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2006年4月の記事

2006/04/30

Re: ワープロはいずこ(@まるよし講読)他1件

ワープロ専用機での親指シフトの議論です。
http://railway.cocolog-nifty.com/hyogen/2006/04/post_1f72.html

OASYS専用機と親指シフトにこだわるファンは多い。プロの文筆業の人にも愛好者は結構いるそうだ。そういう人たちは、専用機製造中止の気配を察して、5~6台買いだめしたりもしたそうだ

こういう話はあるようですね。確かに、ワープロ専用機は文章作成のことを考えれば、余計な機能もなく、その分、具合が悪くなる可能性も少ないというのも当たっているかもしれません。

また、自分の使い慣れた環境を維持するために、個人でできる防衛的行動をとるというのも理解できます。

ただ、このように言うと文筆業の方に叱られるかもしれませんが、上記のような行動が許されるのは、書かれたものの内容だけで判断してもらえるという強みがあるからのような気がします。

内容さえ良ければ、ワープロソフトのファイルだろうが、手書きだろうが、場合によったら口述筆記のテープだって受け取ってもらえるかもしれません。だから、ワープロ専用機のアウトプットのように最低限、印刷された原稿ができれば相手は受け取ってくれます。

普通のオフィスワークではこのような訳にはいかないことが多くあります。同じ仕事をするチームやお客さんからの要求で、決まった形での成果物(例えばワードの文書ファイルといった形)を求められることが普通です。このような環境では、アプリケーションも自分の好きなものという訳にはいきません。

それでも親指シフトを使うことは意味があります。なぜなら、親指シフトだろうがローマ字入力だろうが、あるいは口述筆記で秘書に入力させるのであろうが、できたものからは入力の方法を区別はできないからです。だから、入力の方法は自分が使いやすいものを使うことが一番良い方法だし、それができる環境を用意することが社会的にも意味があるのです。

こうした考え方が社会的に認知を受けるためには、個人で自分の環境を守るだけでは十分ではありません。社会に対して、粘り強く訴えていくことが必要になります。親指シフトに関していえば、社会が認める形で存続を図っていかなければなりません。だから、親指シフトのワープロ専用機を自分のために確保することだけでなく、パソコンを使った作業でも親指シフトが使えるようにコミュニティーとして努力していくことが必要なのだと思います。

ワープロ談義でなんたらかんたら(@法務の国のろじゃあ)
http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2006/04/post_1616.html

親指シフトはやはりすごいとか今だに指が覚えているとか(「はときいん」←右手)

(中略)

でもノートで親指シフトでワードに入力ってのは・・・まぁ郷愁を感じる世代のはかなき願望なのかもしれませんなぁ

親指シフトはワープロ専用機のためのものだけではなく、いろいろなハードウェア、OS等で使われる技術です。ワープロ専用機というハードウェアのジャンルがなくなっても、OSがバージョンアップを繰り返して、少し前のものとは似ても似つかないものになってしまっていても、親指シフトの基本的考え方は変わらず、使われ続けているのです。

親指シフトを生み、育てたワープロ専用機の良さ、特に日本語入力に特化した時の使いやすさに関しては異論を唱えるものではありません。ただ、親指シフトはもっと広い活躍の場があるので、そのフィールドを狭くしてしまうのはもったいないことだと思っています。

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2006/04/25

Re: キーボードにお茶(@私的なことがらを記録しよう!! by ムギ)他1件

親指シフトキーボードを襲った悲劇。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2006/04/post_f07c.html

キーボードにお茶をこぼしてしまいました。

(中略)

で、困ったのが、私のパソコンは親指シフトキーボードなことです。だから、その辺にあるキーボード付け替えて、というわけはいかない。

まぁ、とりあえず、予備の親指シフトキーボードなどというものをなぜかもっているので、それと取り替えて事なきを得ました

これは災難。お茶を飲まされた親指シフトキーボードがかわいそう(笑)。親指シフトキーボードは確かにすぐに手近なところにある訳ではないので、具合が悪くなると途端にユーザーは大変な思いをすることになります。

それでも、ムギさんはさすが用意周到!予備の親指シフトキーボードを持っているなんて、親指シフトユーザーの鑑です。

でも、キーボードにはお茶をこぼさないのが一番ですよ。

「です」問題と手の置き方(@とりあえず月配列とかのブログ)
http://ameblo.jp/ujiro/entry-10011348925.html

系3.コーヒーをキーボードにこぼすという失態とは無縁でいられる

(中略)

騙されたと思って両手の中央に飲み物を置いてみましょう。びっくりするほど飲み物をこぼさなくなると同時に、マウス操作中に急に喉が渇くという緊急事態に も左手で華麗に飲み物ゲット!と対処可能です。その代わり、万一、コップを倒してしまった場合は、机のど真ん中に派手に内容物をブチまけることになります が。

そうですか、そういう手があるんですか。でも、キーボードが大事か机が大事かという大問題(笑)に直面することになってしまいますね。

いずれにしても、結局はキーボードの近くでは飲食禁止!ということかもしれません。つまらない言い方でどうもすみません。キーボードはマン・マシン・インターフェースのうち最も重要なものの一つです。それに相応しい取り扱いをしましょう。今回はセールスではなく、説教(笑)でした。

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2006/04/22

Re: かな入力お断り?(@Monologue)他1件

親指シフトが見えなくなっているのはどうして。
http://blog.kansai.com/smileyface/589

親指シフト入力の皆さん、お元気ですか?

