全然使っていない(私の持っているのはマックOS9.1で、Rboard Pro for Macがつながっています)ので、詳しいことは分かりません。実際の手順もどの程度大変なのかもよく分かりません。

大事なのは、すでに述べたように、新しい環境が現れると、そこでも親指シフトが使えるかどうか試し、何とか使えるように考える人がいることです。親指シフトの歴史はこうした人たちに支えられているのです。

富士通ゼネラルのエアコン「nocria」サリーのおかげで売上激増(@さかぽよすの記 with To LOVEる)
http://sakapoyosu.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/nocria_1d39.html

ここで一つ提案と言うか何と言うか分からないのですが、「親指シフトキーボード」の宣伝をサリーちゃんにして頂ければ、と思いました。実は私は親指シフターで、この文章も親指シフトキーボードで短時間に沢山の文章が打てるのですが、これは正に「魔法をかけているかの如く」であり、私の場合、漢字仮名まじりで1分間に200文字程度は楽に打てます。

おお、これはすごい提案(笑)。私はマーケティングは詳しくないので(笑)、これがどの程度効果的なのかは判断できません。でも、親指シフトをたくさんの人に知ってもらうことができれば、どんなことでもうれしいという気持ちです。親指シフトの普及は現在は富士通ではなくて、日本語入力コンソーシアムがやっていますが、どこでも良いから(笑)親指シフトの宣伝はやってほしいですね。

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2007/03/11

Re: Mac で親指シフト専用キーボード 6(@”なすこじ”のジオログ)

親指シフトユーザーはこれを見逃してはいけません。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nasukoji_7/view/20070225/1172389048

親指シフターからの応答が無くて寂しい状態が続いています。

まだ数百人はMac+親指シフト専用キーボードの人がいると思うのですが、どうもnicolaの掲示板を見ている人はいないみたいですね。

これは失礼いたしました。こちらで微力ながら宣伝させていただきます。

やっていることはすごいですね。OSを越えて専用キーボードを使いこなすというのは大変なことだと思います。こういう知識が知られるようになり、困っている人が助かればずいぶん親指シフトの環境も違ってくるのだと思います。

ウィンドウズがVistaになったことでRboard Pro for PCが使えるかどうかやきもきしている人も多いのですが、こうした問題についても何とか解決策を考える場があると良いですね。

私のブログもそうしたことに役立つようにしたいと考えます。

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2007/03/09

Re: 親指シフトキーボード(@ジーアップ社長 柴田俊(シバタシュン)のブログ)他1件

親指シフトはどのようにして使われなくなったのか。
http://blog.g-up.com/shuns/?s=2&b=10707

いろいろな人に「日本語を入力するなら絶対親指シフトキーボードだ!」と言いふらしていました。

オーストラリアに(しばらく生活するつもりで)いくときも、荷物の中には巨大な親指シフトキーボードを入れてゆきました。

とにかく親指シフトキーボードを愛していました。これ以外では日本語の入力はしたくないと思っていました。

・・・しかし、ウインドウズ95が出てから、しばらく親指シフトキーボードのドライバが入手できず、通常のキーボードを使うようになり、その後は、ノートパソコンを主に使用するようになり、世の中のニュースなどでも一切「親指シフトキーボード」という言葉を聞かなくなってきて、親指シフトキーボードそのものが、もう、なくなってゆくものなのかと思っていました。私も「元」親指シフトキーボード愛好家、となっておりました。

この方は、典型的な「元」親指シフトユーザーかもしれません。親指シフトを使えば確かに、言いふらしたくなるし、それ以外で日本語入力をしたくなくなるのもよく分かります。

外国に行く時だって、おさおさ怠りなく親指シフトキーボードを持っていく気持ちもよく分かります。私もタイで2年間生活した時には親指シフトキーボードを持っていきました。途中で故障してしまった時は本当に困りました。こんな面倒だって厭わないのです。

