Re: 親指シフトのキーボード(@杜・ForestPen)
昔親指シフトを使っていたが、現在はローマ字入力の方。テレビで速記用のステノワードを見たら、親指シフトのことを思い出して、もう一度やってみようかと考え始めた様子です。
http://forestpen.exblog.jp/829974
この文章を読んでいると、親指シフトの良いところと一方で現状の厳しさ、両方が浮かび上がってくるような気がする。親指シフトだけでなく、ローマ字入力もやっている人の率直な意見で、親指シフト命!の人(私もそうかもしれないが・・・)の言うことより、論点がはっきり見えてくる。以下、読んでいて感じたこと。
なんと言っても直感的に入力できることと打鍵回数がローマ字入力よりはるかに少なくて済むこと。要するに入力がはるかに楽だということだ。 この親指シフトでかなり早く入力することができたので、かえってローマ字入力に変えたときはその遅さにがっかりしたものだ。
入力がはるかに楽、というのはまったくその通りだ。親指シフトの良さを表すのに一番適切な表現だと思う。細かなことをいうと、楽さの原因は打鍵回数だけではなく、合理的な文字配置も寄与していることはある。ローマ字入力に変えてその遅さにがっかりしたのは、入力方法を変えた当初はどうしてもあると思う。もちろん、ローマ字入力から親指シフトに変えたとしても、当初は親指シフトの方が遅いだろう。そうであっても、上記のように、変えてからかなり経つのに、そのことをいまでも言いたくなるのは、ローマ字入力の非合理性を示していないだろうか。
しかし時代はローマ字入力全盛時代。親指シフトのキーボードののことなどコンピューター関連のホームページ上でさえほとんどでてこない。それどころか、今ではもう作られていないのではとさえ思っていた。
少数派であるという事実の重さはこれだけ言えば十分だろう。昔、親指シフトを使っていた人でさえ、知りうる環境になければ、何もできないのだ。だから、親指シフトのコミュニティーはドンドン出て行って、「親指シフトがあるんだよ」ということを世間に知ってもらわないといけない。
近いうちにPCを買い換える計画もあるので。そのときにキーボードも親指シフトに変えるというのはどうだろうか。ただ気に入ったキーボードがあればの話だが…。
こういう機会を捉えられるようにしておくことが大事だ。そのためにも、私は親指シフトのセールスをしている。
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