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2006/02/25

Re: 新刊ミステリ 店頭確認+思いつき(@Mystery Best)他3件

このような形で親指シフトのことを書いている人もいるようです。
http://mysterybest.air-nifty.com/mystery/2005/01/post_37.html

スペシャルインタビューと、著作リストつき。読んでいたら、親指シフトキーボードの話が出ていました。わたしも以前使っていたのですが、打ちやすい配列でしたね。

作家の方はたくさんの文章を生産するので、親指シフトの愛好者が多いようです。プロが使いやすいものを選ぶのは当然ですからね。親指シフト・キーボードを普及させる会でも、会員には作家が多いようです。

また、オフィスと違って自分で使うものは自分で選ぶことになるので、早いうちからワープロを使っていて、それを使い続けている人も多いようです。

新しい拡大鏡 IntelliPoint 5.4 and the new magnifier(@Tigh Mhichil)
http://nf.skr.jp/mt/archives/intellipoint_54_and_magnifier.html

キーボードといえば、勝谷さんが朝日放送の「ムーブ!」で、PSE 法の4月施行で仕事ができなくなるとぼやいていた。何でも最近のコンピュータは耐久性が低いので、わざわざ中古の親指シフトのワープロを買って原稿を書いているとのこと。

昔のワープロの方が本当に耐久性が高かったか私は判断できませんが、確かにワープロ専用機は機能が特化していたことによる使いやすさとシンプルであるが故の頑健性があったような気がします。

その上で、今の時代にワープロの方がパソコンよりずっと良いものであると主張することは、おそらく無理があることだと思います。何といっても、パソコンを使って普通にやっていること、例えばネットの閲覧、メール等々、これをワープロでやろうと思えば、とてもコスト的にも手間でも実用的でないのは明らかでしょう。

日本語ワープロ(@のんびり生きよう)
http://recluse.cocolog-nifty.com/easy/2006/02/post_fe6e.html

1978年9月に世界で初めて日本語ワープロ「JW-10」を発表した東芝が、今年の3月で日本語ワープロのサポートを終了するそうです。

上記のような理由から、もうだいぶ前に日本語ワープロの生産は終了し、そのサポートも終了するようになってきているのです。これは、日本語ワープロという製品の考え方が、今の世の中に対応できなくなってしまったから、ある意味でどうしようもないことです。

もちろん、日本語ワープロが好きで自分の使用目的に合うものだったら他人がそれに対してとやかく言うものでないことも当然です。

この先リニューアルっぽいですよ(@IC BLOG)
http://icities.blog36.fc2.com/blog-entry-37.html#more

昔からワープロ(専用機のことですよ)を使っていたので、その影響なんですわ。
親指シフト・・・懐かしい。

日本語ワープロが消えたとしても、親指シフトは多くの人の記憶に残っていますし、幸いなことに、実際に使えるものとして、ハードやソフトが作られています。

親指シフトは確かにキーボードという「もの」で実現されています。そして、最初のかなりの時期は日本語ワープロというハードウェアのジャンルで実現されていました。そのハードウェアのジャンルがなくなったとしても、親指シフトは生き残っていて、多くの支持を受け、さらに維持のための努力がされています。

このことの意味は大きいのです。親指シフトという考え方がなくならないように、実際に環境の変化に耐えて生き延びていけるようにすることが大事なのです。

使いやすかった日本語ワープロにこだわり、使い続けることも良いでしょう。でも、時代を超えて親指シフトを伝えていくためにはそれ以上のことが必要なのです。

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コメント

 ここ2年以内にデスクトップPCでの「ATX電源焼損」を何度も経験している身としては、「長く使えない電子機器」ほど役に立たないものはないなと痛感していたりします。
 #特に2002年前後に製造された製品がピンポイントでまずいようで……最近会社でも一台排除したばかりです。

 PCの進化は止まるところを知りませんが、逆に言えば「周りの進化とは関係なく、ただ使いたいものが使えればいい」という方も大勢いらっしゃるはずでして、それを満たすためには昔の「ワープロ専用機」も捨てたものではないなと思います。
 配列を道具とみなすか、あるいは専用機自体を道具とみなすか……という、見方の違いなのかもしれません。

 本来ならば、こういう方にはためらうことなく「親指シフトモデルのPC」を勧めてみたいところなのですが、その存在を知っていてもなお専用機を欲する層がなくなるとは思えませんし。
 そう考え直してみると、昔の専用機は「使いたいときに電源を入れればすぐに使えて、片付けるときにはそのまま電源を切っても問題がない」あたりは非常に魅力的だった様に思います。
 今のPC用ワープロソフトではおおむね「文書名をつけて保存」しないといけませんが、このあたりをワープロソフト側でうまく再現できるようにならないと、完全な置き換えを行うには役不足なのかもしれません。
 #PCソフトとしてのOASYSには、こういう「終了前文書の再現」機能はあるのでしょうか?実物を触ったことがないので不明なのですが^^;

 「慣れた方法にこだわる」事自体は決して悪いことではなく、「新しい方法に問題があるのだと警告している」のかも……そういう考え方に立つと、さらに興味深い事実が見えてくるのかもしれません。
 このあたりは、今後のACCESSさんの活躍に期待!でしょうか。

投稿: かえで(yfi) | 2006/02/26 23:22

かえで(yfi)さん

私もワープロソフトとしてのOASYSはもうインストールもされていないので、確かめられないのですが、ワープロ専用機のように簡単ではなかったと思います。

これからのことを考えると「何を残すか、何が大事か」と言うことを真剣に考えることが必要なのだと思います。確かに専用機のOASYSは使いやすいかもしれません。その使いやすさを必要としている人も多いのかもしれません。

ただ、私はこれまでの歴史を振り返ってみると、最終的に残さなければならないし、残るものは「親指シフトという入力方法」だけだと考えています。ハードウェアのプラットフォーム、OS、アプリケーションソフト、どれもがこれまでに大きく変わっています。でも、「親指シフトという入力方法」は変わっていないのです。

だから、例えばワープロ専用機が使いやすいといっても、それが親指シフトを残していくためのプラットフォームとしての力がなくなってきている以上、いつまでもしがみついているのは意味がないことではないでしょうか。

こうした意味で私は「親指シフト原理主義」かもしれません。でも、親指シフト生き残りのためには「選択と集中」が必要であるという事実は受け入れざるをえないと考えています。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2006/02/27 22:19

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