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2004年8月の記事

2004/08/31

Re: 私の電脳遍歴:キーボードへのこだわり(1)(2)(@私的電脳快適論)

かつどんさんは、1986年頃から親指シフトキーボード一筋です。
http://katsudon.blog.ocn.ne.jp/kaitekiron/2004/08/post_1.html
http://katsudon.blog.ocn.ne.jp/kaitekiron/2004/08/post_2.html

どんなにCPUやOSが変わっても、私は、富士通オリジナルの親指シフトキーボードだけは、一貫して使い続けてきたという稀有な電脳人間の一人です。

世間的な意味では確かに「稀有」だと思いますが、マンマシンインターフェースの使い手としては決して不思議ではなく、むしろ当然といっても良いくらいだと思います。私もいろんなところで言っているのですが、親指シフトの使い手はどんな環境でも使いたい、ハードやOS等は関係ないのです。

それにしても、

キーボードは、市場にある親指シフトキーボードはすべて使用した経験があり

というのはすごいですね。その経験を親指シフトコミュニティー全体で共有できるような仕掛け、新時代のナレッジマネジメントが必要ですね。

私もこのブログを通じて、親指シフト方式の快適性をも発信していきたいと思います。

親指シフトのセールス隊員誕生!ブログを通じて、連携していきたいと思います。よろしいでしょうか?

かつどんさんの最近の関心はモバイル環境での快適コンピューティングです。もちろん、親指シフトもその大事な一面です。

親指シフトキーボードを内蔵したノートパソコンが、たくさんのメーカーの中から選択するといった状況がもう待っても来てくれそうにない状況で、通常のノートパソコンキーボードで本当に親指シフトができないものだろうか?とふと思ったとき、自己流にやればいいじゃん!という軽い気持ちでキーボードと指による対話を開始したのでした。

いいですね、結局は自分のやりたいようにするのが一番です。こうした気持ちを大切にすることが知価社会における強みになると思っています。それにしても、「キーボードと指による対話」という表現はぴったりですね。こうした言葉はキーボードによる文章作成を極めた人でないと言えない、味わいのあるものです。

かつどんさんのキーボードへの気持ちが伝わるすばらしい文章で、うらやましくなりました。これからも楽しみです。

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2004/08/28

Re: これ 親指シフト(@Think negative, act positive)他3件

携帯電話用の親指シフトキーボードを使っている人がいます。このブログも携帯電話からのポストでしょうか。
http://miyakoda.jugem.cc/?eid=70

これ、親指シフトタイプです。reudoという会社の携帯rboardってやつ。微妙にパソコン用とはちがうのだけどなれればかなり沢山の文字入力ができそうです。

◎ Macのマーク(@コンピュータ感(館))
http://koba0127.cocolog-nifty.com/computer290/2004/07/_mac.html
では、マッキントッシュのOSが新しくなったら、それまでのように快適に使用できる親指シフトの環境の構築が難しくなり、結局マッキントッシュから離れて行っている人がいます。

親指シフトの件は、OS Xより前の OS 9まではナチュラルに高速に入力できる親指シフトエミュレータがボランティアの人の手で開発されていた。全く問題なく使えていて今でも非常に感謝している。OS Xになってからは、親指シフトエミュレータは作って頂いてはいるのだが、私の高速打鍵スピードでは非常に違和感が出て、ナチュラルな感覚で使えない。贅沢だとは思うのだが、現実的にならざるを得ない。親指シフト入力は今では思考能力を妨げずに高速入力できる入力方法として、体の中にしみついてしまっている。このため、思考能力が妨げられ、ナチュラルな入力ができない親指シフトエミュレータは残念ながら採用できない。このため、次第にMacから遠のいている状況である。

シグマリオンでにこにこNICOLA(@うずら眼 - uzuraman's eye)
http://uzuraman.cocolog-nifty.com/eye/2004/07/sigmarion.html

では、うずらまんさんはポータブルのWindows CE機を親指シフトにしています。

おそらくこれより小さいNICOLAマシンはないと思います。あっても打てないと思う(^ε^;)。

私のユビキタス端末環境(@手の届く範囲だけでもなんとかしたい)
http://inter.way-nifty.com/ynb/2004/08/post_2.html
では、複数の場所から同じパソコンにアクセスするために、それぞれの場所に親指シフトが使える環境を作り、リモートデスクトップを使ってアクセスしています。

