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2006年10月の記事

2006/10/29

Re: 入会19周年(@BLUESS Laboratory)他2件

親指シフトが懐かしい。
http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2006/10/19_5905.html

ニフティがサービス開始20周年を迎えていますが、私も入会19周年を迎えました。思えばパソコン通信の時代から長く付き合ってきたものです。OMRON製1200bpsのモデムで「ピーーガーー」と接続したのが最初だったと思います。

 NECが運営していたPC-VANとどちらに入会しようか迷いましたが、当時PC98以外に富士通のワープロ専用機OASYSを使っていて、ワー プロ機でも接続できるというメリットを感じてニフティ(当時はNIFTY-Serve)に入ったと思います。「親指シフト」・・懐かしいですね。

この方は親指シフトを使っていたのでしょうか。OASYSを使っていたのは確かなようです。パソコン通信ではここに書かれているようにワープロ専用機をはじめとしていろいろな機器が接続できました。モデムとのインターフェースさえ確保されれば良かったわけです。

インターネット時代になり、ネットに接続できる機器は変わってきました。特に携帯電話がネットにつなげられるようになったことは大きな変化でしょう。こうした中でワープロ専用機はインターネットとは離れてしまいました(一部、ネット接続できたものもありましたが、あくまでモデムを介してということだったと思います)。

そんなことになっても、親指シフトのことを懐かしく思っていて、ブログに書き込みをする人がいるのです。懐かしいと思う心だけで親指シフトがこれからも維持できるわけではないですが、少なくとも好ましく思っている人がいるということはとてもうれしいことです。

ワープロ、「オアシス」 (OASYS)(@不動産探しと、文書作成の「ちょっとお手伝い」)
http://blogs.yahoo.co.jp/akai_fit_kurume/4673749.html

なお、OASYSというと、「親指シフトキーボード」を思い浮かべる方も多いことでしょう。
これは富士通独自のキー配列でしたが、「日本語を入力する」という点で、大変、工夫された便利なキーボードでした。
これなくして、10分間に1600文字もの高速入力は不可能だったでしょう。
高速入力だけでなく、指の動きに無理がないように工夫されていたため、「考えながら」入力するにも、負担のない作りでした。

この方もOASYSを使ってワープロコンテストで活躍されていたようです。今では親指シフトは使っていないのでしょうか。

パソコンでも親指シフトを使うことができるということはご存じでしょうか。しかも、デスクトップ用とのパソコンなら事実上どの機種でも実用的に使うことができます。

親指シフトの良さをご存じでしたら、ぜひその良さを今でも味わえるようになって欲しいと願っています。

Win2k WinXPで親指シフトキーボードを使う(@親指シフトで日本語にこだわる)
http://pub.ne.jp/okeydoke/?entry_id=386541

okeydokeさんの公開Bookまーく を親指シフトを中心に編成修正しました。

これは良いですね。とても見やすくなりました(親指シフトに興味がある人にとってですが(笑))。それから拙ブログ、拙サイトへのリンクも感謝します。

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2006/10/28

Re: パソコン(@Diary)

親指シフトに対する誤解です。
http://malizi-jp.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_c883.html

親指シフトというくだらないワープロを作った富士通は嫌いです。

まあ、そう仰らずにここにお座り下さい。それから小一時間(笑)。

私は富士通とは一顧客という関係でしかないので義理も何もないですが、富士通は嫌いでもいいですから親指シフトは嫌いにならないでください(笑)。

確かに親指シフトは富士通が作りました。でも、いまや親指シフトに対するサポートはより広いコミュニティーにより支えられています。公式には日本語入力コンソーシアムという団体(富士通もメンバーです)が普及の役割を担っています。もちろん、その周りにはユーザーをはじめとする広い空間があり、全体として親指シフトは今でも実用的に使えるようになっています。そして、そのことを感謝している人がたくさんいます。つまり、親指シフトは富士通のものだけではなくなっています。

だから、富士通は嫌いでも親指シフトは嫌いにならないで良いのです(笑)。

*****
前の記事のコメントにも書いたのですが、10月27日、奇しくも文字・活字文化の日に発表された文化功労者には東芝でワープロを開発した森健一さんが選ばれました。かな漢字変換というコンピューターで日本語を扱う基礎的技術が高い認知を受けたことになります。

