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2005年5月の記事

2005/05/24

Re: テレビを見ていて(@バブル生まれの現代日記)

「バブル生まれ」さんの親指シフト練習方法です。
http://d.hatena.ne.jp/ACR99740/20050524

買うことに決めました。機種はAX301の親指シフト。

(中略)

古い機種ではありますが、一応当時の最高級機種ですし、バブル期のものですからキータッチは期待できます。また、本物の親指シフトキーボードで親指シフトを練習して、現在のローマ字入力よりも速くなれば、レポート作成には大助かりです。

私は前から、眠っている親指シフトのOASYSを親指シフトの練習用に活用したらいいのではないかと思っていました。実践されている方がいたのにはびっくりしました。

これで親指シフトを覚えたら、今度はパソコンで使う時に困らないようにすることが必要です。親指シフトのコミュニティーの出番はここにあります。分からない時に聞ける場がある、何とか問題を解決しようとする人がいる。こういうことなら親指シフトはなくなりません。

「バブル生まれ」さんも、親指シフトを覚えたらぜひ、その感想を人に伝えてください。それが新たなコミュニティーのメンバーを増やすことにもつながるからです。

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2005/05/22

Re: 21万ヒットいっちゃったのに……。(@加藤の今日)

演劇集団キャラメルボックスの加藤昌史さんが親指シフトを語るとこうなります。
http://blog.so-net.ne.jp/caramelbox-kato/2005-05-16

Rboard Proで文書作成をしていると、もう僕の脳とMacが直結している感じ。大学ノートにHBの鉛筆ですいすい文を書いている感じでしょうか。
そしてTeslaだと、ちょっとフィルターをかませている感じ。シャープペンシルの芯が2Hぐらいの固いので、スムーズには書きづらいかな、というくらい。
そしてローマ字入力だと、僕はパソコン嫌いな人になってしまいまして、硯で墨をすりながら筆で書いている感じでしょうか。

キーボードによる文字入力の技術の良さの判断基準は個人的な差が大きいものです。だから、人に伝えたりあるいは客観的な指標で捕らえることが難しいのです。

それだとすれば、親指シフトの良さを伝えるためには実際のユーザーの声を集めて、判断の材料としてもらうという戦術が考えられます。これは一方では、単なる印象論や好き嫌いの表明にすぎないという批判にさらされることになります。でも、私はこれだけ親指シフトのユーザーベースが小さくなっても使い続け、語り続ける人がいることの意味を重く見ます。

それにしても、加藤さんの文章の素晴らしいこと。やはりプロの仕事です。願わくば、これに続く人がどんどん出てきてほしい。特に文章のプロの方のお出ましを期待します。

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Re: 痩せてもわからん。(@無縫の日々)

親指シフトユーザーのことを心配してくれている人がいます。
http://blog.so-net.ne.jp/feldhernhalle/2005-05-20

更に高速化を目指し、親指シフトに行った人は
今苦労してるのでしょうか。

答はyes and noです。

現在の環境で親指シフトを使い続けることは努力がいります。専用キーボードは高い(でも、もっと高いキーボードだってありますけどね)、特別なソフトが必要、困った時に誰に相談して良いか分からない・・・。

それでも親指シフトを使い続けることができた人はとても満足しています(ただし、その理由は入力の速さだけではありません)。このブログでとり上げた親指シフトユーザーの声を見てもらえれば分かります。何らかの理由で使い続けられなかった人も、ほとんどが肯定的な評価をしています。

ものや技術の目的が、人に満足を与えることだったら親指シフトはその目的を高いレベルで達成できるポテンシャルがあります。あとはそれを実際に実現することです。そのための障害を一つでも取り除いていくことが親指シフトのコミュニティーのやらなければいけないことです。

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2005/05/15

Re: 親指シフト入力方式(@徒然なるままに)

親指シフトのコミュニティーへの新たな参加者です。歓迎!
http://blog.livedoor.jp/cacciatori7/archives/21994536.html

難しいよぉ…。

でも、あの速さには魅力的やし、頑張る!