従来はリモートで親指シフト入力ができなかったので100%のパフォーマンスが出せませんでしたが、今週リモートでも親指シフトが可能となるソリューション(親指ひゅんQ)を見つけたので、完璧です。感覚としては、同じパソコンを5台設置しているような感じ。実際のソフト代は1台分ですので安上がりです。

こうしてみると、親指シフトを使いたい人は、「どんな物理的場所でも」、「どんなハードウェアでも」、「どんなソフトの環境でも」、親指シフトを使いたい、そのためには臥薪嘗胆、艱難辛苦を厭わない(すみません、またおおげさになってしまった)ことが分かる。

昔、オーディオに詳しい友人から聞いた話では、レコード再生(そういう時代だった)で良い音を出すには、「最初と最後」に金をかけるのが鉄則とのことだった。具体的には、ピックアップとスピーカーとのこと。コンピューターを使った仕事も同じことがいえるのではないかなと感じている。キーボード周辺は、人間を中心に考えると出力(最後)だし、コンピューターから見ると入力(最初)だ。どちらにしろ、重要な部分であると考えなければならない。極端な言い方をすれば、ハードやOS等で優劣が決まると考えるのは「金のかけ方を間違えている」。

ハードやOSに固執するのは産業社会の論理のような気がしてしょうがない。確かに、それらの進歩のスピードはきわめて急速だったため、それに追いつくことは競争から追い落とされないためにも必要だった。しかし、世の中のあり方が産業社会(工場)から知価社会(情場)となるにつれて、競争力の源泉となる人間の知恵の生産性を高めるためには、使いやすいインターフェースを真剣に考える必要がある。

使いやすいインターフェースは当然、人によって異なる。そうした多様な要求を包含できるシステムのあり方が、社会の強みになる。親指シフトはそうした文脈で捉えられなければいけない。


(今回は、いくつかのブログの発言をまとめて作ってみました。トラックバックもそれぞれのブログにされるように試してみました。うまくいくのか試してみないと分からないのですが、もしダメでご迷惑をかけましたらご容赦下さい。)

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2004/08/24

Re: 親指シフトのキーボード(@杜・ForestPen)

昔親指シフトを使っていたが、現在はローマ字入力の方。テレビで速記用のステノワードを見たら、親指シフトのことを思い出して、もう一度やってみようかと考え始めた様子です。
http://forestpen.exblog.jp/829974

この文章を読んでいると、親指シフトの良いところと一方で現状の厳しさ、両方が浮かび上がってくるような気がする。親指シフトだけでなく、ローマ字入力もやっている人の率直な意見で、親指シフト命!の人(私もそうかもしれないが・・・)の言うことより、論点がはっきり見えてくる。以下、読んでいて感じたこと。

なんと言っても直感的に入力できることと打鍵回数がローマ字入力よりはるかに少なくて済むこと。要するに入力がはるかに楽だということだ。 この親指シフトでかなり早く入力することができたので、かえってローマ字入力に変えたときはその遅さにがっかりしたものだ。

入力がはるかに楽、というのはまったくその通りだ。親指シフトの良さを表すのに一番適切な表現だと思う。細かなことをいうと、楽さの原因は打鍵回数だけではなく、合理的な文字配置も寄与していることはある。ローマ字入力に変えてその遅さにがっかりしたのは、入力方法を変えた当初はどうしてもあると思う。もちろん、ローマ字入力から親指シフトに変えたとしても、当初は親指シフトの方が遅いだろう。そうであっても、上記のように、変えてからかなり経つのに、そのことをいまでも言いたくなるのは、ローマ字入力の非合理性を示していないだろうか。

しかし時代はローマ字入力全盛時代。親指シフトのキーボードののことなどコンピューター関連のホームページ上でさえほとんどでてこない。それどころか、今ではもう作られていないのではとさえ思っていた。

少数派であるという事実の重さはこれだけ言えば十分だろう。昔、親指シフトを使っていた人でさえ、知りうる環境になければ、何もできないのだ。だから、親指シフトのコミュニティーはドンドン出て行って、「親指シフトがあるんだよ」ということを世間に知ってもらわないといけない。

