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2007年2月の記事

2007/02/15

Re: 伝説の軌道を回るシフトの岩山(@猟虎駆流)

親指シフトに関心のある人は明日から楽しみが増える。
http://d.hatena.ne.jp/r-drift/20070215/1171541101

親指シフトの導入に関する記述が多くなってきたので、カテゴリを分けることにしました。

さて、親指シフト入力についてですが、まずは黎明期から語り起こさなければなりますまい。

が、ここらでそろそろ日記を書くために確保した時間枠が終わりそうな気配なので、明日以降の展開をお楽しみに。

これはこれは楽しみなことです。明日が待ち遠しくて夜も眠れない?

黎明期から始めるとなるともう四半世紀前、いや、コンピューターを使った日本語処理の問題全体を見るのだったらもっと前からかもしれません。

コンピューターは当初は文字通り、「計算すること」が仕事でした。でも、それがいろいろなことに使えることが分かってきて、日本語の処理でも威力を発揮することも分かりました。それが結実し、大衆化したのは日本語の専用ワープロ機の普及した時期でした。

この時期に文字入力の問題を基本から考えて作られたのが親指シフトであり、その遺産はまだまだ残っています。これを費えさせることは大きな社会的損失なのです。

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2007/02/14

Re: the(@圧砕のTerriblize)

こういうことなら親指シフトにお任せを。
http://blog.so-net.ne.jp/mechateri/2007-02-14

世界中のキーボードを集めてみたい、と。
アラビア語とかどうやって入力するのか気になるじゃないですか。
アジアにも入力法が難しそうな言葉って結構ありそうですしね。
さらに親指シフトキーボードとか、QWERTY配列以外のキーボードとかも存在しているようなのでなんとも好奇心を刺激されます。

はいはい、それならこちらをどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub14f.htm

アラビア語の入力は親指シフトが標準です(なんて、冗談ですよ)。

まじめな話をすると、文字入力はどの言語でも、言ってみれば「間に合わせ」で英語用キーボードを使っていて、使い勝手の面でいろいろな問題があります。

日本では、さまざまな偶然から「専用日本語ワープロ」という製品ジャンルが一時期広く普及しました。そして、日本語入力の方法も間に合わせではない、根本から考えたものが作られました。親指シフトはその大きな成果なのです。

また、親指シフトの原理は日本語以外に使えるものが多くあります。例えば、使いにくい小指によるシフトではなく人間の生理学的特徴に合った親指との同時シフト、ソフトウェア的制御の活用や言語の持つ正書法的原則の援用などは、日本語以外でも役に立つのです。

実際にどのような言語で親指シフトが使える可能性があるのかについては、このブログの右側にある「ケーススタディー」のリンクをご覧下さい。考えられている工夫に驚かれることと思います。

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2007/02/12

Re: 親指悲鳴(@猟虎駆流)他8件

親指シフトユーザーは悪戦苦闘を強いられています。
http://d.hatena.ne.jp/r-drift/20070211/1171205329

うぬう! おニューマシンのMacBookProでは手持ちの親指シフトキーボードが使えぬ! 何ということだ。

(中略)

といっても、救済の技法はないわけでもなく、Windows用の親指シフトキーボードに特注のドライバで動かすというセレブ技。しかもPS/2接続なのでUSBの変換をかませないといけない。どこまでワガママ娘だ。

(中略)

うう、親指シフトが使えたら良かったのに。

いやいや、これは難儀なことで。ワガママ娘とつきあうのも大変なことです。しかし、よく考えてみると、個人が快適に使えるものを使えるようにするというのはそんなに贅沢な話ではなく、むしろ、生産性を上げるためには良いことなのではないかという気もします。親指シフトを使えるようにすることはワガママ娘を野放しにするというよりは、能力を持ちながら世に認められていない友人とつきあい続けている、と言った感じかとも思います。最後の一言がすべてを語っています。

℃-ute(@彼女がいない日々*DD)
http://d.hatena.ne.jp/hikari002/20070210

また、Macは親指シフト入力で、winはローマ字入力。ここもきりかえ。

  ま、なんとかなるもんだ。

マッキントッシュでの親指シフトはいろいろ難関があり、大変だというのが常識のようですが、この方はマックで親指シフトのようです。ウィンドウズでローマ字入力なのがどのような事情によるのかは分かりませんが、そちらでも親指シフトをよろしくお願いいたします。