文字・活字文化の日とワープロ開発者の文化功労者選定を結びつけて書いた記事やウェブサイトは見ていないのですが、偶然とはいえコンピューターを使った文字入力というテーマを考えるのに良い機会だと思います。

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2006/10/26

Re: NAMAEはいつから?(@のーん)他2件

子供に親指シフトを教えられるか。
http://chairo.tea-nifty.com/blog/2006/10/namae_2daf.html

4年生までに「名前を付けて保存する」という課題が出てきてしまいます。となると選択肢は2つあり、

  • ひらがな入力
  • ソフトウェアキーボード入力

、消極的には「番号で済ませる」とか「先生が入力する」なんてのもあります。私としては、3年生まではソフトウェアキーボードです。本当は、親指シフトの力を知っているために日本語(ひらがな)入力を推したいですけどね。:P

これは小学校でパソコンを教える先生の悩みです。私も親指シフト入力を断然推薦しますが(笑)、もちろん現実の社会の中でそれが可能かどうかは難しいものがあるのも分かっています。

子供がパソコンを使うのに文字入力はどのようなものにしたら良いかというのはこのブログでも時々議論がありました。将来の社会を担う子供になるべく使いやすいものを使わせるということは大事で、その意味からも親指シフトは選択肢として十分候補となり得るものと信じています。

でも、現実を動かそうとする時には現実的な問題を解決する必要があります。この場合で言えば、例えば教えられる先生がいるのか、ハードやソフトのセットアップはどうしようかとかです。こうしたことをきちんと解決するためにリソースが必要となればそのことを納得してもらう必要があります。

このように現実を変えるのは大変で、世間の理解を得るためにも親指シフトの良さを訴えていく必要があるのだと思っています。

Vistaその後(@TCCsmart life)
http://www.tccsmart.com/weblog/2006/10/vista.html

何とか親指シフトIMEも入れて,さぁこれからだ!
ちょっとXPとは勝手が違うけれど,結構使えそう。

新しいOSでも親指シフトは使えるようです。これが親指シフトユーザーにとっては大事なことなんですよね。

親指シフトキーボード(@日々の嘱目)
http://d.hatena.ne.jp/Biokovo/20061025

代わりの親指シフトキーボードが富士通から出ているものの、キー配列に違いがあって、簡単に乗り換える気にもなれない。慣れ親しんで身体に染みついたキー配列をすてて、わずかな変化とはいえ別の環境に移行するのが億劫なのだ。人は日常の道具に関してはきわめて保守的なものなのだ。

この保守性は親指シフトにとってどのように働いているか考えてみます。この方は親指シフトをずっと使っていて、同じ親指シフトでもキーボードの違いが大いに気になるほどです。このため、親指シフトを使い続けようという気持ちも強いと思われます。親指シフトから移る可能性は少ないと考えられます。

一方で、普通のJISキーボードでローマ字入力をしている人にも、同じ理屈が成り立ち、親指シフトに変える可能性はきわめて少ないと考えられます。

そうだとすると、親指シフトが普及することはとても難しくなります。細々と使われ続けるだということになります。それはあまりにも寂しいものがあります。ローマ字入力をしている人を「転向」させるのは現実的にはとても難しいものがありますが、不可能ではありません。実際にそのようになった人をこのブログで取り上げたこともあります。まずは知ってもらうことから始めなければいけないのです。

*****
10月27日は「文字・活字文化の日」だそうです。

「Web2.0でも文字・活字文化を支える親指シフト」というのは良いスローガンだと思いませんか(笑)。

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2006/10/19

Re: キーボードの反乱(@Nevertheless)他1件

親指シフトを使う理由は。
http://blog.livedoor.jp/ichinose0083/archives/50621820.html

数日前に「親指シフト」などというキーボードの入力方式があるという情報を得まして、しかもそれが一流作家愛用という歌い文句で紹介されていたものですから、ついつい宣伝に負けて試してみようかとインストールしてみたのですよ。追加ドライバを。
結局ドライバは機能せず、親指シフトも体験せずじまいで「いいさ、思考を現出するための方法、媒体は何だって構わないのさ」という僻みを発揮して諦めたわけですが、まさかその影響が……?

