Re: 中国語入力方法を考える。(@台湾的生活新聞)他1件
台湾在住の針目さんの中国語入力方法についての報告です。
http://zhenyan.cocolog-nifty.com/twlog/2005/03/post_5.html
はっきり言って、入力方法をマスターすることは非常に時間がかかる。
中国語は漢字だけで書かれるため、キーボードとの相性は良くないようです。いろいろな入力方法があるようですが、どれもマスターするのにかなりの努力が必要なようです。
中国語の入力に親指シフトキーボードを使ったらどうかという試みがあります。理論的モデルだけですが、いくつかの考え方が提示されています。詳しくは拙サイトのケーススタディー(中国語)をご覧いただけたらと思います。基本的には中国語の音声をもとにしたものです。
その他の言語でも、ハングル、タイ語、ベトナム語、イ語、ビルマ語などに応用ができそうです。
ローマンアルファベット以外の文字を使う言語にとっては英語用のキーボードは必ずしも使い勝手の良いものではありません。それぞれの言語の伝統と規則をもとにした使いやすい入力方法を考えることが真の意味でIT(情報技術)を味方にすることなのではないでしょうか。
かな打ち!さんからのリンクで見つけたブログ記事についてでした。かな打ち!さん、ありがとうございます。
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コメント
かな打!にトラックバックがあったんで見に来ました。
日本語以外の言語のキーボード事情に興味を持って調べているんですが、
元々が組み合わせて発音を表すハングルは独自の配列。
かな漢字変換を持たない中国語は上記のような事情ですね。
アルファベット以外の文字を使う言語は、シフトを使うことで104英語キーボードの配列に自国の文字を無事に収納しているようです。
http://www.microsoft.com/globaldev/reference/keyboards.aspx
最上段のキーを使う言語の方が多数派。
これを親指シフトで3段に納めようって考え方もできるわけですが。
自国の文字をキーボードに割り振らずに、ローマ字から変換しようなんてことやってるのは、日本語だけですね。
投稿: shino | 2005/03/29 16:52
shinoさん、コメントありがとうございます。
>自国の文字をキーボードに割り振らずに、ローマ字から変換しようなんてことやってるのは、日本語だけですね。
うーむ、これは難しい命題ですね。あまり普及していない入力方法としては、発音のアルファベット化をもとにキーボードから入力している方法もあるような気がします。あるいはベトナム語のようにアルファベットをベースに正書法が作られているものの、音韻との関係により、一つの音節を表現するのに多くの文字が必要となるといった分かりにくいものもあります。
日本語の入力ではローマ字入力は合理的でないということはおそらく言えるのでしょうが、それとても使っている人は、かなをローマ字に分解して、などと考えずに自動的にキーを打ってしまうということになっているのかもしれません。このあたりは、認知科学などの知識が必要だと思います。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2005/03/29 23:35