卒業!!(@日日是好日)
http://happy-life.at.webry.info/200702/article_6.html

■独特の親指シフトというもので、打つスピードも自分なりに早かったと思います。もちろん、ブラインドタッチでした。家庭教師時代にオリベッティのタイプライターで、キーボードの基礎ができていたからでもありました。
■それ以後、富士通のワープロをずっと使い続けました。ある時は、別に携帯ワープロも購入し、取材や旅行に行く列車の中で、ずっとキーボードを打ち続けておりました。合計5,6台購入したかと思います。2003年まで使い続けました。故障して使用を断念したのでした。もうワープロの時代は終わっていました。

(中略)

■少々、高額でしたが、今回は一流のPCをというわけで、はまって?購入したのでした。富士通からの卒業です。今まで、ありがとうございました。

まずはご卒業おめでとうございます。これを見るだけでは、パソコン時代になっていつまで親指シフトを使われていたのか分からないのですが、どうだったのでしょうか。キーボードが固定されているノートパソコン以外では、親指シフトはどのメーカーのものでも事実上使えます。ノートパソコンでも、工夫をして親指シフトを使い続けている人が多くいます。親指シフトユーザーはこのようにしぶといのです。次の機会で親指シフトを復活させてはいかがでしょうか。

(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻(@ウスイ スウプの日記)
http://d.hatena.ne.jp/usui_soup/20070209

3DCGやってると、マウスとかタブレットとかの入力装置が重要なんですね。文筆家の万年筆、編集者の親指シフトキーボードとかと同じで。

確かに、親指シフトのユーザーには編集者やジャーナリスト、作家など文章のプロが多いことは事実です。でも、親指シフトのメリットを感じられるのは、こうしたプロの方だけではないはずです。コンピューターを使った文字入力は誰でもがやる作業ですから、これが合理化されれば社会的にも大きな意味を持つはずです。文章のプロの方は、文章の力で世間に訴えることができるはずですので、ぜひ恩恵を受けている親指シフトを宣伝してほしいと思っています。

こんにちは! はるかです♡(@ハチシロ - ハチミツとシロツメクサ)
http://sekai-ai.com/blog/200702/entry000473.shtml

今日、はじめてハンゲームの「タイピング劇場」デビュー。
タイピングは得意やねんけど、親指シフトを封印されたら…もう…。ま、いいけど。

いやいや、絶対良くない(笑)。まあ、タイピングゲームでの成績だけが入力方法の優劣を決める訳ではないけど、ある程度使われている方法を最初から排除するのはどうかと思います。

狭い机に新デバイスの居場所はあるか?(@エヌヴイ・ブログ)
http://nvlog.blog73.fc2.com/blog-entry-26.html

タッチパネルが手元に来るとなると、キーボードは左右に分割したほうが良いかな。親指シフトが復権したりして。

ううむ、どのような理由で親指シフトが復権するのか今一つよく分からないのですが、理由は何でも親指シフトが復権すればうれしかったりして(笑)。

トラックポイント装備のエルゴノミクスキーボード発売(@バズワーズ)
http://ameblo.jp/ycmachida/entry-10025135877.html

なお、キー配列は当然QWERTYだが、一部ユーザーのために特注でDvorak配列モデルも販売する。価格は300万9800円。

親指シフトモデルは、ない。

おお、これは豪勢な。でも、親指シフトモデルがないとはあんまりな。Dvorakよりは親指シフトの方が売れますよ(根拠なし)。値段は少しまけて299万9800円ではいかがでしょう(笑)。

※嘘です。徹夜だったので、調子に乗って書いてしまいました。

えっ、そうだったんですか。ということは「親指シフトは、ない。」と言うのも嘘で、親指シフトモデルもあるということか・・・ってなんか違うな(笑)。

日記じゃなくて月記くらいの更新速度(@個人的な叫び)
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/presidentkingbradley/view/20070207/1170779206

なかなかキーボードが打ちやすいですよ
特に親指シフトだと

こんな電話モバイルフォンが欲しかった(@「街のコンシェルジェ」)
http://blog.goo.ne.jp/swd8044jp/e/54d4885cbf34025e0ca2542fb6e899da

音楽、カメラ、メール・・・・・とくにメールの親指シフトがどうも?

