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2005年8月の記事

2005/08/29

Re: 親指シフトキーボードがほしい。(@―Snownotes,)

「微妙に作家志望」の川端 祐哉さんは高校生ですが、親指シフトキーボードが欲しいそうです。
http://www.snownotes.jp/archives/2005/08/post_92.php

FMV-KB611がほしいです。
でも高い。12,600円とかいってるよ。
秋葉原かなぁ……

現在、新品で購入できる専用の親指シフトキーボードは3種類です。
http://software.fujitsu.com/jp/oasys/2002/kanren2002.html#usboyayubi
その他、携帯電話用のキーボードや親指シフトキーボードがついたノートパソコンもあります。

少し探せばいくらか値段が安いものも見つかるかもしれませんが、いずれにせよ、普通のキーボードよりは値が張ります。ただ、普通のキーボードでも、結構値が張るものもあるようなので、「良いものを選ぶ」という気持ちで買うのも良いかもしれません。親指シフトは覚えれば、必ずコストを取り返せると信じています。

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2005/08/26

Re: 親指シフターなんです(@必殺カレーを待ちながら)他4件

本ブログ初登場のブログの記事を集めました。

親指シフターなんです(@必殺カレーを待ちながら)
http://sionne.just-size.jp/curry/rnote.php?u=2005/08/0508242321.htm

突然なんの脈絡もないんですが、私は親指シフターです。

親指シフトを使うのに脈絡はいりません(笑)。ただ使うことあるのみ!でも時々は親指シフトの良さの理由も考えて皆さんに勧めてください。セールスマンからのお願いでした。

現在を肯定する最も安易な方法は過去を否定することである(@呟きの館)
http://ssquare.cocolog-nifty.com/tsubuyaki/2005/08/post_7e00.html

親指シフト? 何ですかそれは何かそんな怪しげな宗教があったような気がします

親指シフト原理主義(笑)のブログにようこそ!

弟のパソコンが使いにくいこと(@South Words World)
http://d.hatena.ne.jp/minamitakayuki/20050813

あとキーボードは親指シフトではないが変換がおかしいことになっていてガソリンぶちまけて火をつけようかと思う。

親指シフトでないから使いにくい?それとも親指シフトだったらますます使いにくい?でもテロはいけません(笑)。

OASYS(@Daily Muttering)
http://d.hatena.ne.jp/eltie/20050820

OASYSといえば親指シフトだけど,ローマ字左右一本指打法で遊んでたなー.それでもまあまあ早かったw.

一本指で打てないのが親指シフトの弱点?でも親指シフトにしたら「ずっと」早くなりますよ。

しつこく「かな」で打つてます。(@それはべつとして...)
http://d.hatena.ne.jp/eulear/20050821

あ、富士通は使つたコトないヵラ「親指シフト入力」てのは知らないや。その市場シェア 20%がもんだいだつたのね...

シェアとして20%が大きいか小さいか評価は難しいところです。もちろん、現在のシェアを言えば・・・・。なお、細かいことを言うと、親指シフトは原則的には富士通の手を離れて「日本語入力コンソーシアム」が管理をしています。富士通以外でも親指シフト関係のハードを出しているところ(例えば携帯電話用の外付けキーボードを出しているReudo)もあります。また、いろいろなフリーウェアなどで親指シフトを実現できるようになっています。よろしければ、いつかお試しを。

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2005/08/21

Re: T9 (または日本語に「ろ」は必要か)(@月は空き地でいっぱい)他1件

日本語入力に関する大胆な提案(?)です。
http://jisx6004.blog8.fc2.com/blog-entry-40.html

手始めに、「ろ」を廃止して「る」に統合したのですが、なんの支障もございません。どういうことかというと「るうにんせい」と打つと「浪人生」と変換されるようになったわけです。「るくどうりんね」で「六道輪廻」に、「ゆうじるう」で「幽次郎」に変換されます。