プロフィールを見ると24歳の方です。どのようなきっかけで親指シフトを使おうとしたのか、どんな環境で使っているのか、練習の方法はどうかなど、続報がほしいですね。

一般的には、最初はホームポジションで打てる簡単な単語や短文をゆっくり間違えないように練習することが良いかと思います。 親指と他の指の同時打鍵のやり方や指が自然に場所を覚えるという感覚を身につけることがやはり一番です。速さは自然についてくると割り切って、楽な気持ちでどうぞ。だめだったらまた元の入力方法にすれば良いのです(オイオイ)。

もうご存じかもしれませんが、親指シフトに関してはウェブ上にさまざまなリソースがあります。最も網羅的なのは日本語入力コンソーシアムのサイトです。手前味噌ですが、拙サイトのリンク集も役に立つと思います。

また、このブログの過去の記事をご覧になっていただければ、いろいろな角度からキーボードによる文字入力のことを考えている人がいることがお分かりになると思います。

何はともあれ、親指シフトに関心を持たれ、実際に使い始めたことを歓迎します。Happy thumb-shifting!

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2005/05/14

Re: Tigerを入れたら……!!(@加藤の今日)他1件

劇団キャラメルボックスの加藤昌史さんの抱える問題です。
http://blog.so-net.ne.jp/caramelbox-kato/2005-05-04-3

PowerBook17にMacOS10.4Tigerを入れたら、Macのキーボードを親指シフト化するアプリケーション「Tesla」が動かなくなったぁぁぁぁ!!がぁぁぁぁぁぁん!!
ローマ字入力では、僕の文書作成能力は半減以下。

自分が使っているものが自分が原因でないことで使えなくなることはつらいものがあります。これは少数派に属するものの宿命とも言えます。Teslaの場合は、新しいOSに対応するのに最低半年はかかるようです。

こうしたことをとらえて「だから親指シフトは(というより多数派以外はすべて)だめなんだ」と言う向きもあります。

でも考えてみましょう。親指シフトは25年間それを取り巻く環境(ハード、ソフト)の激変にもかかわらず、生き延びてきています。新しいOSが出てくれば、いつかどこかからそれをサポートするための工夫が生まれています。これは広い意味での親指シフトのコミュニティーの持つ力です。

この「事実」の持つ力を過小評価することはできません。キーボードによる日本語入力という基本的な技術に関するユーザーの気持ちが続く限り、親指シフトはしぶとく生き続けるというのが私の予測です。

次に必要なのは社会的な認知です。親指シフトの利点を分かりやすく訴え仲間を増やすことです。このためにはユーザーが連携して声を上げなければなりません。私がウェブ上でユーザーを見つけるとこのようにとり上げるのは、親指シフトの普及に少しなりとも貢献したいためです。

加藤さんのブログの記事はねずみさんのブログの記事
「Tiger」で「Tesla」使えない。(@ねずみのぶろぐ)
http://nezumi-blog.seesaa.net/article/3478197.html
経由です。ねずみさん、ありがとうございました。

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2005/05/11

Re: 打鍵感の良さをどうやってはかればいいのだろう(@月は空き地でいっぱい)

jisx6004さんは配列の評価に関して次のように書いています。
http://jisx6004.blog8.fc2.com/blog-entry-16.html

さて、打ちやすい打鍵はどうやって評価したらいいだろう。

(中略)

配列を数字ではかることは難しい。

これはmassangeanaさん作成のスクリプトが、さまざまな配列について、使いやすさに関係すると考えられる指標を計算していて、そのことが月配列を使うことを後押ししたことについて書かれたものです。

キーボードの配列、より一般的に言えばユーザーインターフェースに関するものは、使いやすさが重要なポイントになります。ところが「使いやすさ」というのは、重さや大きさなどと違ってなかなか捉えどころがなく、特に数値化することは困難が伴います。

それでも、手がかりになるものはいくつか考えられます。使いやすければ、能率も上がると考えられるので、何らかの方法で測った入力の速度は重要な代理指標の候補になります。きちんとした方法論に則って測られたものなら説得的です。

指使いの分布や運指のつながり具合(これはmassangeanaさんがやられているものです)なども良い指標と思われます。

ちなみに、私もプリミティブですが、入力における指の動く距離をベースにした指標を計算したことがあります。
キーボードによる文章入力の容易さ比較のための方法論試案
キーボードによる文章入力の容易さ比較のための方法論試案(2)
キーボードによる文章入力の容易さ比較のための方法論試案(3)