新しい親指シフト方式(?)ではないようです。親指シフトの使える範囲が広がるのはうれしいことですが、親指シフトの原則である「親指シフトキーと他のキーの同時打鍵」をお忘れなきように。セールスマンからのお願いでした(笑)。

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2007/02/10

Re: 「皆さんパソコンを始めた時はどうでしたか?」=今週のお題(@日々発展途上型ブログ)他7件

親指シフトの昔から今、そしてこれからの姿。
http://blog.goo.ne.jp/lamyai/e/ac6ff916d8afbfa3a9b36ecb4a19fbf4

ワープロはワープロ専用機が当たり前で、私は富士通オアシスの「親指シフト」が得意でした!

そんな時代が過ぎ、ウィンドウズが発売されても、当たり前のようにマウスをクリックするにはさらに長い年月でしたかね。

親指シフトはパソコンではどうされたのでしょうか。もし、よろしかったらパソコンでも親指シフトは使えますので、よろしくご検討お願いいたします。

かみんぐあうと(@暫定無題)
http://plaza.rakuten.co.jp/acalmday/diary/200702080000/
☆ann-zu☆さんのコメント

年がばれちゃいますが
私が初めてワープロなるものを職場で使った時キーボードが「親指シフト」の富士通のオアシスってワープロだったのですのぉ~。(^^ゞ

年がばれても良いです(笑)。私はワープロを使い始めたのはもう、20年近く前です。その頃からの親指シフトで、今でもパソコンで親指シフトを使っています。今からでも親指シフトを復活させてはどうでしょうか。

11周年(@おさんぽいってもいいよぉ。(^-^))
http://bokuumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/11_b505.html


パソコン通信上に障害児のことを話し合っている場所があるって教えて貰い、ワープロ一筋だった私が、こりゃなんとしても参加しなければと親指シフトキーボードつきのFMVを買い、ニフティに登録してから、まだ11年なんだ。。。

この方は、パソコンに移行した時に親指シフトを維持しました。パソコンを選ぶ時に他の要件よりも親指シフトが使えることを重視したということだと思います。パソコン選びの検討の時に親指シフトが引き続き使えることをどのように知ったかが気になりますね。いずれにしても、親指シフトを使い続けられたことに敬意を表します。

Windows Vista(@ケアマネ・ぶるーす)
http://happycare.cocolog-nifty.com/blues/2007/02/windows_vista.html

途中、オアシスが入り込んだ時期もあったが、乗り換えはかなり面倒だった。何せ、操作性も余りにも違っていたし、オアシスは「親指シフト」なんて制御をしていたし、今思えば、懐かしい時代だ。

こちらは、ワープロ専用機の時代にOASYSを一時期使われた方です。確かに、親指シフトだけでなく操作のやり方なども違っていたのだと思います。ただ、親指シフトは今のパソコン時代でも使い続けられていますし、ワープロソフトをはじめとする各種アプリケーションでも使えます。だから、ソフトの操作という面では親指シフトもそうでない入力方法も変わらなくなっています。これは親指シフトにとっても良いことだと思います。

またまたまた親指シフト(@風の探検隊)
http://mach.air-nifty.com/kazetan/2007/02/post_335b.html

新型のPCにも、もちろん親指シフトキーボードを接続した。
「また富士通ですか」ってT君、イヤそうにいってたけど(なぜ?)、
親指シフトキーボードは富士通じゃなくても、何にでもつけられる。

その通りです。親指シフトを使うためには富士通のパソコンを買う必要はありません。ワープロ専用機の場合は親指シフトを使うためには富士通の製品でなければいけませんでした。パソコン時代になって、その制限がなくなったのはとても良いことです。

パソコンはハードやソフトにいわゆる「業界標準」があります。これに合っていさえすれば、いろいろな工夫ができ、競争原理が働きます。このため、普及にも大きな力となりました。つまり、業界標準という統一のもとで、世界的な規模の経済が働いたのだと思います。