詳しい顛末は元の文章を見ていただくこととして(誤解を避けるためにもそうしてください)、なるほど大胆な考え方です。

実用性がどの程度なのか実際に使ってみないと見当がつきませんが、理論的には面白いものがあります。こうしたことが可能なのも「かな漢字変換」があることによるもので、日本語入力の技術の面白さがあります。

普通に日本語入力をする場合の最終成果は漢字かな混じりの文章です。日本語は文字の数が多く、特に漢字の数は数千以上に及ぶので普通のキーボードにそのまま乗せることは不可能です。そのため、漢字の読みを入力して漢字に変換するという技術が作られました。これが「かな漢字変換」です。

しかし漢字をコンピューターを使ってディスプレーに表示させるということだったら、入力するのは別にその漢字の読みである必要はなく、適切に識別できる記号で良い訳です。かな漢字変換を使わない漢字直接入力はそうした考え方に基づいていると考えられます。

ただ、漢字の入力のためだけに識別のための多くの記号の組み合わせを覚えるのは大変なので、漢字の読みという実世界で多くの人が持っているインフラを活用して、変換動作にコンピューターの力を借りるというやり方を採ったのが「かな漢字変換」で、ご承知の通り、現在の日本語入力の方法の主流となっています。

これと親指シフトがどのように関係するかはやや分かりにくいのですが、例えば次のような考え方もあります。

対話式かな漢字変換と親指シフト(@FKB8579-661EV親指シフトで日本語にこだわる)
http://spaces.msn.com/members/okeydoke/Blog/cns!1pTk-8y-rkErwnDpusZG-zlA!146.entry

親指シフトの一つの要素はパソコンとディスプレーと人間の対話モードなのかもしれません。

かな漢字変換の一つの欠点が、変換候補の中から人間が選択をしないといけないというものです。このため、かな漢字変換プログラムは変換効率や変換の正確さを向上させるために多くの努力をしてきており、その結果として、人間が選ばなくても正しい変換をするようになってきています。しかしながら、日本語の特徴として漢字の使用については、例えば公文書や新聞の文章などでガイドラインがあるものの、多くの場合、使い手の任意に任されているところがあり、ある文章の中で特定の漢字を使うか使わないかについて「これが正しくてあれが間違い」とは言えないところがあります。だから、漢字の使用についてはどうしても使い手の勝手を許す余地があることが日本語入力においては必要になります。その意味で、「対話式かな漢字変換」というのは理に適ったやり方なのです。

かな漢字変換がなかったら日本語入力の世界はどうなったでしょう。つまり、日本語の文章がかなだけで書かれるようになっていたら、ということです。

安岡孝一さんの記事
ローマ字かな漢字変換
http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&uid=21275&id=308687
に対する私のコメントはこうした問題意識で書いたものです。

私の暫定的な結論は、「かな漢字変換の技術進歩が急速だったため、かなの入力(ローマ字かな変換を含む)自身への関心は二の次になってしまい、そのために優れた親指シフトも省みられることがなくなった」というものです。

日本語入力に関する技術進歩がもうあまりなくなってきた、という状態になってくれば、あらためて、かなの入力方法への関心が高まり、親指シフトも再び脚光を浴びる時が来るのではないか、というのが私の楽観的な予想です。

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2005/08/13

Re: 親指シフトのPC購入(@ど根性ストーリー)他2件

ソ~・ブル~スさんによる親指シフトの説明です。
http://plaza.rakuten.co.jp/dokonnzyou/diary/200508050000/

親指シフトとは、富士通オアシスワープロだけで採用されていたキーボード配列。1つのキーボードに2つの「かな」が配列されているため、かな入力がワンタッチででき、しかも指の運動範囲がローマ字入力程度という優れモノ。これに慣れてしまった人間は、ナカナカ抜けられないんです。

そうなんです。一度入ったら抜けられないブラックホールが親指シフト・・・ということはないんですけど。

親指シフトに再会するまで(@おくまの部屋)
http://okuma-room.cocolog-nifty.com/okuma/2005/07/post_b130.html