良い職人は使う道具も作るといいいます。キーボード入力の配列のことを考える人は、その評価の方法についてもきちんと考えることが重要と思います。

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2005/05/05

Re: パソコンを早くする一方法(@ さすらいの新人編集者日記)

本の編集者の方が親指シフトについて書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/bestsellers/diary/200504180000/

多くの人が使っているローマ字入力にくらべて、打鍵数が約2分の1になるので、スピードが単純比較で2倍になるらしい。

えーと、ここまで言うと少し言い過ぎかなと思います。詳しくは、日本語入力コンソーシアムにある「親指シフトって何処がいいの?」や「徹底比較 親指シフト入力」にある資料を見ていただければと思います。よろしければ、拙サイトもご覧下さい。

親指シフトは速い!というのは間違っていません。しかし、それよりは「使っていて楽」という方がその技術の本質を表しているようです。使っていて楽しい、疲れない、だから早く打っても体も気持ちもついていける、そういうものだと思います。使い心地というのは数値化がとても難しいものなので、速さのようなものを代理指標として使うのは致し方ないところではありますが、それだけに頼ってしまうとやや本質を外れてしまう気がします。

いずれにしても、作家やジャーナリストのように多くの文章を作成する方に親指シフトの支持者が多いのは事実です。これだけでも親指シフトの持つ意味が分かると思います。私は親指シフトの「笑うせえるすまん」を自称していますが、文章のプロではありません。文章のプロの方々がもっと親指シフトの良さを書いてくれることを期待しています。

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2005/05/03

Re: 親指自慢(@Eat the book-日々是アル・レオン的人生)

親指シフトユーザーの作家の本に書かれている文章について疑問に思っている人の記事です。
http://www.eatthebook.com/archives/20120811.html

本の最後に「親指シフト・キーボードを用いて執筆しました」とあり、未解決のままだった私の長年の疑問が息を吹き返した。「どうして親指シフターは、自分 が親指シフターであることを表明したがるのだろうか」と。キーボードの配列が現在のようになるその前からワープロやパソコンを触ってるんだよってことが言 いたいがため、音楽に置き換えれば、「あたし、あのバンドがメジャーに行く前のインディーズ時代から聴いててイイと思ってたんだ」と同義? 違うか。

親指シフトユーザーがすべてカミングアウトしていることはないと思われます。親指シフトユーザーであることを表明している理由はいろいろ考えられ、その分析は面白いかもしれませんが難しいものでもあります。それよりも特徴的なことは、親指シフトユーザー(かつてユーザーだった人も含め)が親指シフトのことを語る時は、ほとんどといって良いほどポジティブな評価をしていることです。使える条件さえ揃えば、他の入力方法を選ばずに親指シフトを選ぶ人が多いのではないかと思います。

同じ親指シフトユーザーとしてのひいき目で見れば「こんなに良いものを使っているんだ」ということを他人にも知ってほしいという気持ち、敢えて誤解を恐れずに言えば、ブランド品を使っていることを知ってほしいということなのかもしれません。

しかしながら、文字の入力方法というのはその性格上、それを使って作られたもの(文章)で区別することはできません。ルイ・ヴィトンのバッグを持って外を歩いたりするのとはそこが異なります。だから、自分から言うしかないのです。

なお、いま主流の入力方法であるローマ字入力もJISかなも親指シフトより前から使われていることを付け加えておきます。

かく言うわれらが井上夢人先生も親指シフターであるが。私も“宗旨変え”してみるか。

はい、ぜひどうぞ。セールスマンの私だけでなく、親指シフトの世界は様々な人により支えられています。インターネットでの情報交換も活発です。いつでもお役に立てることがありましたら言ってください。

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2005/05/02

Re: ■本部OA化に関して(続)(@IT維新研究所)他1件

事務所のOA化の最初の頃の話です。ワープロの入力方法についてどの方法を使うか悩んだ人がいます。
http://mybiz.cocolog-nifty.com/itrev/2005/05/post_2005.html

英文タイプの入力訓練用の教科書を使い練習しました。
しかし、どうしても薬指と小指が旨く使えませんでした。
練習しているうちに指の筋がおかしくなり、腱鞘炎といわれる症状になりそうでした。
このまま続けると危険と思いブラインドタッチは断念しました。
従って、今でもかな変換方式で入力しています。