それでも、実用的に使える環境がなくなってしまえばどうしようもありません。私はウィンドウズ95の頃の状況がどうだったか、もう覚えていないのですが、確かにこの方が書かれているように間が空いてしまったことで、多くの人が親指シフトを使うことをあきらめてしまったのかもしれません。これは残念なことでした。

しかし、世の中には親指シフトキーボードは生きていました。ちゃんとサイトもあるし、愛好家もいるようです。Googleで調べるとたくさんサイトが見つかります。

その通りです。親指シフトが今でもあるということ、実用的に使える環境がある(それもほとんどのOSで)こと、そして大事なことは、親指シフトを使い続け、その良さを訴え続けている人がいること(拙ブログもその仲間です)が重要なのです。

私の親指シフトキーボードへの愛着など、その人達に言わせれば大したことなかったのかもしれません。

そんなことないですよ。今からでも遅くない(笑)。親指シフトを使ったことがあるのなら、すぐに元に戻ります。そうなれば、「元」親指シフトキーボード愛好家ではなくて、現役の親指シフトユーザーです。いかがでしょうか(笑)。

かな入力(@やるならやらねば!!)
http://nappi.blog96.fc2.com/blog-entry-2.html

私は決心した!!
ローマ字入力になるっっ!!!!!
という訳で、今一文字一文字めっちゃ時間かかってます・・・
かなりストレスでいらいらするけど、しかたない。
親指シフトじゃなかったのが唯一の救いだ。

まあまあ、そうおっしゃらずに。文字入力の方法は、ユーザーにとっては自分の使いたい方法を使えば良いんです。だって、できあがったものを見てローマ字入力かかな入力なんて分かる人はいませんからね。

親指シフトは今でも実用的に使えますし、実際使い続けている人も結構います。だから、そう邪険にしないで(笑)、温かく見守ってください。以上、セールスマンからのお願いでした。

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2007/03/08

Re: サイバーな製品について(@イーアルカンフーのパンチの音 パポー)他8件

親指シフトを覚えている人はまだたくさんいます。
http://mote.kitaguni.tv/e353608.html

いまだにキーボード入力系の資格検定で親指シフトキーボード使いが上位にきたりすることがある

おお、そうなんですか。私自身はあまりこういう資格検定はチェックしていないので、親指シフトが活躍しているかどうかは知らないのです。こうしたことも知られると良いですね。

仕事(@佐々木さんの日記)
http://ameblo.jp/ykt25/entry-10027461783.html

そういえば、最近聞かないけど今でも富士通の親指シフトキーボードってあるのかな。
その昔、ワープロ検定を取る為に通った教室ではその入力方法でした。

親指シフトキーボードはまだ販売されています。それだけでなく、専用キーボードでなくてもいろいろな工夫で親指シフトを使えるようになっています。

昔取った杵柄ということでもう一回親指シフトを試してみませんか。

憧れの“親指シフト”(@いっとくの戯言書庫)
http://www.enthusiast.jp/blog/2007/03/post_40.html

また“親指シフト”熱が出てきました。

もうすっかり配列すらも忘れてしまった親指シフトキーボードなんですが、時々無償にこれが欲しくなるのです。

(中略)

もう、選択肢はこれしかありませんね。

よーし、手に入るうちになんとかしよう。

こんな熱なら大歓迎(?)使いだせば配列なんてすぐ思い出しますよ(と、悪魔の誘い)。

手に入るうちに、というのは何となく気になるところですが(笑)、細かいところは気にせず、とにかく親指シフトの熱があるうちに、もう一度試してください。使ってみて熱が冷めるか、あるいはさらにヒートアップするかは分かりませんが。

パソコンやるのも根性次第!(@横浜日和)
http://yokohamaminatomirai.seesaa.net/article/35291282.html

富士通はインストラクターの真似事のような仕事をしていた時に担当していたのですが、当時は「親指シフトキー」なる富士通独特のキーボードがあり、オウジョウしてました( ̄▽ ̄)

(中略)

