Re: 愛機1号・2号(ど根性ストーリー)
これこそ親指シフトユーザー。
http://plaza.rakuten.co.jp/dokonnzyou/diary/200603230000/
仕事を支えてくれる愛機です。
上が富士通パソコン・親指シフトカスタム仕様。
下が富士通ワープロ・オアシス(親指シフト)。
ワープロ専用機もまだ現役で使われているようです。いずれにしても親指シフトで仕事をするということは一貫しています。仕事で使うとなると、使いやすく良いものを選ぶというのは当然で、親指シフトを選んでいるのも分かります。
ただ、
富士通の思う壺です(笑
というのは、ちょっと違う気がします。親指シフトを使うためのやり方はいろいろです。本体のハードについては、ノート型を除けば、事実上どのメーカーのパソコンでも大丈夫ですし、OSはマッキントッシュでも、Linuxでもできます。
キーボードでも、専用ではなく普通のキーボードを親指シフトの配列にして使うやり方もあります。まあ、「思う壺」というほど厳しいことを言っているのではないと思いますが、少し気になるので指摘をしておきます。各社が競って親指シフトを取り入れた製品を出してくれるくらいになるとすごいとは思いますが、現況は残念ながらそうではありません。
なお、親指シフトについては、日本語入力コンソーシアムという団体が知的所有権の管理や普及活動をしています。
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コメント
わたしは自作派なので(爆)メーカー品のPCを使う人は「みんな揃って思う壺」と思っています(思いっきり偏見(^^ゞ
わたしのパソコン通信時代のつき合いの人は「コンピュータ歴30年」とかですから、自作ぐらいすぐできる人ばかりで、自作しない理由が「高く付く」などで合理的なのです。
(DELL などほど安く自作するのは不可能)
わたしが自作する理由の一番大きいのは「無駄なハードウェアがいらない」だったのです。具体的にはディスプレーは使い回しが出来るが、捨てるのは大変だったからです。
わたしの知り合いと話すと「自作するほど問題にしない」なんですね、その流れとして「キーボードもお仕着せでよい」なんですよ。
さらには「辞書を選ぶ(自分の辞書にこだわる)理由もない」とかなっていくのです。
親指シフトキーボード、辞書を鍛える、メーラーやブラウザーにこだわる、といったカスタマイズ=個性化が必ずしも是認されないのですね。
ちょっとつまらない、と思ってしまいますね。
投稿: 酔うぞ | 2006/03/26 09:38
酔うぞさん
出張していて返事が遅くなりました。
規格を作ることは統一です。でも、その統一の中で多様性が確保される余地があれば、使いやすいものになります。競争が働く余地も生まれます。
ただ、統一をすることが利益があるもの、多様化することが利益があるもの、どちらに属するものなのかを判断するのは難しいものです。
競争が働くような規格を作り出すのは知的洗練が必要なのだと思います。
以上、統一と多様化の弁証法でした(うそ)。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/03/29 22:02
使い勝手については意外なほど競争原理が働かないようです。
MS-IME とATOKを比較すると「MS-IMEは使えない」と思ってしまいますし、テレビのリモコンから自動車まで色々なものに「この使い勝手はライバルに明らかに劣るだろう」というのものが10年以上に渡って生き延びている実態を見ると「変わらないものだねぇ」と思ってしまいます。
(三菱のテレビのリモコンは許し難い!!)
投稿: 酔うぞ | 2006/03/30 09:35
使い勝手のような「客観的な」指標が作りにくいものは関心を集めることができずに、お仕着せのものでとりあえず動いていれば良いとなりがちです。
道具選びは初心者とプロが一番難しいと私は常々思っているのですが、特に初心者に良いものを選んでもらえるようにすることは至難の業です。
ぐだぐだ御託を並べるだけでなく、きちんと納得できる理屈で使ってもらえるようにすることが必要です。
明らかに劣っていても現にあるものは強いので、それを崩していくにはそれなりの理論と運動論がなければなりません。
今日は哲学の時間でした(うそですよ)。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/03/30 21:12