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2005/07/24

Re: バソコンのキーボードでも指が言葉の感性や情緒を伴ってこそ(@夢彦の思うこと)

新しいブログの最初の記事にキーボードに対する熱い気持ちを書いています。
http://oyaubi.seesaa.net/article/5255522.html

そもそもアルファベットでロ-マ字打鍵しなければならない、 こんな発想が如何にナンセンスで非合理的かつ不合理・非能率的打鍵入力方法であるか、ロ-マ字打鍵では言葉の感性と情感や情緒が置き去りにされ、然も打鍵効率が劣悪・不合理で非能率である。

うーむ。なかなか感情がこもっています。ただ、「言葉の感性と情感や情緒が置き去りにされ」となると、個人的な差がかなりあるのかなと思います。私も出来得る限り、文章には感性を吹き込みたいと思っていますが、それが成功しているかどうかは、まず自分で判断するものではありません。また、成功していないと判断されても私が使っている親指シフトを責めないでください(笑)。それはひとえに私の文章力の問題ですから。

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コメント

前にもこの記事は読ませてもらいましたが、コメントをつけようとして忘れていました(笑)。
遅ればせながら、改めてつけさせてもらいます。

よく言われるのは、「パソコンの画面では、文字に表情が出ないために、感情が伝わらない」というもの。
これがいかに見当違いな意見であるかは、簡単にわかります。
文庫本を読んで、感動のあまり涙を流す人がいます。
これは、表情のない活字ででも、豊かな感情を伝えることができる、という証明です。
要するに、これは「伝える側の文字表現の技量の差」なのです。
そこまで来ると、逆にマンガの方がよほど感情表現が豊かである、という理論すら成り立ちかねません。

文字入力という点に関しては、結局は慣れの問題であり、ローマ字入力でストレスのない人はそれで文字を打つのがもっともいいでしょう。
かな入力に慣れた人がローマ字入力をやろうとしたら、そりゃ非効率でストレスのたまるものでしょうから、感情豊かな文章なんて「考えながら打つ」ゆとりはありえないでしょう。
そう考えると、「原稿用紙に万年筆でないと原稿が書けない」という文豪の方の意見もごもっとも、ということになります。
これをデータ化するのは、あくまでも原稿完成後に打ち込みをする「オペレーター」なのですから、ここでローマ字だとかかなだとか親指だとかは全く関係ありません。

結論を言わせていただくと、キーボードオペレーションと文字表現の豊かさは何の関係もない、ということ。

日本語の豊かさを語る前に、まずは日本語の表現の方法やら、わかりやすく伝える技術を勉強するべきではないでしょうか。
キーボードなんて、文字表現の手段の一つでしかないのです。

とはいえ、杉田さんは立場上、親指シフトの優位性を強調しなければならないのでしょうけど。
でも、このことを理解しているかいないかでは、話の展開は大きく違ってくると思います。
「何でもかんでも自分の売りたいものにこじつけて考える」ということがちょっとでも見えると、人はかたくなになります。
そんなことはセールスが本業の杉田さんに言うまでもないことなのでしょうけど(^_^;)

この辺のことを書いた記事からトラックバックを送っておきますが、なぜかココログはトラックバックに失敗することが多いので、記事のURLを以下に記しておきます。
http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2005/05/post_e657.html

投稿: ささもと | 2005/08/09 18:46

> 結論を言わせていただくと、キーボードオペレーションと文字表現の豊かさは何の関係もない、ということ。

はい,同感です。

投稿: azuki | 2005/08/09 19:40

 ええと…非常に既視感があったので、とりあえず探してみました。
 Googleにて「親指シフトウォッチ 成果物」というキーワードを用いて検索しています。
  http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2005/03/re_3.html
  (Re: 親指シフトに関する私のスタンス(@戦艦ひよこまる)他3件)
  http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2005/04/re_______48b0.html
  (Re: 吉野の桜(@ちょっと寄っただけの この惑星 ( ほし ) で))
  http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2005/04/re_ii_b0b8.html
  (Re: 親指シフター(@かいものろぐII))
  http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/11/re_.html
  (Re: 親指シフトキーボード(@風の探検隊))
  http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/12/re_3.html
  (Re: 会社のパソコン。(@食!)他3件)
 これらの記事が何を指し示しているかは不明ながら、とりあえずお知らせまで。