ある席は親指シフトキーの席、ある人はかな入力、ある人はローマ字入力。
そういう状況の中で指導していくのは大変だったんで、富士通に対して若干“毛嫌い”があります。

これはこれは大変でした。失礼申し上げました。

ただ、親指シフトを使うのと富士通を使うのとは少し違います。まず、親指シフトは富士通のパソコンでなくても使えます。また、親指シフトの権利についても、今では富士通から日本語入力コンソーシアムという団体に移管されています。

富士通は毛嫌いされても結構ですから(笑)、親指シフトは嫌いにならないようによろしくお願いします。

大変です(lll-ω-)(@バツイチママ☆笑う門には福来る)
http://mokko27.blog76.fc2.com/blog-entry-60.html

実は仕事のキーボードが月曜から変わることになりました。それがこれ 知る人ぞ知る!?富士通がだしている親指シフトです

(中略)

さてさて,月曜から仕事で使わないといけないからたっぷり練習しないといけないんですけどいろいろと忙しかったんです

仕事で親指シフトキーボードが指定されるというのは、今どき珍しいなというのが率直な感想です。確かに使ったことがない人にとっては新しいやり方を覚えるのは大変かもしれません。ただ、親指シフトは使い始めると良さがだんだん分かってくるものだと思います。始めたきっかけはいろいろでも、「使って良かった」ときっと感じてくれると信じています。

むかーし、あったんだどー 11 日本語ワープロ(@ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・)
http://igarashi.exblog.jp/5178095

今は、ほとんどの会社でパソコンが1人1台で、誰もがちょっとした操作はできるという環境ですね。そんな流れは、日本語ワープロの登場から始まったといえるでしょう。

(中略)

他には富士通の親指シフト式、NECのペンタッチ式などがありました。

まさしく、日本語ワープロは個人一人一人がコンピューターを使うという環境のはしりであり、IT化の方向を決定づけたと言えるでしょう。日本語ワープロは、日本語の文章作成に特化したものだったため、日本語入力に関しては各社とも力を注ぎました。

親指シフトはその一つの成果です。そして、日本語ワープロという製品のジャンルがなくなっても、使い続けている人はまだ多いのです。これは、親指シフトという考え方が、ハードウェアとしての日本語ワープロに制約されることなく、パソコン時代になっても通用するからなのです。だから、パソコンのOSにも関係ないですし、ワープロソフトの選択にも関係ないのです。これが、親指シフトという技術の性格なのです。

親指シフトの思い出(@IT Gadgets)
http://hypertech.weblogs.jp/blog/2007/02/post_4896.html

最も特徴的だったのが「親指シフト」であり、これになれると他のワープロには戻れなくなると言われるほど優れた入力方式でした。

(中略)

ローマ字入力ですると死にそうになるこの仕事も、親指シフトではそんなに苦にはなりませんでした。

親指シフトになれると、他のワープロには戻れなくなる、というのは実感としてよく分かります。さらに、専用日本語ワープロの時代では、親指シフトを採用しているのが事実上、富士通だけだったので、親指シフトを使うのだったら富士通製品を使うしかなかったのです。

パソコン時代になって、親指シフトはダメになったという人がいます。確かに、日本語ワープロの時代にはそこそこのシェアを持っていた親指シフトも、今は使っている人の割合はとても少なくなっています。

だから、親指シフトは日本語ワープロと同じで消えていく技術だというのは間違っています。事実は反対で、パソコン時代になって親指シフトが使える環境は増えているのです。パソコンのOSはウィンドウズでもマッキントッシュでもリナックスでも、親指シフトが実用的に使える環境があります。リナックスでは、多くのディストリビューションが採用している日本語入力のシステムであるSCIM-Anthyで親指シフトが選択できるようになっています。これが親指シフトに関する事実なのです。

VistaとKB611(@タイトル:未定)
http://tome-programming.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/vistakb611_5dbd.html

PC Watchの記事に、DellのVista搭載PCにKB611をつないでいる写真が載っています。
記事には、IMEに何を使っているかまで書いてないんですが、その辺り、親指シフトユーザーとしては突っ込んでほしいところであります。