親指シフトが使えなかったのは残念です。うまく機能しなかった理由はこれだけでは分かりませんが、もしもう一度トライされるのでしたら詳しいデータ(ハードやソフトに関する情報)とともに質問してください。日本語入力コンソーシアムには掲示板http://nicola.sunicom.co.jp/info4.htmlもありますので、一度覗かれてはいかがでしょう。

ところで上記の引用には面白い部分があります。

思考を現出するための方法、媒体は何だって構わないのさ

これはまさしくその通りです。文章を読む人にとって大事なのは最終的な結果であって、
それがどのように作られたかは関係ありません。また、知る方法もありません。例えば、私のブログの文章が親指シフトキーボードで書かれたかローマ字入力で書かれたかは、私のブログを見ている人には分かりません(まあ、これで親指シフトではないとはなかなか考えにくいのは事実ですが)。それどころか、私が本当にキーボードを使っているのかさえも知ることはできません。もしかしたらゴーストライターが書いているかもしれません(まあ、こんな文章を書くためのゴーストライターがいるとは思えませんが)。

ところが、文章を作る人にとってはその方法こそが問題なのです。使いやすい、快適なものを用意することがどれだけ知的生産性を向上させるかということなのです。

親指シフトが文章を生産する人の間で高い支持を得ているのはこのような理由だからです。

親指シフト最優先!(@現実2.0)
http://d.hatena.ne.jp/free-bee/20061018#1161178922

情報の教員がローマ字入力する際に小さな声で「イ、ン、ター、ネッ、ト、は」などとブツブツつぶやきながら入力している姿は、かなり恥ずかしい。

いや、そんなことはないですよ。もっと良いのは、実習で使われているパソコンも親指シフトにしてしまうこと!こうすれば、文字入力もスムーズにスピードも速く、みんなのリスペクトを受けること間違いなし!?

今、親指シフト入力システムは風前の灯といった現状である。
いつの日か親指シフトの灯が消えてしまったら、僕はブログを書くことをやめてしまうことになるだろう。

まだまだ親指シフトはしぶとく使われています。これは驚くべきことです。ブログを書き続けられるようにぜひご自分でも使い、他の人にも勧めてください。そのことが親指シフトの灯を消さないための一番の方法なのです。

ところで、こちらの方のブログの名称の「2.0」に反応してしまいました。

http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2006/05/re_200605012nds_88ef.html
にも書いたのですが、私は親指シフトこそがWeb2.0なのではないかという仮説(笑)を提唱しています。

宣伝のためのプレゼン(笑)を作ってみましたのでご覧下さい。
パワーポイントのファイル
OpenOffice2.0のファイル(使えるプラットフォームが広いと言う意味ではこちらの方がWeb2.0的)

Google Presentationなんてのができたらそれでも良いんですが、これこそWeb2.0ですね。 

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2006/10/18

Re: さて次はパソコンを(@ きままに独り言)他3件

親指シフトは死んだ?
http://skywalker2006-sky.blogspot.com/2006/10/blog-post_116076811535934763.html

そのうち何年かして会社にも富士通製のワープロが入った。これが今はなき親指シフトキーボードってやつで、覚えるとなかなか使いやすい。しかし、おかげでローマ字入力に変わるときにはずいぶん苦労をしたけどね。

せっかく使いやすいと評価していただいたのに、「今はなき」とはあまりのお言葉(笑)。もちろん親指シフトは今でも実用的に使えます。

マーク・トウェインはかつて誤報で自分の死を報じられた時「自分が死んだというニュースはずいぶん誇張されている」と言ったそうです。親指シフトは自分で言えませんから私が代わりに「親指シフトが死んだというニュースはずいぶん誇張されている」と言っておきます。

