Re: QWERTYキーボードよりも効率の良いキーボード?(@秋沙のココログ既知ログ)他3件
新しいキーボード(英語版)に関してのさまざまな意見です。
http://akisa.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/qwerty_0a73.html
QWERTYキーボードはタイプライターから配列が来ていますから、機械的な制限のない今、もっと効率の良い配列があるはず。ということで、色々な挑戦がされていますが、なかなか普及させるのは難しいですね。
日本語入力でも、ローマ字入力が非効率なのは明らかですが、それ以外のカナ入力、親指シフト入力などが一般化しないのは、、文字を書く・入力するということに一般の人は興味が浅いんだろうか。。
これは英語のキーボードで新しい提案がされている(実際に発売されている)ものに対してのコメントです。もとの記事は
QWERTYに対する挑戦--キー配列を改良したキーボードが公開へ(2005/12/26 12:47)(CNET Japan)
です。
英語のキーボードでもこれまでいろいろな提案がされていますが、私の見るところ、それはDvorakのような文字配列の変更と、エルゴノミックキーボードのような物理的配置の変更が主なもののようです。それ以上のラディカル(根源的)な提案はメジャーなものではないように思われます(これは私の無知かもしれません)。
これに対して、親指シフトは「親指と他の指の同時打鍵」という新しい考え方を取り入れたことは大きな進歩です。これは日本語という英語用のキーボードでは間に合わせのものでは取り扱うのが難しい言葉を使うために、一から考えられたものです。
裏から見れば、英語の入力はタイプライターの時代にある程度完成されているため、それ以上の改善は上記に述べたようなものしか考えにくいということなのかもしれません。
親指シフトにせよ、M式にせよ、あるいはローマ字入力だって、タイプライター的発想から飛躍して、どうやったら日本語を合理的に入力できるかということを考え抜いて作られたもので、そこにはコンピューターという新たな道具をいかに使いやすくするかという真剣な努力があったのだと思います。特に「ソフト的制御」をうまく利用することが鍵となりました。まさしく「機械的制限」がなくなったことが日本語入力の技術を大きく進歩させたのです。
この成果をなくすことは社会的に大きな損失だと考えます。
新しい英語キーボードの記事を見て親指シフトのことを書いた人は他にもいました。
QWERTYに対する挑戦--キー配列を改良したキーボードが公開へ(@水色石の雑記帳)
http://d.hatena.ne.jp/mizuiro_isi/20051226#p2
その点、富士通の親指シフトは日本語的にこだわってました(僕は別に親指シフターではありませんでしたけど)。
新キー配列(@F-MEMO)
http://veirun.blogspot.com/2005/12/blog-post_113560520883557737.html
親指シフトみたいな配列が普及してほしいですよ。
日本人じゃないからね(@悪夢の叫び)
http://akumunosakebi.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_4a25.html
親指シフトやTRONキーボードを知らなくても仕方ないですね。
まあ、親指シフトもTRONキーボードも普及してませんけど。
親指シフトを使っていなくても、キーボードを使いやすくしようという試みがあると親指シフトのことを思い浮かべる人がいるということは、ある意味で大変なことなのかもしれません。親指シフトの目指していたところを理解している人が(数が多くないが)いるというのは心強いものがあります。
この理解をさらに広げることが親指シフト普及の要になるのです。
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