近いうちにPCを買い換える計画もあるので。そのときにキーボードも親指シフトに変えるというのはどうだろうか。ただ気に入ったキーボードがあればの話だが…。

こういう機会を捉えられるようにしておくことが大事だ。そのためにも、私は親指シフトのセールスをしている。

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2004/08/20

Re: 金ダライを落とそう。(@するめのDvorak配列奮闘記)

Dvorakの練習が進んで、かなり上達したするめさんはNicolaに移行しようかと本気で思い始めている。
http://ellis.jugem.jp/?day=20040820

本当にNicolaに移行するべきか悩んでいる、 ビバ・タイプウェルのコーナー!! 記録104.501秒 平均229.7打/分 平均0.261秒/打 ランクE ミス33回 タイムロス9.566秒 ・・・、うわぁ。 どうしよう。上達っぷりがハンパじゃない。 移行するべきかな・・・。 むー。 暇があれば・・・、って事で、どうスか? いいよね。いいんだよね。

もう泣いてもいいんだよね(違。

これがどのぐらい速いのか分からないけれども、確かに前と比べるとどんどん数字が大きくなってきているようです。
ですから、早いところ親指シフトにしちゃいましょう(悪魔の誘い)。

真面目な話、親指シフトを導入するのにどのくらい手間やコストがかかるかということを考えると、なかなか踏ん切れないところがあるのかもしれない。専用キーボードを買えば普通のものより高いし、場合によってはソフトも買わないといけない。フリーウェアでやろうといっても、インストール等を考えると気が重い。

それ以上に問題なのは、親指シフトがスムーズに打てるようになるまではこれまでの入力方法のスピードよりずっと遅いところから始めないといけない。毎日少しずつ練習するにしても、何日、何週間かかるか分からない期間に、遅い入力スピードに甘んじないといけない。これじゃたまった仕事はどうする、メールの返事はどうする。

親指シフトはよく「覚えるのは面倒だがいったん覚えてしまうと快適だ」と言われる。私もそう思ってきた。ところが、最近考え出したのは、この発言の前半のただし書きは本当か?ということだ。確かに、神田泰典さんのサイトにある
http://www.ykanda.jp/txt/txt/10a.txt
でも、親指シフトは「覚えるまでに時間がかかる」との被験者の感想が述べられている。ただ、これはあくまでもローマ字入力と比べてという話なので、実質的にそんなに大変なのかということとは少し違うような気がする。この問題については、思いついたアイデアがあり、きちんとまとまったら私のサイトにアップしようと思っている(例によっていつになるかは分からないが)。

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2004/08/17

Re: はじめてトラックバックを受けた話(@するめのDvorak配列奮闘記)

Dvorak配列練習中のするめさんから、トラックバックの仕返し(笑)がきました。親指シフトを今すぐやる気は無いようですが、特長はきちんと理解してくれています。
http://ellis.jugem.jp/?eid=24

今までは速さ重視で、と思ってましたが、コレは快適さを追求した結果なんですね。

・・・少し挑戦したくなってきた。

でも今はDvorak配列ですよ。

がんばりまっしょい。

そうそう、どんどん挑戦しましょう。でも、中学三年生(受験生?)にこんなにけしかけていいのかな、と良心が少し疼いている。だから程々にということで、Dvorakがうまくできたら、親指シフトも忘れないでねと言っておこう。

***
ここで少し、インターネットを使った情報発信、主としてブログについて、これまで使ってきての感想めいたものを書き留めておこう。

インターネットを情報発信の場として考えるといろいろな手段がある。普通の(?)ホームページを作るというのもあるし、掲示板への書き込みというのもある。掲示板でも、自分で設営するものもあるし、他の人が作ったのに書き込みをするというのもある。

ブログという形態の定義はいろいろだろうが、定義をうんぬんするより、どんなことができるかということからアプローチしてみよう。

ブログで一番特徴的なのは、トラックバックであることはおそらくブログを使った多くの人が同意することであると思う。他人の書いた記事に、何かを付け加える形で関連性を持たせた記事を書き、それが最初の発言者にも知らされるという仕組みは、議論を続けるのに適したものであろう。

