Re: 富士通自身 親指シフトをあきらめた(@nozawa22)
親指シフトは捨てられてしまっているのでしょうか。
http://nozawa22.cocolog-nifty.com/nozawa22/2006/09/__b918.html
二三年は親指シフトで大満足だった。
(中略)
富士通は負けた。親指シフトをあきらめて、撤退を決めたのだった。
OASYSで親指シフトを覚えて(買う前から親指シフトの練習をされていた!)満足されていたのに、その後パソコンに移った時の富士通の対応について述べています。
私自身は富士通とは、一顧客という関係以上ではないので、別に弁護する必要もないし怒る訳でもありません。ただ、一つだけ言うとすれば、富士通における親指シフトの位置はずっと後退していますが、完全撤退はしていません。専用キーボードも作っていますし、特注ですが親指シフトのノートパソコンも作っています。親指シフトを使えるようなソフトも販売しています。
商品開発は経営判断ですから、さまざまな要因に影響を受けます。親指シフトに関する状況がこのようになっているのも外からいろいろ言ってもしょうがない事情もあるのだと思います。
一つ言えることは、親指シフトは既に富士通だけのものではなくなっていることです。日本語入力コンソーシアムhttp://nicola.sunicom.co.jp/ができた時(1989年)が一つの区切りです。この時点で、親指シフトは富士通より広いベースで支えるべきであると考えたのでしょう。
これは一つの考え方で、その後の推移を見るに必ずしも予想通りにならなかった訳ですが、私は基本的には正しい方向性だと思います。たくさんの企業がこぞって参加するということではないですが、親指シフトを実用的に使える環境は多くの人の努力で維持されています。その意味で親指シフトはコミュニティーに支えられているといえるでしょう。
私のワープロは親指シフトだが、パソコンはそんなものはない。キーボードだけは親指シフトにすればいい、そう思っていたから、アルファベットに切り替えが遅れてしまった。未だに親指シフトで覚えて、遅れた分が、どこかで影響している。
上記の通りで、パソコンでも親指シフトキーボードは使えます。だから、今からでもぜひ親指シフトに戻ってこられるのです。
失敗といえるかわからないが、パソコンに入る前、例にもれず、ワープロを始めた。それも富士通のオアシスがいい、と思った。
親指シフトを覚えたことは失敗ではないと確信しています。今でも多くの人が(使えるようにするのにそれなりの努力は必要だとしても)、親指シフトを使って快適にパソコンを使っています。ワープロ専用機がなくなっても親指シフトは使い続けられているのです。
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コメント
自己レスです。
>親指シフトは既に富士通のものではなくなっている
↓
>親指シフトは既に富士通だけのものではなくなっている
と修正しました。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/09/05 22:01