はいはい、お待たせしました。みんなとても元気ですよ。ウィンドウズでもマックでもリナックスでも、ワープロ専用機でもパソコンでも携帯電話でも、もしかしたらハングルや中国語でも元気にしています。ワシントン条約も必要ないですし、親指シフトの刻印のないキーボードしかない環境でも生き残っています。みんなとてもしぶといんです(笑)。

ベル打ち(@ベル打ち)
http://takonosuke.noblog.net/blog/g/10176280.html

そのうち、親指シフト入力のように忘れ去られるんでしょうか・・・

いやいや、既に書いたように親指シフトは記憶に残るだけでなく、しぶとく実際に使われています。忘れ去られたように見えるのはほんの気のせいです(笑)。

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Re: どこにいったの「親指シフト」(@休日旅行人)他2件

思わぬところにいるものです。
http://shounan-s-sasaki.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_4dca.html

そうそう、最近見かけませんね。

そうかもしれませんが、もしかしたら意外なところで見つかるものです。

食玩WTMの第9弾(@悪いばすぶろの夢)
http://hamoblo.com/pf6410/archive/145

で、「親指シフトキーボード」や

こういうコレクターが密かに集めているかもしれません(笑)。

今日は・・・vvv(@輝石の戯言)
http://blog.so-net.ne.jp/garnetj/2006-04-20

親指シフトのキーボードも部屋のどこかに転がってるし・・・(苦笑)

このようなところにあるかもしれません。もしかしたら、これはお宝かも(笑)。

でも、親指シフトが今でもきちんと使えるということが知られていなかったらとても残念です。ほんの少しの手間で、かつて使っていた良いものがよみがえるとしたらうれしいですね。古いキーボードは再生が難しいかもしれませんが、親指シフトという、人に備わった技能は今でも使える可能性が大きいのです。

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2006/04/21

Re: モバイルギア雑記(@おひるねこ日記)他1件

親指シフトの良さとは何か。日本語の特徴との関係は何か。
http://d.hatena.ne.jp/ohirunedo/20060420

そこで気づいた。
親指シフトの真の魅力を。
それは、「一音節一打鍵」だ。
これに尽きる。
日本語を話すように、打てる。
この快感。

確かに親指シフトを使っていると、話すように打てるという感覚は分かる気がします。ローマ字入力のように子音と母音を分ける必要もないし、JISかな入力のように濁音や半濁音をあとから付ける必要もありません。

日本語の構造(音声と表記)とキーボードによる入力の巧拙がどのように関係しているかは、言語学者のような専門家に意見を聞いた方が良いのかもしれませんが、いずれにしても親指シフトが自然な感じがするのはユーザーとして分かる気がします。

キーボードによる文字入力については、次のような思考実験を考えてみることも面白い気がします。

日本語がローマ字になってたかも?(@watch your step)
http://blog.livedoor.jp/route_50/archives/50054534.html

少し前の記事であるが、やはり戦後アメリカは、漢字、仮名を廃止しローマ字化、つまり日本語を英字化しようとしていた事実が明白になった。
しかも、記事を読むとローマ字化がかなり濃厚であったようだ。

Tumari,konna kanjini natteitanodarouka? (読みにくくない??)

まあ、こうならなくて良かったと思います。でも、こうなってしまった世界を想像して、そこでの文字入力の技術を考えてみます。

かながなくて、日本語がローマ字で書かれるようになってしまった時にキーボードを使って文字を入力するとします。この場合、普通に考えれば、タイプライターと同じようにアルファベットを一つずつ入力していくのが良いように考えられます。

ところが、日本語の音声と表記を研究して次のように気付く人が出てくるかもしれません。

1. 日本語の音節は母音だけまたは子音+母音の組み合わせがほとんどだ。
2. そのような音節の数は60よりは多いが90に収まりそうだ。
3. だとすると、一つの音節を一打鍵でできるなら打つ速度が二倍近くになるのでは。
4. ホームポジションとその上下の列だけを使う場合、普通のキーボードを使って小指によるシフトを理由するにしても60までしか区別できない。それでは、すべての音節を表せない。
5. あ、親指シフトがある(笑)。これなら90まで区別ができる。
6. 音節→ローマ字変換プログラムを作ってできあがり。( ゚Д゚)ウマー

さて、このシナリオ(笑)の持つ意味はなんでしょう。

文字一つに対して一打鍵という制約があることは、キーボードによる文字入力にとって良いことなのか?という問いになります。

キーを一回打鍵すると一つの文字が出てくる。これはいかにも自然で変えようがない原則のように見えます。でも、この原則を外すと、実はもっとうまい入力のやり方ができるかもしれません。

コンピューターで日本語を使うことを始めた時期には、文字入力の問題もいろいろな角度から検討され、いろいろなやり方が工夫されました。

かな漢字変換やローマ字入力、そしてM式や親指シフトといった技術はこうした中で生まれて育ってきたのです。文字をキーに固定するタイプライター的発想からフリーになったことにより、実用的に日本語を入力することができるようになったのです。

