Re: 親指シフト/日本語入力(@遍界より)
世界のどこでも親指シフト。
http://blogs.yahoo.co.jp/ryusuehiro/1084755.html
親指シフトってご存知ですか?私は数日前まで知らなかった。
(中略)
雑談でその話をしたら、『親指シフト』のことを教えてくれた。親指シフトを利用すると、「脳みそと指が連結している」かのようにスムーズに入力できるらしい。Wikipediaには、「指がしゃべる」感覚とある。
親指シフトを使う人はよくこのような感覚で使いやすさを表現します。感覚というのは大変主観的なものですから、信じてもらえるのは難しいのです。入力の速さや習得の容易さだったら割合数値化しやすいのですが、厳密な比較をするにはコントロールされた環境での実験が必要です。
日本語入力コンソーシアムのホームページにある
http://nicola.sunicom.co.jp/spec/demand.htm
の図3はそうした実験の例です。
手前味噌ですが、入力方法を比較するための簡易な指標を試作したこともあります。
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub18.htm
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub19.htm
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub20.htm
でも、実際に使っている人の「使いやすい!」という感覚の表現も大切だと思っています。
でも、何もツールがない……。そして、現実問題として英語入力できないのはやっぱり不便そうだ。
文章から察するに外国にいることが多いようです。確かに専用キーボード(本当に親指シフトの良さを体験したいのでしたらお薦めします)は外国では入手はほとんど不可能です。でも、普通のキーボードを親指シフト化するエミュレーションソフトもありますので、何とか使おうとすればできるかもしれません。なお、「英語入力できない」ですが、「英文を入力することができない」という意味でしたら、親指シフトでも当然英文の入力はできることを指摘しておきます。というか、どのような日本語入力プログラムでも起動させなければ英文入力モードになりますよね。
でも日本に戻ったら触ってみたい。
お待ちしています!
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コメント
親指シフトキーボードにすると英語入力ができないと思う人はときどきいるようですね。
私はかえって、もともと英語入力基本であるパソコンのため、日本語入力に不自由を感じています。
端的な例では、かなモードにしておくと、ショートカットキーがきかないことがあるのをあげることができます。
FMV-830MG/S(という親指シフトキーボードのついたノートパソコン)を愛用していますが、初期にはわからない理由で、キーボードドライバが勝手に変更してしまって使えなくなったりしました。(最近なぜかこのトラブルは起こっていません)
親指シフトに特化された830MG/Sでさえ、通常の(キーボードの)パソコンよりトラブルが起こる原因が多く、使いこなすのに労力がかかるのです。
親指シフト導入は正直いって敷居が高いのは否めません。(改めて言及することでもないですが)
それを乗り越えてまで使いたいクチなんですけどね。
その労力と、親指シフト入力の快適さのトレードオフなんですよね。
投稿: 鐘辺完 | 2006/09/12 01:51
鐘辺完さん
>親指シフトキーボードにすると英語入力ができないと思う人はときどきいるようですね。
もう一つ言えば、親指シフトキーボードだってローマ字入力はできる訳です。
こうした誤解を一つ一つ解いていって、その上で親指シフトの良さを分かってもらうというのは至難の業なんですが、これもセールスマンの仕事(笑)としてやっています。
>その労力と、親指シフト入力の快適さのトレードオフなんですよね。
前者は一時的なものですが後者は生涯享受できるメリットだということを分かってもらえるようにしないといけないと思っているのですが、現実はなかなか厳しいですね。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/09/12 23:12