ローマ字入力に変わるときに苦労をされたのだったら、親指シフトに戻すのはずっと簡単ですよ(笑)。

Macとハードの墓場(@猥雑で卑小な)
http://blog.kansai.com/denkiusagi/6

友人知人はワタシの買うハードは絶対買わない

『ハズれるから』

ちなみに「親指シフト」のワープロもあります。
       壊れてますが

親指シフトのワープロ専用機は確かに今では作られていませんし、壊れても、もうすぐサポートもされなくなるでしょう。ワープロ専用機はすべてそのようになります。

でも、親指シフトの考え方は今でも有効ですし、必要なハードウェア、ソフトウェアも提供され続けています。

親指シフトを使っている人が少ないという事実が「ハズれ」なのかどうかはもう少し吟味が必要です。

情熱の行き先・・・(@器用貧乏な日々・・・)
http://blog.livedoor.jp/t_horiguchi/archives/50118548.html

目下の興味のある主な事柄・・・

(中略)

親指シフトキーボード

このようにこれから親指シフトキーボードを使う(かもしれない)ことを考えている人もいるのです。

親指シフトを使おうと思う人が実際に使えるようにすること、それもなるべく簡単にできるようにしておくことが、親指シフトを現に使っている人の責任なのだと思います。

やっぱり起動時間ではないと思うのです。(@リンクとか備忘録とか日記とか)
http://d.hatena.ne.jp/vm_converter/20061014

ココのコメント欄にも書きましたが、特にキーボードでの入力が個人的に遅いという訳でもないのです。

まぁでも、何だかんだ言って、文字入力に慣れてないんじゃないの? と言われれば、入力で家計を支えてる親指シフトのOASYSで最強な主婦にはまぁ負けますね、といった所でしょうか。

# いや、バカにしてるんじゃなくて、DTPに携わってた頃はホントに尊敬したものです。入力の方々を。スゴい人はホントにスゴいので。

親指シフトに対する評価、ありがとうございます。一つだけ付け加えさせていただくならば、親指シフトの利点として「速い」というのは確かですが、それ以上に「快適」と考えている人が多いことを言っておきます。

「速い」ことが重要な基準となることも多くありますが、それ以上に「快適」というのは、誰にとっても利益があることだと思います。ただ、これは数値などの指標にしにくいものであるのも確かです。私は親指シフトのユーザー(現在あるいはかつての)の声を集めていますが、快適、あるいは使いやすいということを言う人が多くいます。これは大事なことなのです。

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2006/10/13

Re: すごいキーボード(@廃人←暇人)

そんなに立派でなくても親指シフトであるだけで良いんですが・・・。
http://plaza.rakuten.co.jp/himajin090/diary/200610120000/

輪島塗りのキーボードらしい。
高いけどすげぇ欲しいw

惜しむらくは、親指シフト仕様じゃないこと。
(まぁ有り得ないけど)親指シフト仕様だったら借金してでも買ったでしょう。

親指シフトのキーボードは高いとよく批判されます。確かに普通の安いキーボードが千円もしないくらいで買えるときに、約一万円のキーボードは高いといえます。でも、この記事をみると輪島塗のキーボードは52万5千円だそうですから、それに比べれば・・・。親指シフトにしたってせいぜい数万円高くなるだけ? いや、そんな問題じゃないか(笑)。

ものを選ぶときに難しいのは、とても安いものととても高いものだと考えてます。要求の水準が高いからです。

同じように、道具を選ぶときに難しいのは初心者用とプロ用です。これも要求水準が高いものです。

普通に使うものは、ある意味ではどんなものでも使えますし、中級者はそこそこの道具を与えればそこそこの仕事ができます。

でも、普通に使うものが良いものだというのは社会の豊かさを感じます。親指シフトキーボードはそのようなもののような気がします。

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2006/10/11

Re: 一太郎に抱かれて(@赤チン少年日記)他1件

親指シフトとワープロソフトの関係はどうなっているのか。
http://d.hatena.ne.jp/castlerock/20061011

実際、放送の制作現場では80%が一太郎を使っている(残り18%がWord、2%がOasys+親指シフト)。

この割合の根拠は知りませんが、そのようなことなのかもしれません。

私が気になるのは「Oasys+親指シフト」という表現です。親指シフトはもともとワープロ専用機のOASYSでしか(事実上)使えませんでした。OASYSがパソコンのワープロソフトとなってからは、付属のJapanistという日本語入力プログラムを使えば親指シフトは使えます。だから、ワープロソフトのOASYSを使えば親指シフトを使う環境は比較的容易に作れます。

