Re: 一番安上がりな親指シフト化(@親指シフトの部屋)
ヒデボーさんが最近ゲットした安価なキーボードは親指シフトに適したキーの配列になっています。
http://oyayubishift.cocolog-nifty.com/oyayubishiftnoheya/2004/09/post_1.html
1000円未満でお手軽に親指シフトライフが楽しめる。これが一番の近道かな。
スペースキーと変換キーの境目がBの下にあるキーボードは配列的には親指シフト化しやすいのですが、そういうキーボードはなぜか安いのが多いのです。実を言うと、私も
http://www.foryou-inc.com/agent/producte/keyboard/fkc2j1.html
とか、今はなきJustyのスピーカー・マウス・キーボードのセットで1980円のとか、Aopenのスピーカー・マウス・キーボード・パームレストのセットで1380円のとか、持ってたりします。実験も兼ねて、使っていたこともあります。ソフトはJapanistでした。
使った感触は、そこそこ使えるのではないかな、というものでしたが、キータッチ等の面でやはり専用キーボードには敵わないと判断して、現在は専用キーボードに落ち着いています。
専用でないキーボードを流用するという方法を親指シフトを使いたいという人に勧めることは良い戦略かということを少し考えてみたいと思います。
ヒデボーさんが書かれているように、この方法は初期の費用が低いという利点があります。また、親指シフトがダメでもJIS仮名なり、ローマ字入力にこのキーボードを使うことができます(笑)。本当に良いかどうか分からない(少なくとも使ったことがない人にとってはそういうものでしょう)ものに多額の投資をすることには、決断としてはかなり大きなものがあります。初期費用が低くなることによりそのバリアが低くなれば親指シフトの普及にはプラスでしょう。
一方で、この方法は「メーカーのサポートが得られない」「キーボードの文字が入力される文字と合っていないのでタッチタイプが前提となる」等の不安要因もあると考えられます。こうしたことは特に初心者にとっては障壁となる可能性も高いのではないかと危惧します。
一般に、道具選びは初心者向けとプロ向けが一番難しいのではないかと思います。初心者はその道具を使えばどんなことができるのかはっきりしたイメージを持つことが難しいのです。本当は初心者こそ一番良いものを使って、その道具の可能性をしっかり理解してもらうのが良いのですが、もちろん良い道具はコストがかかります。
少し手間がかかっても、金銭的コストが低くなるソリューションは、親指シフトに入るルートの可能性を増やすという観点からは大変効果の高いものです。しかし、金銭的でないコスト(不安や疑問など)についても同時に考慮する必要があります。こうした点から、親指シフトユーザーのコミュニティーができることは大きいのではないかと考えます。親指シフトを使う時、分からない時にユーザーフォーラムや掲示板で答えてもらったことが励みになったというユーザーはたくさんいます。この思いの連鎖を広げるために親指シフトユーザーは声を上げる必要があると思います。
なんだかまとまりのない文章になってしまい失礼しました。ああもう少しすらすら思いが書けたらいいのにな。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ぎっちょんさん,トラックバックありがとうございます。
論旨は十分に解りますよ!
私も入門期はワープロOASYS専用機だったり,PC
用親指シフト専用KBでした。それが,一般のJIS配列
でキータッチの良いKBにシフトして行ったのは,ノート
PCを使い始めてからです。つまり,親指シフトキーと
変換・無変換キーの兼用タイプに慣れたらその方が打鍵
しやすくなったというのが岐路だと考えています。
それともう一つの理由。家族と共用するPCの場合は
親指シフトKBは家族に不評で,普通のにして!と嘆願
されたから(^_^;
やっぱり,初心者には親指専用KBを薦めたいですね。
投稿: ヒデボー | 2004/09/20 11:04