Re: 一太郎(@なみだの旅路)
そうではないんですが・・・。
http://takahasi26.seesaa.net/article/9388272.html
親指シフト入力で有名な富士通のワープロソフト「OASYS」
あまり細かなことを指摘すると思われてもいけませんし、ソフトの選好も人それぞれでよいと思います。でも、上の表現には少しひっかかるものがあります。
確かに親指シフトは当初、富士通のワープロ専用機OASYSに採用されました。そして、ワープロ専用機という製品カテゴリーが世の中から消えてしまったあとは、パソコン上のワープロソフトOASYSがそのあとを受け継いでいます。そして、これについている日本語入力ソフトのJapanistを使って親指シフトが使えます。もちろん、ローマ字入力でも使えますし、JISかなでの入力もできます。
しかしながら、ワープロ専用機において親指シフトが使えたのは事実上OASYSだけだったのに対して、現在は少し工夫と努力をすれば、ワープロソフトはもとより文字を入力するどのアプリケーションでも親指シフトを使うことができます。もちろん、ワードや一太郎でも親指シフトは使えます。ウィンドウズが使えるパソコンなら、機種も選びません。たとえば私は自作のパソコンでワープロはワードを使って親指シフトで入力をしています。
親指シフトを使うのに一番安直なのは、おそらく富士通の日本語入力ソフトJapanist(ワープロソフトのOASYSとは別売りもしています。ATOKが一太郎との別売りもしているのと同じです。)を使うことだと思います。この場合、かな漢字変換はJapanistの持っているものを使わなければいけません。
しかし、他の方法、たとえば「親指ひゅんQ」などのエミュレーターを使えば、自分の使いやすいかな漢字変換のプログラム、たとえばATOKやMS-IMEを使うこともできます。
何が言いたかったかというと、つまり、親指シフトを使うかどうかはその他の要因(アプリケーションやかな漢字変換)とは原則的に独立に選択することができるのです。このことは、文字の入力がコンピューターを使う上で基本的な技術であるため、合理的なシステムです。
これまでも、私は親指シフトを使うということはOSやアプリケーションの違いには関わりがないということを言ってきました。おそらく、多くの人の頭の中には「親指シフト=OASYS」という構図ができてしまっている(これはワープロ専用機のOASYSの成功であり、失敗でもある)のかもしれませんが、そうではなくて、親指シフトを使うことはコンピューターを使う上での基本的な技術をどのようにするかという選択なのです。
ここ数日間、このブログではLinux上での親指シフトに関する記事を集中的に書いてきました。OSの違いにもかかわらず、親指シフトを使いたいという人がいて、それに対応してプログラムを作ってくれる人がいる。親指シフトがコンピューターを利用する技術の中で占める位置を考えると、この事実の持つ意味は大きいのです。
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