これは日本が世界に誇って良い技術であり、応用がきく考え方です。親指シフトを日本語以外で使うための理論的モデルは、このような考え方の自然な延長なのです。

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2006/04/18

Re: 問題は何を表現するか(@K.Takatsuki - Self Mental Examination)他5件

最近また親指シフト関係の記事を見かけるようになってきました。少しまとまりがありませんが、ご紹介します。
http://sendingoffice-myroom.seesaa.net/article/16414655.html

日本語入力には「親指シフト」が圧倒的に早いといわれているが、それは今後のお楽しみとして取っておこうかと思う。

そうおっしゃらずに、今日からでもぜひどうぞ。一日遅らせればその分だけ損をします。急げ!と、大変な押しつけですが、もちろん、納得してからどうぞ。私はセールスマンですが押し売りではありませんので(笑)。

普及しない優れた入力方式(@軟弱モバイラー日記)
http://plaza.rakuten.co.jp/mobiler/diary/200604100000/

そして確かに英文タイプライターのキーボードを無理矢理日本語入力に利用しているようなJISキーボードに比べると、日本語入力の為に「きちんとデザインされた」という感じのするキーボード&入力方式である事は間違いないと思う。しかしその親指シフトが、現在でも「とても普及している!」とは言えないと思う。きちんとデザインされ優れた入力方式でありながら、それでも一般的にはあまり知られていないのだ。決して歴史も浅くないのに、親指シフトはいまだ「主流」と言えるような感じではない。

まったくその通りです。ワープロを作り始めたころに考えられた親指シフト(実はそれだけでなく、メーカーを問わず、その頃に考えられた日本語入力のための工夫の多く)は、日本語をどのように合理的に、楽にできるかということを根本から考えているのです。決して間に合わせの技術を使わないという、作り手の意志が感じられます。

確かに親指シフトは主流ではありません。ただ、一点だけコメントすると、個人がコンピューターを使うという時代になってから、ハードやOS等のソフトは短いサイクルで変化しているのに対して、親指シフトは当初のままで、ずっと使い続けている人が多くいます。そういう意味では親指シフトの歴史は相対的には長いと言えるのではないでしょうか。

流行る技術、廃れる流行(@unnonouno)
http://d.hatena.ne.jp/u-no/20060417

一度やり始めたら、格段に入力速度が上がって、もう元には戻れないのです。それこそ、親指シフトの様な。

親指シフトに馴れてしまっていた人が使わなくなる理由はいろいろありますが、親指シフトがいやでということは少ないように思います。技術的な問題や、使用する環境などによることが多いようです。使い続けることができるのだったらそうしたい、そういう意味で「もう元には戻れない」は本当のことだと思います。

早打ち言葉(@そわそわブログ♪~(・∀)ノシ)
http://noporu.at.webry.info/200604/article_11.html

キーボードで入力するのが難しい文章。

・貸したり借りたりしてなかったかしら。
・たしか212エーカーあたり案山子22体。
・ヒースロー下りた広末。

問題点:
・3つしか思いつかなかった。
・親指シフト入力専用。

これは面白い!出てくる文字の特徴を見ると、左手で薬指と小指を使うのが多いようです。どのような入力方法でも、難しい文章を作ることはできます。ローマ字入力だったらいくらでもできるんですが・・・いや、決してローマ字入力を非難してる訳じゃないですよ(笑)。

でも、3つしか思いつかなかったというのは、入力が難しい文章を作るのが難しい、反対に言えば、入力が楽だという証拠?まあ、もちろん断片的な分析だけで判断してはいけませんね(笑)。

懐かしぃ~(@総務局つぼね課より)
http://blog.goo.ne.jp/tsubone_2006/e/daad797d1ca55053456fc4c3c293366a

いらない書類の整理をしていたら、懐かしいものを発掘した。

“親指シフト”のキーボード表!

これは良いものを見つけました。お宝ですよ(笑)!でも、本当は親指シフトが普及して、みんなが使うようになり、表を見なくても使えるようになることがうれしいんですけどね。骨董品になって価値が出るというよりは、普通に使われ続けることの方が良いですね。

2006-04-12(@チラシの裏スーパーカスタムリミテッド)
http://d.hatena.ne.jp/sqeo/20060412

だんだん親指シフトが指に馴染んできましたsQeo@Dijonです。

うれしいですね。使えば使うほど馴染んでくるというのは、良い道具の特徴ではないでしょうか。親指シフトがもっと馴染んで、体の一部と感じるぐらいになると、もう後戻りはできません(笑)。

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Re: 中国語入力の「DE」(@漢直ノート)

中国語のキーボード入力の特徴は何か。親指シフトは役立つか。
http://taffy632.blog24.fc2.com/blog-entry-319.html

中国の配列を調べた時に、まっさきに気になった運指も「DE」でした。
中国で一番頻度が高い漢字は「的」です。

中国語は文字の数が多いので、キーボードとの相性はあまり良くないようです。そのことの裏返しとして、中国語入力については、さまざまな考え方があるようでいろいろなアイデアがネットを見ると見つかります。言葉を変えて言えば、現在の入力の方法が必ずしも最適なものであるとは言えないのかもしれません。

どのような方法をとるにしても、「楽に使える」というのが(それがどのような意味であるにせよ)大事なポイントになります。例えばよく使われる文字を入力するのが簡単だというのは重要な基準だと考えられます。