それなら掲示板とどう違うのかと言われるかもしれない。それは、発言者が見えやすいかどうかということだと思う。トラックバックはブログを持っているものしかできない。ある意味では、議論への参加の敷居を高くしている。その代わりに、書いたものは自分のブログの中にとどまる。つまり、自分の責任と管理の範囲内に置くことができる。

これが掲示板との一番大きな違いだろう。ブログが急速にメディアとして注目を浴びている背景には、自分の責任の及ぶ範囲でインターネットを使った活動をしたいという、ユーザーの気持ちの現れだと思う。あえて言えば、完全に匿名の世界にも疲れてしまったということではないだろうか。

私のブログは、見て分かる通り、題名がすべてRe:で始まり、トラックバックをしている。これは私なりの計算で、ブログのトラックバックの可能性を追求してみたいというささやかな実験のつもりだ。自分が考え出したものについては、これまでのホームページを使って発表をするという分業体制を意識している。

親指シフトのユーザーは確かに少数派だが、そうした人たちがあげる声をネットワーク化していきたいという野望!を実現するのにブログという形が役に立つのではないかと思う。うまくいくかどうかは、これからのお楽しみ。どうぞ、ご支援をよろしく。

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2004/08/15

Re: 「検索文字列」(@するめのDvorak配列奮闘記)

Dvorak配列を試そうとしている人が、ネタとして親指シフトのことを少し紹介したら、結構、親指シフトからたどり着く人がいると、アクセス解析で分かったそうです。これって、もしかしたら私かもしれない。
http://ellis.jugem.jp/?eid=17

あと結構「親指シフト」で来られてる方がいます。 ちょっとした紹介だけでゴメンナサイ。 ただ話のネタにしただけでした。 ここはDvorak配列のBlogなんです。ゴメンナサイ。

このぐらいのことで、親指シフトの愛好者はひるまない(笑)。少しでもすきがあれば、どんどん自分の世界に引きずり込もうとするのです。

でも、快適な入力環境を作ろうという気持ちは親指シフトに通じるところもあるので、応援はしたいと思っています。

もともとの文章は、キーボードの配列あれこれにあり、親指シフト関係のところは、

これで日本語入力に特化したのがあったらどんなになるんだろう・・・。

あ、親指シフトか。またの名をNICOLA。
ここまで行くとマニアックさが頂点に達するけど。
なんと、日本語入力なんですが、親指でシフトを二つ操ります。
なんでも、かなり速いスピードで打てるとか。
なんとかソフト使って再現しようってツワモノのサイトがいくつかありますが、紹介はしません。ここはDvorak配列なブログですから。
まぁモノホンはキー配置はおろかキーの形から違うんですが。
流石にアレには挑戦する気が起こりません。
俺は速さを極めるんだっ!!ってストレイトクーガーな人はどーぞ。

となっています。

無粋ながら、一点だけコメントすると、親指シフトは「速さを極める」と言うよりは、「快適な入力を求める」ことが第一の目的であると、親指シフトを使っている人はだいたいがその様に考えています。もちろん、結果的には速さも出るのですが、あくまで、目指すところは快適な入力です。

指摘されているように、親指シフトを実現しようという試みは、専用キーボードを使ったり、普通のキーボードでソフト的にやろうとしたり、いろいろです。外から見ると、「何でそんなことしてまで」と思われるのでしょうが、そこはそれ、熱意の現れと思ってください。

ところで、同じ記事の中に、

このDvorak配列、確かに移動量が少ないんですよ。

左手の中列に母音が全て揃っているからだと思うんですが、
かなり使い勝手がいいんですよ。

という記述を発見。この話題でしたら、しめしめ、私のサイトにネタがあるんです。

キーボードによる文章入力の容易さ比較のための方法論試案
キーボードによる文章入力の容易さ比較のための方法論試案(2)

をご覧になれば、Dvorakが「移動量が少ない」ことが実証されています。

で、何が言いたいかというと、Dvorakが良いと思う人ならば、必ず親指シフトも良いと(少なくとも概念的には)理解できると思うのです。もっと言えば、Dvorak愛好者は親指シフト転向者予備軍!ここまで書いちゃうとみんな引いてしまうかもしれないので、これにて退散。