でも、このことは「OASYSを使わないと親指シフトは使えない」ということを意味しません。Japanistは独立したプログラムとして購入可能ですし、親指シフト専用キーボードは事実上、どのメーカーのパソコンにもつなげます。もちろん、一太郎やワードでも使えます。

日本語の文章を作成するという作業をパソコンで行う場合のハードやソフトの組み合わせを考えると以下のようになります。

ハードウェア--OS--日本語入力プログラム--ワープロソフト

日本語入力の最終的な成果物は印刷された文書だったり、ワープロソフトのファイルだったりする訳ですが、これは上記の組み合わせで言えばワープロソフトが何であるかに依存しています。

だから、最終成果物の仕様に関する要求が発注者からあれば、特定のワープロソフトを使わなければいけません。これは客の要求を満たすという意味では問答無用の制約となります。

でも、親指シフトはそうではありません。最終成果物を見ただけでは、親指シフトを使ったかどうかは判断できません。なぜなら、親指シフトはどんなワープロソフトでも利用可能だからです。

それだけではありません。前の記事にも書きましたが、親指シフトはウィンドウズだけでなく、マッキントッシュやリナックスでも実用的に使うことができます。この意味は大きいのです。

ワープロソフトの評価はそれなりに意味のあることだと思います。ただ、私はそれよりは親指シフトを使うかどうかという方が根本的な選択だと考えます。

さらに、最近の傾向で言えば、実はワープロソフトの選択というのはあまり重要なことではなくなってきているのかもしれません。なぜなら、文字入力の成果物として重要性を増しているのは、文章の内容そのものだからです。ブログが典型的ですが、どんなOSのパソコンを使っていてもブラウザさえあれば、ブログの作成と更新ができます。つまりワープロソフトを使う必要さえもなくなっているのです。これは良く言われているWeb2.0の特徴とも言えます。それだからこそ、どのようなOSでも使える親指シフトは意味を持つことになるのです。http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2006/05/re_200605012nds_88ef.htmlに、この点を述べてありますのでご覧下さい。

「Oasys+親指シフト」というのは実態的にはそうなのかもしれませんが、この二つを不可分なもののように言うのは親指シフトの可能性を必要以上に狭めてしまうのです。

使ってます。(@けん・あみだの日記)
http://plaza.rakuten.co.jp/kenamida/diary/200610100001/

私は、親指シフトキーポード使いで、会社にもキーポードを設置してつかっております。私は昔からの親指シフトユーザーではなく、それまでは、 Macintoshを使用しておりまして、PowerMac7600でOS8.5まで使用しておりました。きっかけは、講読していたMacUserで、度 々親指シフトはいいという記事を何度か見かけ、ぜひともやってみたいと思い、また、ちょうどそのころ、DOS/Vも人気が出てきていたころなので、環境を 移行しました。

親指シフトを使う人はワープロ専用機のOASYSから始めた人が多いと思いますが、そうでない方がいるということも重要です。

MacUserは編集長だった人が親指シフトに理解があったため、記事にも出たのだと思います。そういう場が少なくなっているのは親指シフトにとっては残念なことですが、少しでも知ってもらうように努力することは親指シフトのコミュニティーがするべき仕事なのだと思います。私のブログもそのようなことに少しでも役立てばと願っています。

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2006/10/10

Re: 少数派(@にゃごろう丸の野良猫日記)他1件

親指シフトは本当に少数派でしょうか。
http://blog.zaq.ne.jp/nyangororin/article/142/

辞書はATOK

ワープロは「一太郎」

(中略)

少数派、大いに結構!

しかし、さらなる少数派の存在が・・・

『親指シフト入力』

 ・・・・・・・・・・

まだ存在するのやろか?