中国語の入力に親指シフトを使ったらどうかというのは一つのアイデアとして有効であり、実際に理論的モデルが提示されています。私のサイトにある、ケーススタディー(中国語)
http://homepage3.nifty.com/gicchon/sub149.htm
にもそのようなアイデアを紹介しています。

その内の一つである、横浜国立大学の村田忠禧さんが考えた入力方法は、
http://kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/murata/murata-chinastudy02.pdf
http://www.kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/murata/chineseinput.htm
に説明されていますが、とても面白いものになっています。

基本的には音声をベースにしたものですが、頻出の漢字についてはクロスシフトのワンタッチで入力ができるようになっています。「的」はまさしくそのような漢字で、右手の人指し指のホームポジションという一等地が与えられています。

音声を重視したやり方ながら、漢字を直接入力するということも可能というやり方で中国語の音声と表記の特徴を生かしたものとなっています。こうしたことが可能になったのも、コンピューターによるソフト的制御をうまく使ったからで、タイプライター的(ハード的)な制御にとらわれていては考えられなかったものです。

ソフト的制御は必ずしも親指シフトに限ったことではありません。しかし、親指シフトは、親指と他の指の同時打鍵という無理のない動きを活用することにより、ソフト的制御を生かす豊かで広いベースを提供しているのです。

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2006/04/17

Re: 種痘はアバタ(@ZEUSに乗るぞ)

親指シフトで腱鞘炎?それは大変だ。
http://ym-zeus.at.webry.info/200604/article_26.html

親指シフトは格好良く聞こえるが、その実腱鞘炎になりそうな力みを要求するのだ。

うーん、親指シフトは楽になるんだけど、そんなに力がいったかな。もしかしたら使っているキーボードが良くないのかな。

ZEUSのシフトチェンジは「スロー&スロー、フォース&フォース」であり

ZEUSというのは今まで聞いたことがキーボードのメーカーだけど、シフトチェンジというとシフトのやり方が変わるのかな。それにしても「スロー&スロー、フォース&フォース」というのは何だろう。

ZEUSは案外、緊張を強いられる

親指シフトで緊張を強いられるというのはあまり聞いたことがないんだけど。みんな楽に入力できると言ってますが。

いいバイクだ。

ああ、そうだったんですか。バイクの話だったんですか。ちっとも気付かなかった(冗談ですよ!)。

バイクのことは知りませんが、親指シフトのキーボードは楽に使えます。多くの人がそのように言っています。バイクを降りて、パソコンに向かったら親指シフトキーボードを使ってみませんか?

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2006/04/16

Re: 表記のゆれと親指シフトを選択するということ(@親指シフトで日本語にこだわる)

日本語の表記のゆれにどのように対応するか。そのことと親指シフトを選択することはどのように関連があるのか。
http://pub.ne.jp/okeydoke/?entry_id=118195

日本語を使って検索や文書の作成を行っている時、表記のゆれは避けがたい。

(中略)

ここであえて私はこう表記すべきだと言い切らないようにしている。

どのような言葉でも生きているものである以上、変化は避けられません。一方で、言葉は規範を強制するということでコミュニケーションを成り立たせているものなので、変化をどの程度許容するかは常に悩ましい問題です。

これが文字が入ると複雑さがさらに加わります。一般に文字は発音に比べて変化が少ないと考えられるため、発音を文字にするルールはどのようにうまく作ったとしても、時が経つと対応が困難になる場合が出てきます。

文字の入力をコンピューターでやるとなると、輪をかけて難しくなります。発音を重視した方法をとるか、表記を重視した方法をとるか、まったく別の方法を考えるか、今も試行錯誤が続いていると言って良いでしょう。

例えば、中国語では方言による発音の差は大きいが、書かれた文章はかなり標準化されるいるとも聞きます。こうした環境でどのような文字入力の方法が適当かというのは難しい問題です。

日本では、コンピューターで日本語を使うということを考え出したころから、いろいろな工夫がされてきました。そうした環境で、かな漢字変換やローマ字かな変換などの技術も生まれたのです。

そして親指シフトもそうした努力の一環として生まれました。親指シフトを社会として捨てることは、大げさに言えば、上に述べた「コンピューターで日本語を使う」ということのために費やされてきたこれまでの努力を捨ててしまうことにつながるのではないかと思っています。

*****
このブログのアクセス数が30000を超えました。見ていただいている方に感謝します。アクセスの解析(カウンターをクリックすると出てきます)をすると、いろいろなルートでこのブログに来ていただいていることが分かります。思わぬところでリンクされていたりして、うれしい驚きもしばしばです。今後ともよろしくお願いいたします。

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2006/04/15

Re: 親指シフト(@watch your step)

緊急に助けを必要としている人がいます。親指シフター集合!
http://blog.livedoor.jp/route_50/archives/50105897.html

親指シフトって覚えてる?

