Re: モジラ系への平行移動(@NAGIの小箱)
パソコンの技術が進歩して使うものは変わっても、引き続き使い続けるものがあります。
http://nagibox.air-nifty.com/nagi/2006/03/mozilla_384d.html
自宅パソコンのメーラーとブラウザを、MozillaのThunderbirdとFirefoxに完全移行。素敵に軽い! サクサク動いております。
ブラウザとメーラーはインターネット利用の中心的アプリケーションなので、進歩も早く、競争も活発なので、使う人にとってはいろいろなものが選べるという利点があります。
私自身の経験を思い出してみると、メーラーはパソコン通信の時代に使っていたAutoCom(これは最初はワープロ専用機、あとからMS-DOSベースのパソコンで使った)、マッキントッシュで使ったComNifty(最初はダイアルアップで、後にはインターネット経由で)、ウィンドウズでのNifty Manager(インターネット経由)でした。そういえばOutlookを使っていた時期もありました。現在は、NetscapeのMail and Messangerを使っています。これが気に入っている理由の一つはNetscape Navigatorを立ち上げて、Ctrl+2でメーラーが立ち上がる点です。
MozillaのThunderbirdは触手が動いているのですが、今までのメールの移行の手間を考えて(おなじ系統のものですから、そんなに面倒ではなさそうですが)、「壊れていないものを直すな」ということで現在の環境からすぐに移るということは考えていません。
ブラウザの方は、最初はMosaicだったと思います。富士通のパソコンを買ったらついてきました。その後はInternet Explorerを使っていました。何かの理由で、現在も使っているNetscape Navigatorにしました。IEは、掲示板等の投稿入力フォームに入力中にESCを押すと、それまでの書き込みがすべて消えてしまうということがあり、NNはそれがないので安心して使えています。この件の詳細については、
http://dodoko.cocolog-nifty.com/weblog/2004/11/post_11.html#c2258080
のコメント欄をご覧下さい。
IEの出番は、どうしてもそれでないと見られないサイトを見る時だけに限っています。このようなサイトの作り方はちょっとどうかなと思いますけど。
その他のアプリケーションはどうでしょう。
耐用年限といえば、OASYS(ワープロソフトの)も、2002以来、新しいバージョンが出ていない。ついに・・、私もさすがに、昨年ぐらいから論文や文章の提出にはWordを使うようになった。
OASYSは職場の標準ワープロだった(ワープロ専用機でもワープロソフトでも)こともあり、使っていたこともありますが、次第に出番が少なくなり、他人との文書のやりとりがほとんどMS Wordになったこともあり、現在はインストールもされていません。
ワープロソフトとしてのMS Wordについては、良くできてるところもあるし、何でこんな風になっているのか疑問に思うところもあります。ただ、全体的に見れば、良くできていると思うし、何といってもみんなが使っているから問題がでても解決のためのノウハウは蓄積できています。
それでも変わらないのがこれです。
あ、親指シフトはまだまだしぶとく使い続けますよ。これだけは絶対に譲れない。新たに使い始められる方々もおられるようですしね。
結局、最後に残るのはこれなんですね。親指シフトはワープロ専用機の時の技術でパソコン時代には適応していない、といった言い方をする人がいます。でも、考えてみると、親指シフトは、個人がコンピューターを使うという時代になって(これはワープロ専用機が実用的に使われるということから始まった)以来、四半世紀にわたり使われ続けています。その間の変化は極めて少ないのです。
一方、この間のハードやソフト(OSをはじめとして)は大きく変わりました。ウィンドウズの源流を辿って昔のOSと比べてみれば、その大きな違いが分かるはずです。
親指シフトは文字入力というパソコンを使う際の本当に基本的な技術に関する革新的なアイデアなのです。だから時代を超えて使われ続けているし、これからも使われておかしくないものなのです。
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コメント
ぎっちょんさん、ご無沙汰しています。
トラックバックを、どうもありがとうございました!
ブログを始めるときには、親指シフトのこともときどき書くぞ!と思っていたのに、詳しく勉強したわけでもない身では、数度書いてしまうと新しみのあることもなく、話題にできないでいました。でも、普通に文章を書いている人が親指シフトを使っているということを知っていただくためにも、ときどき思いついたときに触れたらいいのだな、と思いました。トラックバックしていただいたおかげです。
「親指シフトウォッチ」はずっと欠かさず拝読させていただいています。新たに始められた方が紹介されると、(心の中で)エールを送ったり。
Nifty Manager、懐かしい! あまりに懐かしくて、さきほど久々に立ち上げたのですが、つい昔のメールを読みふけってしまいました。最初のあたりには、親指シフトキーボード導入の際にアドバイスしてくださった方からのメールやそれに対して書いたお礼があったり。思えば、親指シフトの輪には、ずっとお世話になってきました。
ぎっちょんさんも、Netscape Mail & Navigatorをお使いなのですね。勝手に親近感を抱いてしまいます。
私も使えるところまで使おうと思っていたのですが、ここ数日、Mailが立ち上がりにくくなってしまい、ついにThnderbirdに乗り換えました。Netscape4から6に移るときだったでしょうか、同じソフトなのにデータ移行にたいへん苦労した過去を思い起こして少々不安でしたが、あっけないぐらい簡単に移行できました。
それから、Firefoxに換えて驚いたのは、今まで日参していたサイトがNNではキチンと見えていなかったことに気付いたことです。Flashの問題だったのでしょうか、気付いたときには、しばらく呆然としました。あとは動きの軽さがよいです。
でも、同じMozilla系とはいえ、長いこと使っていただけに、 Netscapeから離れるのはちょっと淋しいものがありました。
それでは、また。(思いがけず、長いコメントになってしまいました。すみません。)
親指化したダンナにもインタビューなどいたしまして、また小学生の娘のキーボードのことなども、ボチボチ書きたいです。これからもよろしくお願いいたします!
投稿: NAGI | 2006/03/19 23:53
NAGIさん、しばらくぶりです。
私のブログでは、なるべく新しく親指シフトのことを書いたり、新たに親指シフトを始めた人のことを取り上げるようにしています。「常連」さんの書くことも、深く掘り下げたものが多いので良いのですが、「新人」を励ますこと、とりわけ、親指シフトを使うことは孤立していることではない、ということを知ってもらうために、このような方針を立てています。トラックバックを活用するのも同じ理由です。
親指シフトのことをこれからも書いてもらえるのはとてもうれしいものです。旦那さんのように、親指シフトにスイッチした人の気持ちというものもとても役に立ちます。「使いやすさ」という人に説明しにくいものを特長とする親指シフトを売り込む難しさと面白さを楽しんでいます。これからも楽しみにしています。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/03/21 15:13