もちろん親指シフトはまだ存在するし、使っている人も多くいます。それだけではありません。パソコンのOSで言えば、ウィンドウズでもマッキントッシュでもリナックスでも、最新のもので実用的に使えます。

上記の引用にワープロソフト(一太郎)や日本語入力(ATOK)がでてきました。例えば、ワープロで一番普及しているのはワードだと考えられます。でも、リナックスでワードが使えるでしょうか。そうです、使えません。(OpenOfficeを使えばワードのファイルを見たり編集することはできますがそれは別の問題です。)一太郎はジャストシステムのサイトを見る限りではマッキントッシュ版はないようです。

つまり「親指シフトはワードや一太郎より広い環境で使える」のです。これは事実なのです。

ATOKはさすがにかなり広く使えるようです。PDAや携帯にも入れられます。(そういえば、携帯でも親指シフトが使えるような外付けキーボードがあります。)私が不思議に思うのは、なるべく広い環境で日本語を使いやすくという目標は親指シフトも共通だと思うのに、ATOKが親指シフトに対して示している冷淡さです。もちろん、これは経営判断の問題だと思いますが残念なことです。

法テラス(@info@okawara)
http://okawara.blog44.fc2.com/blog-entry-44.html

パソコン関係を落札したのは富士通で、パソコンはすべて富士通です。そのスタッフ弁護士の方はいまだに「親指シフト」なるキーボードを使っておられるのですが、これは富士通だけしかなくて、「富士通が落札してくれて良かった~」と言ってました。

確かに現在はパソコン用の「親指シフトキーボード」は富士通(及びその子会社)製のものしかありません。でも、これは「パソコン本体などを富士通製にしなければいけない」ということではありません。事実上、どのメーカーのものでも大丈夫です。

だから、入札の条件として「親指シフトを使いたい人はそれを選べるようにする」としても問題はないはずです。きちんとした技術を持ったコンサルタントだったら、その上で適切な機材を選んで最適なシステムを作れるはずです。

「親指シフトを使える環境は広い」というのはこうした事実の上に立った議論なのです。

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2006/10/08

Re: hpのパソコンはこんな感じ(@n.odaの徒然な話)他2件

親指シフト使えます。
http://plaza.rakuten.co.jp/rgv250/diary/200609300001/

「あと10年は・・・」無理かもしれないけど、2010年までは最低でも頑張ってもらいたい。

あとは、親指シフトのキーボードが使えれば最高なのだが・・・無理か・・・

ウィンドウズのパソコンだったら、事実上どのメーカーのものでも親指シフトは使えます。デスクトップパソコンですからキーボードも親指シフト専用キーボードに替え、必要なソフトを入れれば快適な親指シフト環境ができます。

詳細は例えば、
http://software.fujitsu.com/jp/japanist/relation.html
http://www.fcl.fujitsu.com/services/input-devices/kb-standard/kb-parsonal.html
をご覧になってください。

ウィンドウズはもうすぐ新しいバージョンになることが予定されています。新しい環境でも親指シフトが使えるかどうかは、実際にリリースされてみないと分かりません。このことを心配している人もいます。

ATOK2006で親指シフト体験中(@くすぴーのぼらぼらblog)
http://kusup.cocolog-nifty.com/pasores/2006/10/atok2006_4d91.html

ところで,Windows Vistaの足音が刻一刻と近づいている昨今,どうしても心配になるのが,「富士通はどこまで親指シフトをサポートし続けるのか?」という点である。

(中略)

そこで,富士通に頼らずどこまで親指シフト環境が構築できるかについて,現在職場の自作2号にて試しているところである。

別の方も試されています。

Windows Vista RC1 の利用(6) 親指シフト入力環境の構築(@コンピュータ感(館))
http://koba0127.cocolog-nifty.com/computer290/2006/10/_windows_vista__012f.html

次に親指シフト環境の構築です。親指ひゅんQをインストールします。これは実行プログラムを立ち上げて、そのプロパティを変更することで設定が完了します。

(中略)

これで親指シフト環境は整いました。この記事も Windows Vista の親指シフト環境で書いています。

最終的な確認は、実際にWindows Vistaの製品版が出荷されてからということになるでしょうが、上記の実験からは有望と見て良いと思われます。いずれにしても、新しい環境でも親指シフトが使えるかどうか気になる人がいて、確かめようとする人もいるということ自体が親指シフトの持つ力の現れなのではないでしょうか。