もちろん、覚えています。このブログの読者はみんなそうです(笑)。

なんであんなに便利だったのに普及しなかったんだろう。

本当にそうですね。これについて話し始めたら小一時間(笑)じゃ済まないし、怒り、嘆き、反論、煽り、揶揄、笑い(?)その他でコメントが爆発するかもしれないので控えておきます。

それから、ブラインドタッチができるまで練習しましたよ。ワープロにそういうソフトが付いててね。暇をみつけてやってたら出来るようになった。本当に日本語入力が楽になった。

そうそう、こういうことなんですよね。親指シフトを練習することが簡単にできて、タッチタイプができるようになり、日本語入力が楽になる、こうしたステップを踏んで、明らかに成果として感じられるものがある、こういうことが大事なんですね。

しかし、そのパソコンは富士通だったが、JIS配列。何で????会社の方針がわからん。

これもよくある話だと思います。パソコンを入れる時、日本語入力のことなど考えた人は誰もいなかった、こういうことが実状だったのでしょう。もちろん、富士通もパソコンを売っても親指シフトを売っていた訳ではなかったということなのでしょう。

それから21世紀になり親指シフトは廃れて行った。(少なくとも自分の周りでは)

でも、使い続けている人はまだ多くいます。少なくとも、このブログの周りでは(笑)かなり高いシェアを誇っています。

キーボードは、単体で販売しているようだけど、互換性とかが良くわからない。可能なら、家のパソコンだけでも変えてもいいんだが。

はいはい、こういうことでしたら答えたいとうずうずしている人がたくさんいます。パソコンの環境などを詳しく教えていただければ、いろいろな方法を示すことができます。コストについてもご相談に応じます(笑)。もちろん、ボランティアで情報を提供してくれる人もたくさんいます。こちらでも良いですし、あるいは日本語入力コンソーシアム掲示板があるので、そちらで質問しても良いでしょう。

「特打」でマスターするかなー。

タッチタイプを覚えることは良いことだと思いますが、早まらずに!

あれだけ特訓した親指シフトが懐かしい。

この資産を生かす方法はまだあるのです。そして、そのことが親指シフトを使い続けられる環境を維持するのに役立つのです。

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2006/04/10

Re: 躓いたそのとき(@某OAインストラクターの日々)他2件

親指シフトは使えるでしょうか。使えないとすればどこに原因があるのか、あるいは、親指シフトを使うことは周りにどんな影響を及ぼすのか。
http://blogs.dion.ne.jp/v_2/archives/3178208.html

後、親指シフトを封印されているのが辛い。

これはタイピングのサイトのようです。親指シフトのユーザーは数が少ないということに加えて、早く打つ記録を作ることにあまり熱心でない気がします。もちろん、親指シフトが門前払いされているところもあるのかもしれません。

これは少し不思議なところがあります。ワープロ時代には、親指シフトのメリットとして早く打てるということが宣伝されていて(実際早いのは間違いない)、ワープロ検定等の結果についてもそのことをプレーアップしていました。

今、親指シフトのメリットとしては「楽に打てる」ということをいう人が多くなっています。私もその方向で宣伝をしています。これは正しい方向だと思いますが、一方で「使いやすさ」という見えにくいものを売り物にしなければいけないというハンディキャップを負うことになります。これは難しいことですが、結局は一番良いやり方だと考えています。

割合簡単に、親指シフトを使えるようにできる人もいます。
かそけし戯言・6(@北村 想 の ポピュリズム)
http://soh-hi.air-nifty.com/populism/2006/04/post_bb60.html

で、やっと机上のパソコンにオアシスをセットアップして、親指シフト・キーボードをインストールして、さてと、我が館長用パソコンはウイルス対策が出来ていない。

この方は職場での親指シフト導入にめでたく成功したようです。職場での導入は親指シフトユーザーにとって一番悩ましいところだと思います。システム部門に親指シフト導入をお願いしても、難しいといわれたり、「何それ?」と言われてしまうというのが常ではないでしょうか。

これを変えるのはとても大変です。もちろんシステム部門は最近問題になっているセキュリティーの問題なども考えなければならず、余計なものは入れたくないのはある程度は理解できます。それでも、使う人が使いやすいものを入れることは生産性にも良い影響があると思うんですがどうでしょうか。

こういう人ばかりとは思いませんが。
タイピング選手権!(@若輩経営者の経営log)
http://blog.livedoor.jp/hikick123/archives/50388532.html

ちなみにさらにタイピングに特化したマニアは特別なキー配列を使っています。うちでも「親指シフト」を使っている人が居ます。
やめて下さい。おかげでその後キーボードが使えません。。。

えー、それほど言わないでくださいよ。少し親指シフトを弁護させてもらうと、親指シフトは確かに特別なキー配列ですが、必ずしも「タイピングに特化したマニア」だけが使っているものではありません。文字の入力を多くする人にユーザーが多いのは事実ですが、それはそれなりのメリットがあるものです。そのメリットは、普通に文書を作成する人にとってもあるものだと思っています。

親指シフトは確かにJISかなとは異なっています。でも、ローマ字入力とは平和的に共存できます。だから、親指シフトを使いたい人がいたら、ぜひその声を聞いてほしいと思います。

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2006/04/09

Re: OASYSエリートのキーボードが何故かあった…繋がらないけど…(@Shining Trapezohedron)他1件

親指シフトにずいぶん慣れてきて快適な入力ができるようになった方の文字入力に対する考え方です。
http://spaces.msn.com/requiem6251/Blog/cns!7392419F1B26C736!239.entry