キーボード入力の方法もこうした統一が必要ではないかと言う人もいます。しかし、これは間違っています。なぜなら、キーボード入力のようなヒューマンインターフェースは使う人により評価が大きく異なる可能性があります。また、使う言語にも大きく影響を受けることになります。こうしたものは、ローカルな規格、あるいは個人の使い勝手を最優先するべきです。

親指シフトのための(@青都探)
http://d.hatena.ne.jp/Thakali/20070207

購入の決め手となった、このモバイルノートが私にとって都合のいいことが一つあって、それは、親指シフトが無理なくできるということです。

この方は、ノートパソコンで親指シフトを使っています。ノートパソコンでは基本的にキーボードは固定で、換えることはできません。だから、親指シフトを使うことは困難があります。それでも、何とかして皆さん親指シフトを使い続けたいと思って、いろいろ工夫をしています。これはすごいことです。

東プレさん、東プレさん、お願いです。(@おくまの部屋(本館))
http://okuma-room.cocolog-nifty.com/okuma/2007/02/post_0b3a.html

こんなキーボードを見せられてしまうと、親指シフターは期待してしまいますよ。
スペースバーと変換キーを交換できる
親指シフトバージョンのRealForce
の登場を。(^○^)

これは、評判のいいキーボードに関するものです。残念なのが親指シフトキーボードがないことです。それでも、工夫をして親指シフトを使っています。これも親指シフトユーザーの熱意の現れだと思います。

良いキーボードはぜひ親指シフトバージョンも出してほしいと私からも要望します。

50万円のキーボード(@インフラコンサルティングの最前線)
http://rblog-ent.japan.cnet.com/0040/2006/10/50_2da9.html#comment-739763
富士 痛さんのコメント

打ち易い親指シフトキーボードだったら50万円でも払う気になりますけど。何か、悪い物が蔓延してますな。

おお、これは太っ腹(笑)。私はそこまで出せといわれたらさすがに躊躇してしまいます。親指シフトキーボードは、量がでていないこともあり、総じて高価です。それでも使いたいと思っている人が多いことの意味は大きいのです。

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2007/02/05

Re: デュアルディスプレイ(@石猿日記)他1件

親指シフトは美しいのか?
http://d.hatena.ne.jp/masaishii/20070204

キーボードは親指シフト仕様にしています。美意識はゼロのつくりですが、わたしにとっては打ちやすいキーボードになります。

この方は、普通のキーボードを少し改造して親指シフトが使いやすくなるようにしています。とにかく機能優先ということでしょうか。

昭和郷愁 +デグレード(@TrueBlue)
http://blog.jetrun.lolipop.jp/?eid=86401

個人的にはOASYSの資格を持っている方が親指シフトで文章を入力する姿はまさに「美」だと思っており、ただ懐かしむだけでなく、日本独自の優秀なものを失わず、積極的に世界へ輸出していくことが重要だと思っています。

親指シフトでの入力のどの辺りが美しいと感じたのか聞きたいですね。

私自身は「美」について語る術を何ら持ち合わせないので、ただただ、自分の感じる親指シフトの利点を語るのみです。ただ、幸いなことに親指シフトが良い(あるいは美しい)と思っている人はまだまだいる(だから、このブログも書き続けることができる)ので、そのような思いを共有できたら良いなと思っています。親指シフトを広げるためにはそのような気持ちの連鎖がまずは必要です。

ところで、上記記事には輸出について書かれています。日本独自の優秀なものを失わずに積極的に世界へ輸出していくことが重要というご指摘はまったくその通りです。日本人自身がそうしたものの優秀性に気が付かずに、かえって外国で評価されて日本に逆輸入されることもよくある話です。何がそのようなものなのかを判断することは難しく(簡単だったらみんな大金持ちですよ)、たいていは間違うものです。

私は親指シフトも隠れた輸出商品ではないかと密かに思っており、
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub144.htm
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub14g.htm
http://groups.yahoo.com/group/altkeyboards/message/3147
というように、海外営業(笑)を細々とやっています。当然のことながら、反応はほとんどありません(笑)。

とはいえ、何もやらなければ進む可能性はないのは当然です。最近、一部の日本産農産物が海外で結構人気が出ているという話も聞きます。輸出可能性があると信じて取り組んだ人がいたのでしょう。親指シフトもそうではないかと思いますがいかがでしょう。

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