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2004年11月の記事

2004/11/25

Re: Firefoxのことを親指シフトで(@杜・ForestPen)

forestpenさんの親指シフトへの挑戦もいよいよ進んで、親指シフトで一つの記事を書くまでになりました。
http://forestpen.exblog.jp/1355605/

じつは、今日の記事は親指シフト入力で書いてみた。途方もない時間がかかったが、書き終えると完走した気分がする。

この記事の文字数をWordで調べてみると1364字でした。親指シフトが楽だといっても結構、長い文章ですから大変ですよね。考える時間もありますから。

でも大丈夫、もう山頂は見えています。

以上、親指シフトでも短い文章を書くのに苦労している杉田でした。

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2004/11/21

Re: 親指シフトへの道、途中経過(@杜・ForestPen)

forestpenさんの親指シフトへの挑戦、2週間経ったところでの中間報告です。
http://forestpen.exblog.jp/1321906/

結論から先に言うと、「親指シフト入力は楽!」に尽きる。 ローマ字入力よりもはるかに快適に入力できる。これは、お世辞抜きで間違いない。 ただ、始めたばかりの頃は拒絶反応も結構大きいので、それなりの覚悟は必要かなと。

始めて2週間程度で「親指シフト入力は楽!」というのが分かる(forestpenさんは前に親指シフトを使っていたということはあるにせよ)のは、鋭い感覚ですね。

一般的に、親指シフトを練習し始めて、ある程度タッチタイプができるようになる、あるいは、forestpenさん(そして、ほとんどの親指シフトユーザー)が感じているような「楽!」という感じになるまで、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。

いろいろなサイトやブログを見ていてもいろいろのようです。2~3日で覚えてしまったという人もいますし、数か月かかったという人もいます。練習のし方や、キーボードによる入力自体に対する慣れと言ったことにもよるのかなと思います。

親指シフトユーザーの実態(笑)をある程度まとめてみることができるものに、田之上さんのサイトにある、親指シフト(NICOLA)動作環境アンケート
http://homepage1.nifty.com/cura/oya/oya_enq1_shushi.html
があります。これは、田之上さんが親指シフトユーザーに呼びかけて様々な質問に答えてもらった結果です。

私は常々これは大変貴重なデータの宝庫で、使い道がいろいろあるのではないかと思っています。とりあえず、考えられるのは、習得にかかった時間のデータがありますので、その分布を調べるということではないかと思っています。

少し作業をすれば良いのだと思いながらずいぶん時間が経ってしまっているので、ここで書くことにより自分に少しプレッシャーをかけます。といっても、なかなか取り掛かれないんですけどね。

その他、自分で考えているwish listとしては、
(1)親指シフトによる外国語の入力の実装
(2)Linuxでの親指シフト入力の実験
などがあります。誰かやってくれませんかね(こらこら)。

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2004/11/15

Re: スタートします(@OASYS・親指・JAPANIST)

鐵槌堂さんもブログを始めました。
http://shads.cocolog-nifty.com/from1968/2004/11/post.html

トラックバック一番ゲット!

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2004/11/14

Re: 携帯IMEの実力 by "ATOK for au" with RBK-110CN(@私的電脳快適論)他1件

このブログの前の記事のコメントでATOKのことを書いたら、かつどんさんが携帯電話に搭載されたATOKの実力について書いていたのを思い出しました。もちろん、外付けの親指シフトキーボードを接続しています。
http://katsudon.blog.ocn.ne.jp/kaitekiron/2004/09/_by_atok_for_au.html

この携帯へのキーボード入力はパソコンと比較しても遜色のない文字入力を満喫できます。

山口わごむさんのブログにある情報
http://wagomu.way-nifty.com/anbai/2004/11/_.html
によると、劇団『キャラメルボックス』のプロデューサーの加藤昌史さん(既にマックでの親指シフト使いとして有名)の本の一番最初に