Q, 別にローマ字入力で不満無いし、他の入力方式なんてどうでもいいぜウェーハッハ
A, 使用している本人が不満を感じないなら、そのままでいいと思うよ。
   別に入力方式が違うからといって、出力される文字に変わりは無いんだから。

別の方はこのように言っています。
インプット、アウトプットと親指シフトの役割(@親指シフトで日本語にこだわる)
http://pub.ne.jp/okeydoke/?entry_id=93631

メールを送信するのに親指シフトかなで入力しても、ローマ字入力してもその結果は変わらない。そういう風に考えている。

こうした考え方はどうなのでしょうか。私はきわめてまっとうな考え方だと思いますし、キーボードによる文字入力の議論は、こうした考え方をベースにするべきだと考えています。

親指シフトは確かにすぐれた入力方法で、実際に使った多くの人がそのことを認めています。主流で使われている他の入力方法に比べて使いやすいということも、使いやすさという把握しにくい指標を相手にするという困難はあるものの、かなり立証されています。

ただ、入力方法は文章を作るという最終結果、アウトプットまでの手段に過ぎません。しかも、結果からその手段を判別することはできません。

それならば、どれを使っても良いので、敢えて規格(デジュリでもデファクトでも)と違うものを持ち出して混乱させることはないではないか、という議論だってありえます。

でも、実は話はまったく反対で、結果に影響を及ぼさないなら、使いやすいものを選ぶことは、少なくとも個人的には利益があることで、おそらく社会的にも利益があることなのでしょう。

だから、親指シフトをプロモートすることは社会的にも意義があることなのです。問題はそのメリットが認知されるようにきちんと説明できなくてはいけません。既に述べた通り、使いやすさという分かりにくいものを売りにしなければならないという困難の中では大変ですが、この努力はやり甲斐があるものだと思っています。

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2006/04/06

Re: PCバトン(@もりぶろEQ)

まあ、そうおっしゃらずに。
http://air.ap.teacup.com/mori/119.html

親指シフトなんて論外。

まずはお茶でも一杯( ^‐^)_且~~

それから小一時間(笑)。

でも、考えてみると「親指シフト」と言及があったことさえ奇跡的かもしれません。普通は「誰もが使っている」という理由だけで(としか私には思えない)ローマ字入力を何の疑問もなく使っていて、親指シフトなんて聞いたこともないという人が大部分なのではないでしょうか。

そのことを責めるつもりはありません。親指シフトを売り込もうという力がどこかで足りないのでしょう。知られていないということは事実なのだからです。

だから、「論外」でも「親指シフト」という言葉を言ってしまったら、すでに売り込みの対象になってしまいます。

だんだん、親指シフトのことがよく見えてきませんか(笑)。

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2006/04/05

Re: コーヒー・ビーン(@マラヤ通信)他6件

親指シフトは世界のどこでも。
http://blogs.yahoo.co.jp/otiani/31095598.html

ちょこっと写っているのは、富士通FMV-830MG/Sという愛用のノートパソコン。
親指シフトキーボードという特殊なキーボートが取り付けられています。
僕はこのキーボードでなければ、打つことができません。
その分、パソコンを選ぶことはできなくなりますけど、
僕にとってはなくてはならない相棒。

この方はマレーシア在住です。もちろん、マレーシアでこのノートパソコンは売っていないでしょうから、日本で買われたか、送ってもらったかだと思います。いずれにしても、親指シフトを選ぶかパソコンを選ぶかつらいところですが、きっぱり親指シフトを選んだというのはすごいところです。楽しいパソコンライフが送れるように応援しています。

生まれて初めて買ってもらったゲームハードはメガドラでした(@チラシの裏スーパーカスタムリミテッド)
http://d.hatena.ne.jp/sqeo/20060402#1143935553

わたくしsQeo、本日から、何を思ったか突如

 親 指 シ フ ト 

の練習を始めました。

(中略)

ちなみに専用キーボードなぞここフランスでは当然入手できるわきゃぁねぇので

親指シフトの世界へようこそ!

しかし外国にいて始めるというのも大変なことです。いや、日本に居たって、親指シフトキーボードの現物に触れる機会があるのはそんなに多くありません。残念ながら、ストックとして持っている店は多くないのです。

国外となると状況は当然、絶望的にならざるを得ないわけですが、そういう中でもトライされるということで、セールスマンとしてはうれしい話です。

私も海外で親指シフトキーボードを使っていて調子が悪くなり、結局、日本に帰って来るまで直すことはできずにいました。

こんなことがハンディキャップになるんですね。親指シフトが世界標準になれば・・・というほとんど夢のような気持ちですが、もちろん、現実は厳しいわけです。

でも、親指シフトキーに何か別の機能を担わせるといったことを考えてみたら面白いかなと、智恵を絞ってみたい気持ちもあります。

「変換できない!」(@mattakeのブログ)
http://angel.ap.teacup.com/mattake/55.html

親指シフトキーボードを使ってるせいか、ときどき変換が変になることあります。

これは問題ですね。でも、もしかしたら親指シフトキーボードのせいではないかもしれません。こういう時に解決するためのノウハウがたまっていないのが少数派のつらいところです。でも、きっと誰かが見ていて、何か反応があるかもしれません。少数派でいることは忍耐を要しますが、思いがけないところから助力があるかもしれないのも面白いものです。