DOS/V機でアスキーボードが使えなくなって、泣く泣く、ローマ字入力に切り換えた。
それから数年間、ずっと、ローマ字入力だった。

入力方式の切り替えは大変です。アプリケーションやOSの違いは、これが仕事で必要だと思えば否応なく覚えざるを得ません。相手が求めているものがワードのファイルだったらワードで作業するのが一番合理的です。

入力方式は最終結果を受け取る相手からは分かりません。だから原理的には何を使っても良く、個人が使いたいものを使うのが合理的です。しかし、そのための環境がなければ、別のやり方にスイッチする必要があります。

こうしたスイッチがなぜ大変なのかをムギさんは次のように説明しています。コメントには、親指シフトに関する言及もあります。
人はなぜ日常生活の変化を嫌うのか?(@日々の生活から起きていることを観察しよう!! by ムギ)
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/point_of_view/2005/07/post_9b35.html

理由1 変化に対するコストが読めないか、読めるものについては非常に高価であること
理由2 変化によるメリットが実感としてわからないこと

私も以前このブログでシステムのスイッチについてコスト・ベネフィット分析の枠組みで考えたことがあります。
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/10/re_nicola_.html

これをもう少し敷衍してみることにします。

B-C-GRAPH
スイッチをしない場合とする場合のベネフィット(B、緑線)とコスト(C、赤線)の経時的な変化をグラフにすると上のようになると考えられます。これは他の入力方法(例えばローマ字入力)から親指シフトにスイッチする場合を想定しています(笑)。

左のグラフは、これまでの方式を継続した場合で、Bはある程度の高さを維持し、Cは比較的低位にとどまり、時間的な変化はあまりありません。したがってB-C(青線)も比較的高いまま維持されています。

右のグラフは、スイッチした場合で当初はコストが大きくかかりますが、減少していきます。ベネフィットは当初はゼロからスタートして、徐々に増加していき究極的には左のグラフよりも高いレベルに収束していくとの想定をしています。この場合、B-Cは当初は大きくマイナスですが、次第に上昇していきます。究極的にはスイッチしない場合よりも高いレベルになると考えています。

スイッチをするかしないかは、今(時間=0)から未来のある時点までのB-Cの累計値(青線と時間軸の間の面積、ただしマイナスの時は控除)を左右のグラフで比較して決めることになります。

この分析で考慮されていない事項が二つあります。一つは時間的割引率です。未来の量(コスト、ベネフィットともに)は現在の同じ量よりも価値が低いということです。平たく言えば「明日の2杯よりも今日の1杯」という意味です。上で説明したグラフの形で分かる通り、スイッチをする場合は当初にコストがかかりベネフィットはあまりありません。将来のベネフィットの持つ価値よりも近くのコストに対する考慮が優先することになります。

もう一つは不確実性です。上記の分析は、将来のコストやベネフィットがあらかじめ分かっていると仮定して考えています。現実世界ではそうしたことは希で、必ず不確実性を伴うものです。普通の人は、不確実性があると価値が低いと考えます。スイッチをする場合は、コストもベネフィットも大きく変化し不確実性も増します。

つまり、割引率も不確実性もスイッチをする場合に不利に働くことになります。だから、スイッチをさせようとする場合には、良く考えられた戦略が必要になります。ムギさんがあげた理由を少しでも減らさないといけません。当初のコストを減らすために良く考えられた練習方法を用意することや、不確実性を減らすために例をたくさん集めておくことなどが役に立つと考えられます。こうしたことは親指シフトコミュニティーの重要な仕事であると思っています。

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2005/08/07

Re: ワープロはオアシス(@西洋堂より~なんとなく更新中)他7件

最近ブログの検索がいろいろあるのが分かったので、親指シフトのことを書いた記事がたくさん見つかるようになりました。これまでご紹介したことがない(と思う)ブログの記事を集めました。

ワープロはオアシス(@西洋堂より~なんとなく更新中)
http://seiyodo.cocolog-nifty.com/_blog/2005/08/post_987b.html