これは元記事が以下の通りです。

Windows Vista搭載デル Precision 490到着!(@西川和久の不定期コラム)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0307/nishikawa.htm

もう1つ特殊なのは、キーボードが親指シフトだということ。PS/2タイプのキーボードコネクタが必要で、今時のUSBしかないPCはNG。Vistaで問題無く動くか不安がっていたものの、今のところOK。特に意識しないで使えている。

ウィンドウズがVistaになったので、親指シフトの環境が変わらないか心配している親指シフトユーザーが結構います。実際、Reudo社のRboard Pro for PCでは問題も出ているようで、何とかならないかいろいろ知恵を絞っている人がいます。

親指シフトユーザーがこんな面倒をしてまで、使い続けようとしているのはどうしてなのでしょうか。もちろん使いやすいということが一番です。それだけでなく、文字入力といった基本的な作業は、OSが変わろうとも、変わるべきではないという信念なのではないかと思います。これは私もそう信じています。

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2007/03/06

Re: あーもう寝る(@後の祭inブログ~バカ日記第4番)他2件

親指シフトキーボードに関するいろいろな話題。
http://bakanikkidai4.blog66.fc2.com/blog-entry-750.html

親戚のおじさんが趣味で作った楽焼の抹茶碗で白湯を飲んでたら、
豪快にキーボードと脚の上にひっくり返した。

(中略)

あー、ほらもう動きがおかしいし。
親指シフトキーボード、もうあんまり売ってないのに。
具合悪い。寝る。

ああ、これでは親指シフトキーボードがかわいそう。あ、親指シフトでなくたってキーボードはどれでも水をかけられたらかわいそうか。

でも、確かにもうあまり売ってない親指シフトキーボードだったら、残念な気持ちも倍増?

親指シフトキーボードがどんどん安い値段で出てきて、水をかけたって「はい、次」と言えるようになったら良い・・・訳ないか。やっぱりキーボードは大事にしましょう。

本「ツ、イ、ラ、ク」(@小銭ノブユキ別館)
http://blogs.yahoo.co.jp/kozeni1953/46949586.html

書かれたものと直接の関係はないが、彼女は富士通の親指シフトという特殊な入力方式を使っている。
富士通が開発して、業務用に普及したが、今は一部マニアだけが特注する感じ。
一時のアナログLPのような存在である。
LPは多少復活した。親指シフトも、もっと富士通は売り出してほしい。

一部マニア・・・ううむ、親指シフトユーザーはそう思われているのか。まあ、そうかもしれないが(笑)。

アナログLPと親指シフトか・・・。確かに少数派であることは似ているけどねえ。

親指シフトもこれから復活するかはひとえに親指シフトユーザーの頑張りによります。富士通は親指シフトを生み出し、ある程度まで育てましたが、その後はユーザーを含むより大きな広がりで維持されています。日本語入力コンソーシアムはその例です。だから、「一部マニア」だけではダメなのです。

ワープロ=死語。(@ぺ・すけ@OKINAWA)
http://ritz.cocolog-nifty.com/nicoderm/2007/03/post_10de.html

いまや開発元でも使われていないであろう
○ASYS。

さようなら。さようなら。

と、文字を入力し始めたら、
なんかやっぱいいじゃん。

(中略)

親指シフトと組んだら、最高なんだよね~。
もう打てないだろうな...。

パソコンでのワープロソフトのOASYS(おっと、伏せ字をばらしてしまった(笑))の話です。親指シフトは使っていないのでしょうか。

専用ワープロを使っていたころは親指シフトだったのに、パソコンにした時に親指シフトを使えなくなってしまったという方はとても多いような気がします。たとえワープロソフトとしてOASYSを使い続けたとしても。

でも、親指シフトはパソコンでも使えますし、他のワープロソフトと組み合わせて使うことも当然できます。そのことがあまり知られていないのは残念だし、そのようにするのにコスト面や手間で敷居が高くなってしまっているのも残念です。

親指シフトを前に覚えたのだったら思い出すことはとても簡単(なはず)です。もう一度試してみませんか。

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