「パソコン買って、まず何をした?」と。見た目にカッコいいとか、テレビも見られる等のオプションよりも、「まず入力でしょ」と。

と書いてあるそうです。

このブログの前の記事に書いた通り、文字の入力は情報機器を使う場合、およそどんな時でも必要になる技術です。それだとすれば、相手(=機械)が何であっても同じ使い勝手を望むのは自然なことであるといえます。

ところが、私が思うに、例えばパソコンでワープロソフトを使うということをどのような枠組みで考えているかというと、OSの上に日本語入力プログラムがあり、その上にアプリケーションソフトがあるということになっています。つまり、最初にOSの選択があり、その上で日本語入力プログラムを選び、そしてワープロソフトを選びます。この3者の選択は互いに独立な場合もそうでない場合もあります。例えば、ウィンドウズでは基本的にはワープロソフトと日本語入力プログラムは独立に選べます。つまり、どのような組み合わせでも良いことになります。

ワープロソフトのMSワードはウィンドウズ版とマッキントッシュ版があります。Linux版はありません。だから、MSワードから見れば対等な立場にあるのは前2つのOSだけです。

ATOKには、ウィンドウズ版もマッキントッシュ版も、Linux版もあります。ハードについても、最初に述べた通り、携帯電話にあったり、PDAにもあります。

これは、ATOKから見れば、OSの選択はまったく自由であることを意味します。ワープロソフトの選択が自由であることは既に述べました。

だとすると、ATOKは概念上はOSよりも下に位置するインフラになっているという、層の逆転が起こっているという解釈ができるのではないかと思うのです。これはある種の革命とも言えるのではないでしょうか。

ATOKという特定のプログラムを例に出しましたが、本当は加藤昌史さんのいうように、入力はどんな機械でもするのだから、日本語入力の技術こそがOSの下にあるインフラであるというのはそれほど間違った考えではないように思われます。

日本語入力の技術がインフラであると世間に認識されるためには、(1)どのようなOSでも同じ使い勝手を実現できるようにする、(2)異なった技術が対等に競争できるようにする、ことが必要です。日本語入力とOS、日本語入力とアプリケーションソフトとのインターフェースの規則がきちんと定義されていることが、この条件を保証する最低条件となります。

***
あとはおねだりとなります。

親指シフトのエミュレーション機能を持った日本語入力プログラム(例えばJapanist)をすべてのプラットフォームで実現してくれるか、ATOKのように、多くのOSに対応している日本語入力プログラムに親指シフトのエミュレーションの機能をつけてください。

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2004/11/07

Re: 悲しき親指シフト派(@佐々木譲のプッシュピン)

作家の佐々木譲さんは親指シフトユーザーです。勝谷誠彦さんの「電脳血風録」での親指シフトに関する記述は気になるようです。

http://blogs.dion.ne.jp/sasakijo/archives/203520.html

あとがきのふたりのやりとりに、「親指原理主義者」には聞き捨てならぬことが。 カ「(略)もう親指シフトなしでは、原稿が書けなくなりました」 S「一応、パソコン雑誌の連載なんですから、そのレベルに話を合わせないでください。あまりに低すぎて、かえって読者がついてこれないです」

親指シフト・ユーザーのレベルが低い? わたしとか著者はともかく、親指シフター・イコール・デバイデッドされたひと、ではないと思う。使っているキーボードと、PCスキルとはべつのものじゃないかな(たぶん)。

勝谷さんの本は、本屋でパラパラ見ただけですが、編集者のSさんのブログでの親指シフトに関する記述は、先日の本ブログでの記事
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/11/re_.html

に引用させていただきました。まあ、あんまりむきになる必要もないのですが、「親指シフトを選択するのは個人の勝手なんだから放っておいてくれ」というのが本当なんじゃないだろうかと思います。

PCスキルに関しては、親指シフトユーザーは、デファクトスタンダードという圧力をはね返して自分で環境を作らざるを得ないことが多いので、平均的なユーザーよりは高いのではないかと思います(笑)。本当は、PCのスキルが高くなくたって親指シフトが使えるようになることが、本当の意味でのIT化じゃないかと、言いふらしたいのですけどね。