さらばパソ通(@屋上暇人倶楽部)
http://roof.air-nifty.com/club/2006/04/post_b449.html

大学生の頃でワープロ(しかも親指シフト)で1200か2400bpsでつないでて

パソコン通信の終了については、前にも書きました。ワープロ専用機で通信をやっていた人も結構いたんですね。私も最初はワープロ専用機(これで親指シフトを覚えた)でやっていました。パソコン通信がなくなっても、日本語入力は親指シフトで続けています。

dynabook(@Old Boy)
http://blogs.sun.com/roller/page/spade?entry=dynabook

日本の IT 業界の HW で、長く続いているブランドは、というと、もし「ワープロ」が残っていれば、それだったのでしょうが、SW としては残っていても HW としては残っていない。強いて言えば、OASYS キーボードがありますが、これは「俗称」で製品名としては「親指シフトキーボード」です。

親指シフトはもちろん、ワープロ専用機のOASYSとともに生まれ育ってきました。そして、ワープロ専用機という製品のジャンルはなくなってしまいました。でも、親指シフトはしぶとく残っていて、使い続けられています。

最初にOASYSが商品化された時、このような状況、つまり、ワープロ専用機はなくなり、親指シフトは残るということは想定されていたのでしょうか。今となっては分かりません。ただ、親指シフトが生き残ってきたのには、いろいろな形で時代にあった使い方ができるように努力してきた人たちがいるのだと思います。

このブログで何度も書いていますが、親指シフトが生き残ってこれたのにはユーザーをはじめとする親指シフトのコミュニティーの力があったからなのです。こうした力が続く限りは親指シフトはなくならず、時代の要請にあった使われ方がされるのだと思います。

親指シフトがはやらない理由(@戯言)
http://quvota.net/twgt/nicky.cgi?DT=20060325B?Mode=CPREVIEW#cp20060325B

同じ一打鍵系のjisかなにシェアを奪われているから,ということに尽きるだろう.致命的な問題である気がする.

うーむ、これは難しい。そうではないような気もするし、そうである気もする。

実はこうした問いに対する答は、そんなに簡単なものではないのかもしれない。確かに現在、親指シフトのシェアはJISかなよりずっと少ないでしょう。ただ、使う人が両者を比べて選んでいるかというとそうではないような気もする。

もっと言うと、原因は全然別のところにあるかもしれない。それは、一つの尺度で見た優劣などとはまったく別の、ある意味では偶然のできごとの結果なのかもしれない。私自身は、まだこの問いに答えることは難しいと思っている。

親指シフトキーボードを購入する(@HOTEL NO HOOKER)
http://d.hatena.ne.jp/m_nakai/20060327#p1

魔が差したというか、遊び心で先週、FKB8579-661EVという、親指シフト専用のコンパクト・キーボードを購入する。

親指シフトのシェアが少ないことを説明するのが難しいのと同様に、この方のように、親指シフトを使ってみようと思う理由を説明することも難しいのです。

ただ、一つ事実としてあげられることがあるとすれば、親指シフトというものがあるということが知られなければ使ってみようという人も現れないわけです。ですから、ささやかながらでも、親指シフトを使っている人は何かそのことについて書いてほしいなと思っているのです。

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2006/04/01

Re: 親指シフト(@capa0885797の日記)他7件

親指シフトを「発見」した人の感想です。
http://d.hatena.ne.jp/capa0885797/20060330

googleであることを検索しているとき、偶然、"親指シフト" なるものを見つけた。

これは良いものを発見されました。宝の山ですよ(笑)。

だけど思考を妨げないというのは、どうだろう?僕は普段、ローマ字入力を使っているが、それが思考の妨げになると感じたことは無い。全く意識することなく入力できるから。打鍵に気を取られるのは、完全に習得できていないだけ、ということに思えるんだけど。

おっしゃられることは分かります。私もローマ字入力と親指シフトを使いますが、どちらもタッチタイプで考えずに入力ができます。ただ、両方を比べると圧倒的に親指シフトの方が楽だし、自然に感じます。ここのあたりは実際に使っていないと分からないし、他人に説明するのも難しいものです。

ローマ字入力で自然に楽に入力ができるのなら、それを敢えて変える必要はないでしょう。でも、もっと楽にできる方法があるとするならば、それについて考慮されることもいかがでしょう。

このブログで引用している多くの親指シフトユーザー(今は使っていなくても、かつてユーザーだった人も含む)の親指シフトに対する気持ちは圧倒的といって良いほど肯定的です(「そういうのだけ選んでるんじゃないの」という指摘にはあえて答えません(笑))。

「親指シフトは思考を妨げない」というのは確かに少し言い過ぎなのかもしれません。でも、多くの人がそのように言いたくなるほど良くできたものなのだと私は考えています。

ネー花見行くノー?(紫本)
http://d.hatena.ne.jp/manthano/20060331/p4のコメント

『親指シフトの方が早いけどな。』

『ンもう分かったよ! そんなに言うなら親指シフトにするよぅっ! うあああああああんッ!!』

泣かなくてもいいですから、親指シフトを試してください(笑)。親指シフトの理屈が知りたければ、ぜひこのブログ・・・(以下自粛)。

INCIPIT TRAGOEDIA(2005年07月)(@暫定名称(降伏の儀式))
http://blog.livedoor.jp/zanteimeisyou/archives/50509563.html