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2004/08/13

Re: 親指シフトウォッチ(@MakeFailed.jp)

ヒデボーさんのサイトを紹介しているブログがあったのでトラックバックしたら、すぐに返してくれた。前の記事に書いてある通り、「いいな、いいな。」と言ったら、紹介をしてくれたので、素直にうれしく思っちゃう。Taneさん、どうもありがとうございます。
http://makefailed.jp/modules/wordpress/index.php?p=123

Taneもなんとか入力が楽にならないかと、SKKやらT-CODEやらを使ってみたり(現在はEmacs + SKKで落ち着いた)、キーバインドをいじったり(前候補にCtl、無変換にAlt)しているので、こういったこだわりを持っている方々には共感してしまいます。

文字の入力の技術の違いは、最終成果物である文章からは区別ができません。私が今書いている文章でも、それが親指シフトのキーボードで書かれたのか、音声入力か、はたまたゴーストライターを使ったか、判定できる人がいたら私はお目にかかりたい。だからこそ、そうした技術に関しては個人の好みやこだわりを尊重する必要があるのです。

現在多く使われているからという理由だけで、好みの多様性を無視することは、知的生産の生産性を落としているとしか思えません。親指シフトは確かに合理的な(少なくとも今、主流で使われている方法に比べて)技術です。入力の生産性も明らかに高くなっています。ただ、その生産性だけで議論をしていては、大事なところを見落としてしまうような気がするのです。好みの多様性を活かす社会のあり方こそが創造的な知識の生産を後押しするのだと考えます。

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2004/08/11

Re: これが早い日本語入力「親指シフト」(@MakeFailed.jp)

ヒデボーさんのサイトを紹介しているブログを発見。作者の人はこんなトラックバックが来るなんて思っても見なかったんじゃないかな。でも、いいな、いいな。私のも紹介してほしいな。
http://makefailed.jp/modules/wordpress/index.php?p=76

ヒデボーさん曰く ”『親指シフトというと「入力が速いから」優れているというイメージが一部にあるようですが、これは間違いです。正しくは「入力が楽だから」優れているのです。” なのだそうです。奥が深い。

これはぜひみんなに知ってもらいたいし、人に勧める時もこういう言い方をしてほしいと思っている。問題は「入力が楽」というのをどのように説得的に言えるかだ。「入力スピードが速い」「打鍵数が少ない」というのは第一次近似として良いとしても、それだけではなかなか足りない。少しずつでも証拠を集めて、愚直に訴えていくしかないのかなと思っている。それが親指シフトコミュニティーのまずやらなければない仕事。だから、どんな機会も逃さず、出て行くしかない。自分のメディアを持てばもっといい。自分のサイトとブログを作って本当にそう思った。だからそういう人が増えてほしい。

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2004/08/08

Re: 日本語入力は日本語で(Linuxに親指シフト)(@親指シフトの部屋)

Linuxで親指シフトを、ということで、最近出た本に記事が出ています。かなりハードルは高いけれども、「思想に共鳴」して、ヒデボーさんはその本を買いました。
http://oyayubishift.cocolog-nifty.com/oyayubishiftnoheya/2004/08/linux.html

この本は私もつい買ってしまいました(^^)。で、実を言うとLinuxを入れたパソコンは既にあったりします。Turbolinux10を入れて遊んでいます。入力は、これまでは普通のJISキーボードをつないでATOK-Xでローマ字入力でした。いろいろやれば親指シフトでもできるそうなのですが、Linux自体の知識が不足していて、とてもハードルが高いのです。最近、ちょっとした事情があり、そのキーボードを富士通のKB211にしたら、今度はローマ字入力さえもできなくなりました。どうも、普通のJISキーボードとして機能しているようです。いずれにせよ、実用的なマシンとはなっていません。

こうした実用面でのハードルの高さと、ヒデボーさんの記事に引用されている、本の記事の著者の発言にある「志の高さ」のギャップをどの様に埋めたらいいのかにみんなが頭を悩ますことになる。これは親指シフトコミュニティー全体で考えないといけない問題だ。