編集者の方でも、私のサイトの
親指シフト語録
にある戸島國雄さんのように

親指シフトを使う物書きには、何はさておき一目置くことにしている。

と言ってくれると、頼もしいですね。

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2004/11/06

Re: 親指シフトに悪戦苦闘の予感(@杜・ForestPen)

forestpenさんは、パソコンを買い換えたのを機に昔使った親指シフトに再挑戦していますが、覚えていると思っていたのに忘れているようです。
http://forestpen.exblog.jp/1277862/

思い出そうとしても思い出せない。少しくらいは覚えているのでは、との淡い期待も見事に裏切られ、脳の中はまるでリセットされてしまったようだ。

これはこれは大変なようです。私がちょっと気になるのが、「思い出せない」ということの意味です。キーの位置に対応する文字が何であるかが分からない、ということでしたら、実は普通のことです。私も「はときいん」程度は分かりますが、ホームポジション以外になると、まったくあやふやになります。

タッチタイプの技術としては、文字を与えられた時に指をキーのどの位置に動かすか、というのが重要なので、forestpenさんがどのような状況であるかが、もう少し知りたいですね。

本ブログで前に書いた記事
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/09/re_2_1.html

で引用した、らびさんのブログ
http://opal.cocolog-nifty.com/chaos/2004/09/post_1.html
でも、「ゆびにやどるきおく」という表現で、タッチタイプという技術の特徴が書いてあります。

ですから、forestpenさんの状況がもう少し詳しく分かると良いなと思っています。forestpenさんは親指シフトキーボードを前にしたら実はすらすらと打ち始めた・・・ということかもしれない、等と勝手に夢想しています。

いつの日か、晴れて親指シフト入力とローマ字入力の両刀使いになれるのか。それとも、早々挫折の日が来るのか。 その悪戦苦闘ぶりを、時々このブログ上で発表します。

きっとすぐに昔の「ゆびにやどるきおく」を取り戻すものと勝手に応援しています。
全世界の親指シフトユーザーが注目していますよ!などとプレッシャーをかけてはいけないのかな(笑)。

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2004/11/05

Re: 親指シフトキーボード(@風の探検隊)

航空関係の著書が多いライターのKONAN ASEさんは、マイオアシスの頃からの親指シフトユーザーです。親指シフトに対する偏見にはうんざりしている、と書かれています。
http://mach.air-nifty.com/kazetan/2004/10/post_6.html

いちばん多いのは、おせっかいにも 「ローマ字入力もすぐにできるようになりますよ」 となぐさめて(?)くれる人。
そのうえで、日本語の原稿には親指シフトが最適であると確信したから愛用しているのである。

だいたい日本語でメシ食ってる編集者が、
和文入力しているライターに、
わざわざローマ字入力をすすめるなっつーの。

いまさら人にすすめるつもりはない、とは言うものの、ご自分の入力のし方に他人が介入してくることには我慢ができない様子です。

電脳血風録の著者である勝谷誠彦さんも親指シフトユーザーだそうですが、その編集担当の方も親指シフトからの転向を勧めているようです。ああ、なんということでしょう。

http://keppu.cocolog-nifty.com/s/2004/08/index.html#a0001362960


日本語入力の方法は、それを使う人が勝手に決めればいいので他人からとやかく言われる筋合いの話でないのは当然です。なぜなら、入力方法が違うことで最終成果物(文章あるいは文書ファイル)に違いが出る訳ではないからです。このことは、前にもこのブログで書きました。
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/10/re_.html

ですから、親指シフトユーザーは自信を持って親指シフトを使い続けて良いのです。問題は、少数派になってしまったことが、いずれの時か、絶滅につながるのではないかということです。将来のことは確かなことは言えません。でも、親指シフトユーザーが少しでも声をあげることにより、それを防ぐ、あるいは少なくとも遅らせることはできるのだと思います。親指シフトの恩恵を受けているのはほかならぬユーザーです。その利益を守るためにも、声を上げて欲しいなと思うのです。

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