親指シフトだろうとJIS配列だろうと、見ている人には解りません。

おっしゃる通り。ここに親指シフトという技術、さらに広げてみれば文字入力という技術の特性があります。どんな方法で作っても、大事なのは文章の中身。でも、それが楽にできるんだったらどんなに良いことでしょう。親指シフトはコンピューターで文字を入力する必要がある人すべてに利益をもたらす可能性がある技術なのです。

とてつもなくうらやましい…(@ぺーすけ@nifty)
http://ritz.cocolog-nifty.com/nicoderm/2006/03/post_78e2.html

えっとニコラキーボードは「シフト左右」と「無変換」、「変換」キーボードが一緒になってるんだよね。おっと、なにまたこんなところで無用なうんちく語ってるですか、オレは。

いやいや、まったく無用なうんちくじゃないですよ。大事な話です(笑)。親指シフトのことを話しだしたら止まらない人がおそらくたくさんいます。そしてもっと大事なことは、今でも困難(といっても、別に何年も修行が必要なことじゃないですけどね)を抱えながらも使い続けている人が多くいることです。このことを知ってほしいと思っています。

さよならニフティーサーブ(@武壱楼のぶろぐ)
http://d.hatena.ne.jp/takeichiro/20060331

ニフティーのパソコン・ワープロ通信が今日で終了になります。ワープロって凄いですね、最近見てませんワープロ専用機。そのうち「親指シフト」なんて知っている人がいなくなるのでしょうか。

絶対いなくなりません!なんて断言はできませんけど、考えてみると、親指シフトはニフティーのパソコン・ワープロ通信よりも長生きしたということは確かです。

親指シフトはOASYSというワープロ専用機とともに生まれ、ある時まではそれと一緒に育ってきました。でも、ワープロ専用機という製品ジャンルがなくなっても、また、親指シフトの文化を育んできたパソコン・ワープロ通信がなくなっても、使い続けている人がいるのです。

これからコンピューターを使う生活というのがどのようになるかを完全に予測することは困難です。でも、文字入力という作業が残る限り、親指シフトを使い続ける人がいることの可能性はとても高いと考えています。

時代を感じるなあ・・・(@87ちゃんねる@三浦)
http://blog.goo.ne.jp/mmh3459/e/9fe58cb39f0ec4251ad30e5605b1f8b0

まだあの頃は富士通自慢の親指シフトのワープロでねぇ・・・使い方が分からず苦労しました

何が難しかったんでしょうかね。親指シフトが原因だったら残念ですが、そうでないことを祈ります。

親指シフトと他の入力方法(ローマ字入力、JISかな入力)を比べると、覚えるのが難しいという意見もあります。確かに、親指と他の指を同時に打鍵するというアクションを考えるとちょっと考え込んでしまうかもしれません。でも、使い始めると自然な動きだということに気付くと思います。実際、同じような環境で、上記の3方式を比べると、平均的に親指シフトが早く実用的な速度で入力できるようになることが示されています。

ローマ字入力より早く打つために(@NEVER,NEVER,NEVER,QUIT!)
http://blogs.yahoo.co.jp/kazmang/30031994.html

上のページで一番早いのは親指シフトキーボードという日本語入力のために特別につくられたキーボードですが、わざわざ買うのも何なので、これからローマ字入力をやめてJISかな入力の練習をしようかなぁと思ってます。

(コメント)
ちょっと親指シフトキーボード買おうかなぁと思ってしまいます。

お、良いですね。思い立ったら吉日(笑)。気が変わらないうちに、ぜひお店か通販で買ってください。でも、実際に試してみることができるところが少ないのが難点。日本語入力コンソーシアムのサイトにも販売店などは載っていたと思います。

親指シフトの良さを頭で理解するのは結構難しいものがあります。一番いいのは、とにかく使ってみて体験することですが、実際の利益が分かっていないと手を出しにくいのは事実です。このブログの記事や、このブログで取り上げている記事が少しでもお役に立てればと思っています。

サーバーまで障害発生(@ACTの想い出 2006年同窓会へむけて)
http://happy.ap.teacup.com/acurioustapir/86.html

ワタクシが使っているのは、親指シフト、という富士通の規格なのだが、これを強引にマックで使っているのだ。キーボードだけで5万円する。全く、人と違ったものを愛用すると、金が掛って仕方ないわい。

これはRboard Pro for Macですね。親指シフトキーボードの一つの頂点の姿と言って良いでしょう。快適なキータッチ、秀逸なソフトウェアなど素晴らしいものがありました。私も持っているのですが、マックのハードウェアがもう何世代も前のものになってしまったので、ほぼ休眠状態です。でも、たまには使ってみて、あの独特のキーの感触を味わいたい気持ちはあります。

細かなことですが、親指シフトは確かに富士通が作った規格ですが、現在その管理は日本語入力コンソーシアムという団体が行っています。だから、基本的には誰も使おうとすればコンソーシアムと相談すれば良いことになっています。ぜひ、多くの社に使ってほしいなと思っています。

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このブログの3月の統計です。

記事の数 15 本年計 39 (39.0%)
アクセス数 2520 本年計 7701 (42.8%)
コメント数 44 本年計 102
トラックバック数 1 本年計 11

( )内は今年の目標に対する割合です。

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