ワープロで親指シフトに慣れていましたが、ワインリストでアルファべも使っていたので、ローマ字入力は意外と簡単でした。

パソコンでも親指シフトは使えますので、何かの折にご検討下さい。

タイピング 00:34(@非生産的な日々(とはずがたり))
http://d.hatena.ne.jp/arica/20050727

親指シフトに移行しようとか、月配列にしようかと思ったが、仕事に支障が出そうなのであきらめた。1週間くらい仕事がなければやってもいいいと思うけどね。

ATOKとJapanist 12:45(@非生産的な日々(とはずがたり))
http://d.hatena.ne.jp/arica/20050806

もはやJapanistには親指シフトができるというメリットしか見あたらないぞ。しかも、挫折しているし・・・アンインストールしちゃおうかなぁ。

現在、親指シフト以外で入力していて、それがある程度の速度で自分にとって快適な場合は、親指シフトに変えるにはかなりの理由が必要です。そのことを納得できるように説明することがセールスマンの仕事です。

親指シフトにスイッチするとしても、そのための移行期間はとても厳しい状況です。今までの「快適な」入力方式でなく、慣れない新しい方式でスピードも上がらない、どれだけ練習すれば元のスピードに追いつくかも分からない、ということだとなかなか踏ん切れません。

一番良いのは、ある程度集中的に練習して短期間で移行するということでしょうが、そのための時間をとることも難しい場合が多いのです。こうした悩みにどうアドバイスするかで、結果が違うこともあるので、きちんと答えないといけません。

なお、親指シフトはATOKでも使用が可能です。親指ひゅんQのようなエミュレーションソフトを使うことによりIMEを選ばず使えますので、ご検討の際の参考までに。

働きすぎ?(@hikousekiの日記)
http://d.hatena.ne.jp/hikouseki/20050804

実は、おとといから親指シフト配列(?)に挑戦しています。

(中略)

一応実用的なレベルになるまで頑張りたいな、と思っています。
かなり先は長そうですが…。
…まぁ、気長~~にやっていきたいと思います。

困ったことがありましたら、ぜひご連絡を。あるいは、日本語入力コンソーシアムの掲示板などでご質問されるとよろしいと思います。喜んでサポートいたします。

短期間で集中して練習するのが良いか、ゆっくり気長にやるのが良いか、ご自分に合ったやり方で試してください。覚えたら快適さが体感できると思います。

サーフィン映画(@tagの言いっぱなしジャーマン日記)
http://d.hatena.ne.jp/tag2005/20050804

親指シフト標準装備のマックなら、すぐ買うけどね……w

ご存じかもしれませんが、フリーソフト等を使うことによりマックでも親指シフトを使用することができます。標準装備まではさすがにないですが、どこかのベンダーでやりませんかね。売れる[かもしれない]と思うんですが。

親指シフト日記(@探訪記)
http://d.hatena.ne.jp/Thakali/20050802/1123165440

親指シフトで、どれくらいの速さで文字が打てているのか、という記録です。
77(字/分)

記録を楽しみにしています。みんなで応援しています。

パソコンがおかしい 第3回(@夢節操日報)
http://blog.kansai.com/musessou/182

Japanistという親指シフトキーボードを使える日本語入力ソフト(いわゆるIMEと解釈しとくれ)をインストールする。
よくあることでインストール後再起動するわけだが、そうすると、起動時のパスワード入力のときにキー入力を一切受け付けない。

これは難問です。どこに問題があるか切り分けが必要です。親指シフトを使うための設定ももう少し簡単に、間違いなくできると良いんですけど、今の時点ではそれなりの努力が必要とされてしまうのはちょっと残念です。こうした問題が起きた時に近くに聞く人がいれば良いんですけど、少数派の悲哀でそうしたこともなかなかできません。でも、親指シフト関係の掲示板なども活用できるのでお使いになってはいかがでしょうか。

時代遅れ?(@ひろべはただいま「現実逃避中」)
http://hirobe.tea-nifty.com/touhi/2005/08/post_8275.html

流石に親指シフトには未練はなくなった(^^;)

 

むむ、残念。よろしければ、どうしてそのように考えられたのか教えていただきますとありがたく存じます。次回の参考にしたいと思いますので。

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