Re: キーボード(@TEA・茶・おちゃー 冷めてしまった)他1件
親指シフトに興味を持たれた方がいます。
http://blog.goo.ne.jp/misa001_2004/e/58f2f945b404cdf532e43cafaaa66b5a
最近、親指シフトキーボードというものに興味がわいた。 どんなものかなと、ネットでしらべると日本語が入力しやすいとか、興味がひかれることが書いてあった。
そうそうそうなんですよ、ぜひ使ってみませんか? みんなでサポートしますよ。以下のブログの記事のように始めた人もいます。早い者勝ち(!)です。
ローマ字から親指へ(@NAGIの小箱)
http://nagibox.air-nifty.com/nagi/2004/12/post_15.html
やじ馬の小2の娘も、自分もやりたいと言って練習し始め、強烈なライバル登場。20年も続けたローマ字から、新たにキーを覚え直すのは大変だと思う。きっとイライラすることもあるだろう。でも、これから日本語の文章をまだまだ打ち続けるのだし、長い目で見たら、ぜったいに転向してよかったと思えるはずだ。
キーボード入力を習うこと自体が初めて(だと思う)の娘さんが、合理的なやり方を練習することは、ご本人のためにも素晴らしいことだと思います。これから使う期間が長ければ長いほど、また、これまでに覚えた入力方法のしばりが少なければ少ないほど、親指シフトを覚えるコストは少なく、ベネフィットは多くなります。娘さんが親指シフトを使い続けられるような環境をなくさないことは大人の役目です。親指シフトで恩恵を受けている大人のユーザーは声を上げていく必要があります。
ローマ字入力(その他の入力方法でも同じですが)である程度快適に仕事ができていた人が親指シフトに変えるのは一番コストがかかり、ベネフィットが感じられるまでには時間がかかります。これから先どのくらい使うかも大事なポイントですが、個人的には「明日からキーボード入力をしないことが確実だったら親指シフトにするのをやめた方が良い(笑)」という言い方が良いのではないかと思っています。いずれにせよ、セールスマンの相手としては一番の難物です(笑)。
それでも、攻略方法がないかといえばそんなことはありません。コスト・ベネフィットのある程度明確な見通しがつけば、合理的に自主的な判断ができます。一度決めたことを守ろうという頑固さ(いや、忍耐強さ)も期待できます。それだからこそ、納得ができるような判断を助けるような材料が必要です。セールスマン用語では販促資料ですね。これは必ずしも数値的なものである必要はありません。使いやすさのような数値化できにくいものだったら、実際に使用したユーザーの声でも十分な材料です。
いわゆるブランド物の販売戦略は「ユーザーをセールスマンにする」ことではないかと思います。ロゴのついたバッグを町中で持ち歩く人ほど有力な宣伝はありません。親指シフトもこの戦略を使えれば使用が広がり、親指シフトを使える環境の消滅を気にすることもなくなります。だから親指シフトユーザーは声を上げてほしいのです。
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コメント
こんばんは。
> 個人的には「明日からキーボード入力をしないことが確実だったら親指シフトにするのをやめた方が良い(笑)」という言い方が良いのではないかと思っています。
私はかつてローマ字入力専門でしたが、ひょんなことがきっかけで、親指シフト入力をやってみようと思い立ちました。当時を振り返ると、すでに連日かなりの文章を打っていましたが、指を怪我したつもりでローマ字入力を一切止めて、よちよち歩きの親指シフト入力を継続しました。初めのうちは、当然効率がガタ落ちですが、辛かったのは最初の3週間ぐらいで、間もなく楽に打てるようになりました。最初の覚悟を克服すれば、意外とすんなり移行できるのではないかと思います。
投稿: あずさ | 2005/01/01 23:41
トラックバックありがとうございます。
同居人は、今日も、酒が少々入っているのに、私の実家にあるOASYS LX501でタイプ練習していました。ときおり、「授業が始まっても、こんなことしてられるだろうか……」と、ため息をついたりしながら。意気込んで始めたものの、やはりもどかしいのでしょう。
「お、すごい。速くなったじゃん」などと励ましつつ、内心では少々気の毒なような気がとがめるような思いもしていたのですが、ぎっちょんさん、あずささんの記事・コメントを読んで、少し安堵しました。辛いのは「3週間」ですよね。
自信をもって、励ましつづけましょう。
投稿: NAGI | 2005/01/02 00:25
あずささん
私の戯言ではなく、具体的な経験者の言葉として「3週間」という数字があるのはとてもありがたいことです。これも私のセールストークに使わせてもらうことにします。
「ひょんなことがきっかけで」ということが他の人にも起こるようにするためにどのようなことをすれば良いのかを考えるのも必要ですね。まずは露出を多くすることですが、なかなか思うようにはいかないのが悩みで、良いお知恵があれば歓迎です。
NAGIさん
OASYSについている練習ソフトはとても良くできたもので、これだけ見ても気合の入り方が違うなと思ったものです。NAGIさんのように温かく励ましてくれる人がいることが一番かもしれませんが、そうでなくても、この練習ソフトで十分できると思います。
世間のあちこちで眠っているOASYSを親指シフトの練習用に活用するという考えを書いたことがあるのですが、だれか賛同してくれないでしょうかね。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2005/01/02 15:22
こんばんわ。
トラックバック、ありがとうございます。
親指シフトキーボードのことを色々調べていたら
専用のキーボードが、欲しくなってしまいました。
でも、よく調べると専用キーボードは、メカニカルではないみたい・・・。
現在アテッサのキーボードで、japanist入れて、かな入力をしています。
親指シフト、慣れるまでが少し大変そうだなあと、考えています。
投稿: 未佐緒 | 2005/01/02 21:27
未佐緒さん
コメントありがとうございます。
キーボードのタッチについては個人的好みが大いにありますので、決め打ちはできないのですが、親指シフトユーザーは、軽くてクリック感のないものを好む傾向があります。昔のOASYSや、Reudo社のRboard Proシリーズなどはその代表かと思います。私も個人的には、フワフワないしフニャフニャした感じのキーボードの方が好きです。繰り返しますが、これは個人の好みが優先するものですので押しつけるつもりはまったくありません。
親指シフト(NICOLA)化するに適したキーボードの選び方
http://homepage1.nifty.com/cura/oya/key_force_fit_for_nicola.html
などが、親指シフトユーザーの平均的な声かもしれません。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2005/01/02 22:50
はじめまして。
ぎっちょんさんに励まされて、親指に転向したばかりの者です。
皆様のお教えによると、今が一番つらい時期です。これまでより、早く仕事に取り組むようにします。
負けません。
投稿: さい | 2005/01/06 11:38
さい先生
実際に親指シフトに替えられた方の経験は貴重です。セールスマンの私の重要な販促資料になります。
楽しく練習してください。続報を楽しみにしています。
投稿: 杉田伸樹(ぎっちょん) | 2005/01/07 00:37