困った経験をした人がそれを表に出すことにより、何らかの解決の糸口が見つかるかもしれない。それが積み上がっていけば大きな力にできる。だから、ユーザーのネットワークは大事なのだ。ユーザーネットワークをナレッジマネジメントの道具にすれば倒れることはない。これこそが知識社会でのビジネスモデルとなる。

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2004/08/05

Re: キーボード考(@NAbElog)

Olivettiの英文タイプ→CASIOのワープロ→東芝Rupo→富士通OASIS(親指シフト)→JIS配列→ノートパソコンの変形JIS多数→ASCII配列(US)、と使ってきて、間違いなく一番使いやすかったのが富士通が開発した親指シフトだったというのは、うれしい話。
http://d.hatena.ne.jp/angels_share/20040805

小学校の時に公民館で開催されたワープロ教室で採用されていたのが出会いですが、初日の2時間ほどでかなりすらすらと入力できるようになっていたように記憶していて、その後わが家にも導入されたのでした…。

親指シフトは覚えるのは大変だけど、一度覚えてしまえば楽になる、というのが定説だけど、これを見ると最初に覚えるのも簡単(他に比べてどうかという問題はあるが)とも言えるかもしれない。

ただ、親指シフトを始めるまでにキーボードを使うことにどれだけ慣れているかによっても違いが出てくるかもしれない。また、練習のやり方にも影響されるかもしれない。

ともあれ、この方も、現在は親指シフトを使っていないが、親指シフトを使おうと思った時に困ったことがあるとのこと。

現在、親指シフトキーボードは富士通コンポーネントからUSB対応のものが発売されているくらいだと思う(これ)。

画像を見ると分かるが、親指キーと変換・無変換が上下に並んでいるためどうしても段差をつけなければ入力の時に誤入力することになるだろうから、これ、どんなに普及してもこのままの形状ではノートパソコンに搭載されることはなさそうなのである。

この時点で、ノーパソ派の私としては問題が大きすぎる。

ノートパソコンは、キーボードが固定されているので、親指シフトを使おうとする場合は困難が大きい。しかし、親指シフトユーザーの熱意はそんな困難もものともしない(おおげさ)。だいたいは、エミュレーションソフトを使って、空白キーや変換・無変換キーを親指シフトキーに流用して、親指シフトを実現している。例えば、ヒデボーさんのサイトにはそうした工夫の数々を見ることができる。

なお、細かなことを言うと富士通コンポーネントのUSB対応のキーボードは、形こそ親指シフトキーと変換・無変換キーは別になっているが、実は右親指シフトキーと変換キー、左親指シフトキーと無変換キーはそれぞれ同じ働きをしている。だから、かなを入力したあと、漢字に変換したいという時は、変換キーを押しても右親指シフトキーを押しても、きちんと変換してくれる。

つまり、親指シフトを実現するためのキーボードは必ずしも、親指シフトキーと変換・無変換キーが別になっている必要はなく、共用することもでき、既に述べた通り、既存のノートパソコンをエミュレーションで親指シフト化する場合は共用タイプで使うことになる。

さらに言うと、特別注文になるけれど、富士通のノートパソコンの一部は親指シフト化できます。これは、きちんと親指シフトを使いやすいようにしてあります。この場合も、親指シフトキーと変換・無変換キーは共用です。

以前はそれが嫌で会社のパソコンからJIS配列キーボード外して自分の繋いでたけどさ。

キーボードに留まらず、こんな感じで日々の選択は自分の思いとは裏腹に、周りに調和するように決定されているんだろうな…、気づくか否かに関わらずね。

どんどん、会社のキーボードも親指シフトにしちゃいましょう(^_^)。思い立ったが吉日です・・・って、そんな無責任なこと言っていいのかな。

(追伸)8月7日
NABEさんのブログにトラックバックしたら、すぐにトラックバックが返ってきて、元の記事に追伸として新しい情報が書かれていた。トラックバックは新しい記事を書いてというやり方でやってきたが、新しい記事を立てるほどではない場合にはこうしたやり方も結構スマートかもしれないと思い、早速真似させてもらった。

Macのノート型となると、私はもうお手上げ。専門家におまかせします。あ、そういえば富士通コンポーネントのUSBコンパクトキーボードをつなぐという手もあったような・・・。

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