(中略)

かな変換方式を使い、基本的には左右の人差し指一本ずつで入力しています。
この方法でも入力スピードには不自由はしていません。

JISかなでも全部の指を使わないで入力することはできるのでしょうが、反対に人指し指だけが疲れるのではないかと心配になってしまいます。

別の方もJISかな入力ですが、やはり指は全部使っていません。
ちょっと休憩(@Jの携帯BLOG)
http://blog.goo.ne.jp/rainer/e/5971e77ab632b8545b2426797453dbd6

どうしても小指が言うことをきかなくて、若いころに英文タイピングを断念しました。今思うと諦めが早すぎたのかもしれない…。
ワープロを使い始めた1980年ころはOASYSでしたから、例の親指シフト入力でして、以来JISキーボードに移ってからも、実はずーっと「カナ入力」してます。実際、両手で3本の指しか使っていません。

JISかなと親指シフトにおける各指の使用率については以下の資料があります。
http://nicola.sunicom.co.jp/thumb4_2.html

これによると、JISかなでは小指の使用率が異常に高いのが目立ちます。ローマ字入力のデータはすぐに見つからなかったのですが、私がたまにローマ字入力をしなければならない状況になると、左手の小指(a)が酷使されている気がします。いずれにせよ、小指という動きにくい指に負担をかけるのはあまり良いユーザーインターフェースとは言えません。上に引用したお二人はそのことを直感的に感じて、無意識に防衛しているのかもしれません。

親指シフトは日本語を入力するのにどのようなインターフェースが良いかを根本から考えて作られました。そして、ソフト的な制御の利点を生かして柔軟な考え方を持ち込みました。JISかなやローマ字入力のような「間に合わせ」ではないものとしました。

これはITに対する日本の重要な貢献です。中国語や韓国語、ベトナム語などにも応用が考えられています。日本人にオリジナリティーが無いなどというのは、親指シフトのことだけを考えても間違いなのです。残念なのはそのことを理解している人が少ないことです。

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2005/05/01

Re: 出張のお供(@ズッキーニの味噌煮込みBlog版)他1件

hideto_gさんの出張のお供は?
http://blog.goo.ne.jp/hideto_g/e/e94f07543a6d5b96e2e76db64fcdc9ab

読む方はともかく入力が大変だったのだが、リュウドという会社の携帯用親指シフトキーボードを買い込んだので、なかなか快適になった。

Rboard for Keitaiというのはなかなかの使い手と見ました。移動中でない場合のキーボード環境はどのようなものでしょうか。興味津々です。

Rboard for Keitaiを使っている人が確かいたな・・・。そうそう、この人です。
au携帯用親指シフトキーボードの試運転(@私的電脳快適論)
http://katsudon.blog.ocn.ne.jp/kaitekiron/2004/09/au.html

いずれにしても、この携帯キーボードは携帯のモバイル環境を飛躍的に拡大するに違いないと確信しています。(笑)

私自身は、モバイル環境で入力をしなければならないという必要に迫られていない(単に怠け者という説もあるけれど)ので、ノートパソコンも携帯も親指シフトキーボードを使わなければならないことはありません。でも、そうした必要がある人にとってはこうした環境があることが安心に大いに寄与しています。かつどんさんが、上記の記事に書いているように、

エポックメーキングな企画として、国民栄誉賞にあたいする一品です。(笑)

というのは本当なのです。

***
5月になりましたので、4月までの本ブログの統計を発表します。

    記事数     コメント数    トラックバック数
2004年7月    11    27    4
2004年8月    10    14    6
2004年9月    14    29    7
2004年10月    5    16    3
2004年11月    7    22    3
2004年12月    13    23    4
2005年1月    13    30    2
2005年2月    13    20    5
2005年3月    11    39    12
2005年4月    12    39    3
合計            109  259  49

コメント数に比べてトラックバック数が少ないのですが、これはトラックバックの方がコメントに比べてやや面倒だからでしょうか。何はともあれ、コメントやトラックバックで自分の記事に対してフィードバックがあることはうれしいことです。今後ともよろしくお願いいたします。

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