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2004/08/28

Re: これ 親指シフト(@Think negative, act positive)他3件

携帯電話用の親指シフトキーボードを使っている人がいます。このブログも携帯電話からのポストでしょうか。
http://miyakoda.jugem.cc/?eid=70

これ、親指シフトタイプです。reudoという会社の携帯rboardってやつ。微妙にパソコン用とはちがうのだけどなれればかなり沢山の文字入力ができそうです。

◎ Macのマーク(@コンピュータ感(館))
http://koba0127.cocolog-nifty.com/computer290/2004/07/_mac.html
では、マッキントッシュのOSが新しくなったら、それまでのように快適に使用できる親指シフトの環境の構築が難しくなり、結局マッキントッシュから離れて行っている人がいます。

親指シフトの件は、OS Xより前の OS 9まではナチュラルに高速に入力できる親指シフトエミュレータがボランティアの人の手で開発されていた。全く問題なく使えていて今でも非常に感謝している。OS Xになってからは、親指シフトエミュレータは作って頂いてはいるのだが、私の高速打鍵スピードでは非常に違和感が出て、ナチュラルな感覚で使えない。贅沢だとは思うのだが、現実的にならざるを得ない。親指シフト入力は今では思考能力を妨げずに高速入力できる入力方法として、体の中にしみついてしまっている。このため、思考能力が妨げられ、ナチュラルな入力ができない親指シフトエミュレータは残念ながら採用できない。このため、次第にMacから遠のいている状況である。

シグマリオンでにこにこNICOLA(@うずら眼 - uzuraman's eye)
http://uzuraman.cocolog-nifty.com/eye/2004/07/sigmarion.html

では、うずらまんさんはポータブルのWindows CE機を親指シフトにしています。

おそらくこれより小さいNICOLAマシンはないと思います。あっても打てないと思う(^ε^;)。

私のユビキタス端末環境(@手の届く範囲だけでもなんとかしたい)
http://inter.way-nifty.com/ynb/2004/08/post_2.html
では、複数の場所から同じパソコンにアクセスするために、それぞれの場所に親指シフトが使える環境を作り、リモートデスクトップを使ってアクセスしています。

従来はリモートで親指シフト入力ができなかったので100%のパフォーマンスが出せませんでしたが、今週リモートでも親指シフトが可能となるソリューション(親指ひゅんQ)を見つけたので、完璧です。感覚としては、同じパソコンを5台設置しているような感じ。実際のソフト代は1台分ですので安上がりです。

こうしてみると、親指シフトを使いたい人は、「どんな物理的場所でも」、「どんなハードウェアでも」、「どんなソフトの環境でも」、親指シフトを使いたい、そのためには臥薪嘗胆、艱難辛苦を厭わない(すみません、またおおげさになってしまった)ことが分かる。

昔、オーディオに詳しい友人から聞いた話では、レコード再生(そういう時代だった)で良い音を出すには、「最初と最後」に金をかけるのが鉄則とのことだった。具体的には、ピックアップとスピーカーとのこと。コンピューターを使った仕事も同じことがいえるのではないかなと感じている。キーボード周辺は、人間を中心に考えると出力(最後)だし、コンピューターから見ると入力(最初)だ。どちらにしろ、重要な部分であると考えなければならない。極端な言い方をすれば、ハードやOS等で優劣が決まると考えるのは「金のかけ方を間違えている」。

ハードやOSに固執するのは産業社会の論理のような気がしてしょうがない。確かに、それらの進歩のスピードはきわめて急速だったため、それに追いつくことは競争から追い落とされないためにも必要だった。しかし、世の中のあり方が産業社会(工場)から知価社会(情場)となるにつれて、競争力の源泉となる人間の知恵の生産性を高めるためには、使いやすいインターフェースを真剣に考える必要がある。

使いやすいインターフェースは当然、人によって異なる。そうした多様な要求を包含できるシステムのあり方が、社会の強みになる。親指シフトはそうした文脈で捉えられなければいけない。


(今回は、いくつかのブログの発言をまとめて作ってみました。トラックバックもそれぞれのブログにされるように試してみました。うまくいくのか試してみないと分からないのですが、もしダメでご迷惑をかけましたらご容赦下さい。)

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コメント

こんにちは、ぎっちょんさん。トラックバックありがとうございました。携帯電話で親指シフト、というのにひかれてreudoのキーボードを買いました。

小型のCEマシンの中は、むかしのOasysPocketというマシンを超えるものが全然出てこないのが残念ですね。シグマリオン2も、キーボードの点では、タッチタイプが難しく、まだNicola化はしていません。

投稿: miyakoda | 2004/08/30 15:06

▼miyakodaさん
 僕はsigmarionをNICOLA化して使っていますが、使ってみれば、そこそこ快適です。小さいキーボードですがようは思いこみと慣れの問題だと思います。最初から否定的な目で見てしまうと粗ばかりが目立ってしまうという感じじゃないでしょうか(^ε^;)。
 どうせ他のキーボードと比較すれば使いにくいのはわかっていると。でも同じ使いにくいなら、手が勝手に動くNICOLAにしておく方がストレスを感じる量が少ないと思うんです。
 現行品ではないですがWindowsCEマシンでもオアポケを越えそうなものはありましたよ。sigmarionと同じメーカーのNECのモバイルギアシリーズです。
 キータッチはまさにオアポケそっくり。モノクロタイプは乾電池駆動できたし(これは使っていました)。カラーはsigmarionを一回り大きくした感じだったからWebブラウズもできるし、POPメールも不自由なく使えたし。ただ、売れなかった。ノートPCとの使い分けが一般ユーザにはわからなかったようですね。

投稿: うずらまん | 2004/08/30 18:03

miyakodaさん、うずらまんさん、コメントありがとうございます。

モバイル環境での親指シフトについては、このブログの8月31日の記事に引用したかつどんさんのブログの記事が参考になります。

みなさん、いろいろな考え方でいろいろな工夫をされているんですね。

投稿: 杉田伸樹 (ぎっちょん) | 2004/09/01 22:36

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