投稿: かえで(yfi) | 2005/08/10 01:11

azukiさんへ

的確に結論にご同感いただきありがとうございました。

かえでさんへ

なるほど。
私が杉田さんのこのブログを読み込んでいないということがよくわかりました(笑)。
私が結論として書いたことは、杉田さんはとっくにご承知、ということを教えていただけたようで、ありがとうございました。

以前どこかでも書きましたが、キーボード入力方式というのは宗教みたいなものですので、否定されたり別の方式を絶賛されたりすると、得てして敏感に反応されます。
そんなつもりはなくても、受け取り手の問題で些細な言葉尻が引っかかることはよくある話です。
おそらく杉田さんは毎日悩んでおられるんだろうとお察しします。

昨日は久々に、液晶が壊れてしまいこみっぱなしだったオアシスポケット3を取り出してみました。
わざわざ選んで買った親指シフトモデルです。
液晶の修理に50000円以上もかかるとのことで、泣く泣く修理をあきらめたものです。
今取り出してみても、いろんな文章をこれで作った記憶がよみがえる感じがします。
これでフラッシュメモリが使えれば、修理してでも使おうと思うんですが、残念ながら…。

投稿: ささもと | 2005/08/10 11:19

ささもとさん、azukiさん、かえで(yfi)さん

しばらくネットを使わない日が続いたため(家族サービスで旅行していただけですが)、返事が遅れて恐縮です。

皆さんがお考えのように、基本的に私は入力方法と最終成果の間には直接の関係はないと考えています。できた文章を読む人からすれば、それがどんな方法で作られたかは意味がなく、極端に言えばゴーストライターが書いたものだって良い訳です。世の中に文章が出て行くことに最終的な責任さえとれれば、どんな作り方をしようが関係ありません。

一方、文章を作る本人にとっては、その作業が快適にできるかどうかは生産性(あえてこの言葉を使いますが、単なる入力の速度などではなく、書き手の思想をどれだけスムーズに文章化できるか、という意味です)に大きな影響を及ぼします。

だから入力方法は個人が使いたいものを使わせるのが道理に適うものです。もちろん、こうした環境を整えることが社会的に正当化されるか(つまりコストを払うことに社会的な合意ができるか)については、きちんとした検証が必要です。

私がエバンジェリストではなくセールスマンというメタファーを使っているのは、コスト負担があるということを最初に明確にしておきたいからで、それがなければ、ささもとさんのおっしゃられる「宗教」になってしまう可能性を排除できないからです。

もちろん、セールスマンとしてお客さんの声は大事で、ブランド品がお客の評判で売れることを考えれば、実際の使用者の気持ちを伝えることも手段として有効だと思っています。ただし、そこにはセールスマンとしての判断が当然必要です。

皆さんのコメントを読んで、文章の練り方の工夫をもう少ししないといけないなと思いました。

投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2005/08/13 07:09

ささもとさん,こんにちは。

> 昨日は久々に、液晶が壊れてしまいこみっぱなしだったオアシスポケット3を取り出してみました。

おお!OASYS Pocket3ですか。私は,単3乾電池2本で十数時間動作するテキス
トエディタとして,現役バリバリで使っています。この機種は,OASYSメニュー
を起動することなく,完全DOSベースとして動作するので重宝しています。

フラッシュメモリはさすがに使えませんが,WindowsやLinuxで認識できるSRAM
カードが使えるので,母艦とデータをやりとりするのも至極簡単です。

NEED(テキストエディタ),MIEL(ファイラ),その他画像ビューアやいくつかの
有用なUNIXコマンド群など左側のSRAMカードに収めて,快適DOS環境です。

修理してちゃんと直れば良いですね~。

投稿: azuki | 2005/08/16 17:49

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