これまで私は「ハードウェーやOSに関係なく親指シフトの利点は変わらない」と何度となく書いてきました。ウィンドウズやマッキントッシュにおける最近の変化にも親指シフトはコミュニティーとして対応がされています。リナックスでも多くのディストリビューションで親指シフトは使えるようになってきています。この「事実」を見逃してはいけないのです。

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2006/10/05

Re: へぇ~~(@おおえるつれづれ日記)

パソコンを選ぶのに「親指シフト」が選択の基準となります。
http://blog.goo.ne.jp/mikku-mikku/e/6365e060d6369ed0dc0a52872355477c
(とても印象的なページですのでぜひクリックしてご覧下さい)

すると、その方はこう答えたそうだ。

「親指シフトにしてくださいっっ!!」

これは新しく入ってきた人がパソコンを選ぶのに当たっての希望です。他にどのような条件を出したのか分かりませんが、とにかく親指シフトを使えることが一番の条件だったようです。

今やパソコンはコモディティ化しているので、実はどこのものを買っても大きな違いはないといってもいいでしょう。それでも、キーボードというヒューマン・インターフェースは個人の使いやすいものを用意するのが一番大切なのです。なお、親指シフトキーボードは事実上、どのメーカーのパソコンでも使えます。

で、ウチのシステム屋はなんとか「親指シフト」対応のノートパソコンを見つけてきたね

見つけてきたシステム屋さんも立派ですが、こうした「わがまま」を許してくれる職場も立派だと思います。既に述べたように、親指シフトキーボードは事実上、どのメーカーのパソコンにもつなぐことができますし、親指シフトキーボードを使うことが他に悪影響を及ぼすこともありません。そして、親指シフトを使うことになれた人の生産性を上げることができます。この理屈が理解されずに、親指シフトを使うことが単なる「わがまま」と思われているのはおかしなことです。

それでもって、今日、ワタシも

初めて親指シフト見ましたっっ!!

ああ、長く生きててよかった・・(爆)

親指シフトは四半世紀の歴史があり、そして、現在も実用的に使える環境が維持されています。だから、見るだけでなく使ってみてはいかがでしょう。長く生きててよかったと感じるだけでなく、「こんな良いものがあるならもっと長生きしたい」と思うこと間違いありません(笑)。親指シフトはこれまで何度となく「死亡宣告」がされかけてきましたが、どっこい生き続けています。この事実の持つ意味は大きいのです。

私はここのところ、ワープロ最盛期の頃に書かれたワープロ関係の雑誌や本を良く読んでいます。「最新ワープロ大百科 '90後期」(実業之日本社)を読んでいたら、次のような文章を見つけました。

そういえば、『BOX』(ダイヤモンド社)本年四月号の「ワープロ大賞」の座談会を見ていると、山根一眞氏が「僕は親指シフトには大反対なんです。オアシス以外、使えなくなっちゃうんだから」と発言していた。

残念である。氏の発言は現状を追認しているだけであり、結果的には、親指シフトを採用しようとしない企業の利益になっている。

(98頁、もっと"キーボード選択の自由"を、古瀬幸弘)

「BOX」は確認していませんが、ここに書かれていることを前提に考えてみると、山根氏の言っていたことは現在ではまったく外れていることが分かります。なぜなら、親指シフトはウィンドウズだけでなく、マッキントッシュやリナックスでも実用的に使えるようになっているからです。確かに当時は親指シフトが使えるワープロはオアシスだけしかありませんでした。しかし考えてみると、今やオアシスどころかその他のワープロも(使い続けている人はいますが)、インターネットにつないだりする場合には実用にはなりません。

それでも親指シフトは使い続けられています。それも、デスクトップ用途の大多数のパソコンの最新のOSで実用的にです。つまり、上記の山根氏の発言とまったく反対のことが親指シフトには起こっているのです。このことこそが親指シフトという技術の持つ特性であり、基本的な考え方の健全性と頑健性の証拠なのです。

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このブログの9月の統計です。

記事の数 11 本年計 95 (95.0%)
アクセス数 1678 本年計 18981 (105.5%)
コメント数 13 本年計 230
トラックバック数 2 本年計 23

( )内は今年の目標に対する割合です。

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9月30日にこのブログへのアクセス数が40000を超えました。ご覧になった方に感謝します。

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